2025,11,03, Monday
東プレ、創業時の社名は東京プレス工業。
自動車用のプレス部品の製造を社業としていた会社で、今は冷凍冷蔵車の空調機では国内最大手という会社でもあります。
街中を走っているトラックなどに「Topre」や、その子会社の「Toprec」の文字を見たことがある方もいるかと思いますが、まぁそういう会社です。
そういった分野で有名な会社なのですが、それとは全く違った分野で有名な会社でもあります。
1980年代に電子機器の開発を始め金融機関向けに入力装置の製造をしていたのですが、ここで使われたのが静電容量無接点方式のスイッチ。
プレスの会社とキーボードってなかなか関連がなさそうですが、そのキーのスイッチに使われている円錐バネの加工にその技術が生きたそうで、世の中分からんもんです・・・
静電容量無接点方式とはなんぞや?
まぁ詳細はググってもらうとして、他の一般的なメンブレン式やメカニカル式にはない大きなメリットがあります。
それは文字通り「接点」を持たないためにスイッチ自体の耐久性が高く、そしてチャタリングが発生しないということ。
チャタリングとは入力時にダブって入力されてしまう不具合をいいます。
接点を持つスイッチの場合は、摩耗や異物の混入などで入力時の接点の接触が不完全になり重複して入力されてしまうことがあります。
abcと入力したのに実際はaaabbbccccccみたいになってしまう現象ですね。
私は以前FILCOというメカニカルキーボードを気に入って使っていたのですが、見事にこのチャタリングの洗礼を浴びてしまいます。
スイッチを分解して洗浄すれば直る可能性があるとのことでしたが、一つ一つ分解して清掃する気力は私にはありませんでしたw
またチャタリングの発生しているスイッチを全て新品に交換するという方法もその時点ではもはや「面倒臭い」とあきらめたわけです。
そこでこの東プレのキーボードの存在を知り、それ以来ずっと同社のコンシューマー向けキーボードのREALFORCEを使うようになりました。
まぁ今や光学式や磁気式のスイッチを採用したキーボードも出てきていますが、主にゲーマー向けの商品で私には無用ですかね・・・
そのREALFORCEですが、最初に買ったのが初代のモデルで今では「R1」と呼ばれるモデル。
その後、キートップが消えてしまったので2色成形のキーキャップを採用した「RGB」を購入。
これはこれで気に入っていたのですが、買ってまだ間もないときにスコールをぶちまけてしまい、なんと再起不能になってしまいます・・・
そこで二代目のモデルである「R2」の静音モデルを購入して5年以上使い続けてきました。
このR2ですが、レーザー刻印とはいえR1よりも印字はしっかりとしていてまだまだ使えそう。
まぁたとえよく使うキーの印字が消えたとしてもぶっちゃけ問題はありません・・・
だってよく使うキーの場所くらいは印字がなくてもどこなのか分かりますからw
だからこのR2を買い換えるなんて考えは微塵もなかったのですが・・・

何故かここにもう一つ・・・
最近発売されたばかりの「R4」です。
数年前に「R3」が発売されたときには見向きもしなかったのですが、その理由はボディの大型化でした。
せっかく「R2」でスリムになったのに何故「R3」では「R1」みたいなボディになってしまったのか・・・
無線での接続も私には不要な機能だったので買う気は全く起こりませんでした。
その後しばらくして「R2」と全く同じ姿で「R3S」がスタンダードモデルとして発売されたのですが、その違いはソフト面の違いくらいでした。
この「R3S」にブラックボディの昇華印刷モデルがあれば買っていたかもしれませんが、レーザー刻印のみだったので買うことはありませんでした・・・
そして先月、いきなり私の目に「R4」発売のニュースが飛び込んできます。
プレミアムモデル「R3」の後継機で無線・USBのハイブリッドタイプ。
ボディは「R2」のスリムでシャープなデザインを踏襲して非常にシンプルな見た目になっています。
中でも私が気になったのはブラックボディの昇華印刷モデルがあったということ。
他にもいろいろな機能があるのですが正直私にはどれも無用の長物で、これだけに3.7万円を払う価値があるのかと問われれば考えてしまいます。
しかしこれが画像に写っているということは今手元にあるということで・・・
衝動的に買ってしまった。
後悔はしていない。




さて、「R2」との比較ですが、スペックは共にテンキーありの日本語キーボードでキー荷重はオール45gです。
双方で違うところといえば、キーの質感がレーザー刻印モデルと昇華印刷モデルでは違いがあります。
キートップはマットな塗装で表面の凹凸もなくサラッとしてた「R2」ですが、「R4」は微妙な凹凸がありほんのわずかにザラッとした感触。
この程度のテクスチャーの違いは正直気になりません、どちらでもいいです。
打鍵音は双方静音モデルで大きな違いはありません。
「R1」のころはスペースキーやEnterキーなどはカチャカチャ盛大になっていたのがだいぶ静かになっていますね。
あとスペースキーの幅がちょっと変わってます。
「R2」よりもキー0,5個分くらい狭くなっており、そこだけは違和感を感じましたがこの程度ならすぐに慣れるでしょう。
さらに短かった「R1」から「RGB」に買い換えた時はしばらく慣れませんでしたけど・・・w
印字は共にかな無しなのですが「R4」はアルファベットがキートップの中央に配置されています。
一番気になっていた印字の見やすさですが、これはやはり「R3」の方が見やすいです。
「R4」はダークグレーのキーに黒印字なので、暗いところではやはり見づらいと感じます。
ただ暗いシチュエーションでも実際に使ってみて不便は感じなかったので良かったです。

実際に使う環境ではこのような感じで全く問題ありません。
REALFORCEのロゴも左下にグレー単色で印刷されており、全体的にモノトーンでシックな雰囲気が気に入ってます。
さて、無駄遣いと言われても致し方ないような買い物をしましたが、いいんです・・・
家にいるときは常に触っていると言ってもいいものですからね。
買おうかどうか迷って悩んでいるような精神状態で過ごすよりもずっといいです、はい。
自動車用のプレス部品の製造を社業としていた会社で、今は冷凍冷蔵車の空調機では国内最大手という会社でもあります。
街中を走っているトラックなどに「Topre」や、その子会社の「Toprec」の文字を見たことがある方もいるかと思いますが、まぁそういう会社です。
そういった分野で有名な会社なのですが、それとは全く違った分野で有名な会社でもあります。
1980年代に電子機器の開発を始め金融機関向けに入力装置の製造をしていたのですが、ここで使われたのが静電容量無接点方式のスイッチ。
プレスの会社とキーボードってなかなか関連がなさそうですが、そのキーのスイッチに使われている円錐バネの加工にその技術が生きたそうで、世の中分からんもんです・・・
静電容量無接点方式とはなんぞや?
まぁ詳細はググってもらうとして、他の一般的なメンブレン式やメカニカル式にはない大きなメリットがあります。
それは文字通り「接点」を持たないためにスイッチ自体の耐久性が高く、そしてチャタリングが発生しないということ。
チャタリングとは入力時にダブって入力されてしまう不具合をいいます。
接点を持つスイッチの場合は、摩耗や異物の混入などで入力時の接点の接触が不完全になり重複して入力されてしまうことがあります。
abcと入力したのに実際はaaabbbccccccみたいになってしまう現象ですね。
私は以前FILCOというメカニカルキーボードを気に入って使っていたのですが、見事にこのチャタリングの洗礼を浴びてしまいます。
スイッチを分解して洗浄すれば直る可能性があるとのことでしたが、一つ一つ分解して清掃する気力は私にはありませんでしたw
またチャタリングの発生しているスイッチを全て新品に交換するという方法もその時点ではもはや「面倒臭い」とあきらめたわけです。
そこでこの東プレのキーボードの存在を知り、それ以来ずっと同社のコンシューマー向けキーボードのREALFORCEを使うようになりました。
まぁ今や光学式や磁気式のスイッチを採用したキーボードも出てきていますが、主にゲーマー向けの商品で私には無用ですかね・・・
そのREALFORCEですが、最初に買ったのが初代のモデルで今では「R1」と呼ばれるモデル。
その後、キートップが消えてしまったので2色成形のキーキャップを採用した「RGB」を購入。
これはこれで気に入っていたのですが、買ってまだ間もないときにスコールをぶちまけてしまい、なんと再起不能になってしまいます・・・
そこで二代目のモデルである「R2」の静音モデルを購入して5年以上使い続けてきました。
このR2ですが、レーザー刻印とはいえR1よりも印字はしっかりとしていてまだまだ使えそう。
まぁたとえよく使うキーの印字が消えたとしてもぶっちゃけ問題はありません・・・
だってよく使うキーの場所くらいは印字がなくてもどこなのか分かりますからw
だからこのR2を買い換えるなんて考えは微塵もなかったのですが・・・

何故かここにもう一つ・・・
最近発売されたばかりの「R4」です。
数年前に「R3」が発売されたときには見向きもしなかったのですが、その理由はボディの大型化でした。
せっかく「R2」でスリムになったのに何故「R3」では「R1」みたいなボディになってしまったのか・・・
無線での接続も私には不要な機能だったので買う気は全く起こりませんでした。
その後しばらくして「R2」と全く同じ姿で「R3S」がスタンダードモデルとして発売されたのですが、その違いはソフト面の違いくらいでした。
この「R3S」にブラックボディの昇華印刷モデルがあれば買っていたかもしれませんが、レーザー刻印のみだったので買うことはありませんでした・・・
そして先月、いきなり私の目に「R4」発売のニュースが飛び込んできます。
プレミアムモデル「R3」の後継機で無線・USBのハイブリッドタイプ。
ボディは「R2」のスリムでシャープなデザインを踏襲して非常にシンプルな見た目になっています。
中でも私が気になったのはブラックボディの昇華印刷モデルがあったということ。
他にもいろいろな機能があるのですが正直私にはどれも無用の長物で、これだけに3.7万円を払う価値があるのかと問われれば考えてしまいます。
しかしこれが画像に写っているということは今手元にあるということで・・・
衝動的に買ってしまった。
後悔はしていない。




さて、「R2」との比較ですが、スペックは共にテンキーありの日本語キーボードでキー荷重はオール45gです。
双方で違うところといえば、キーの質感がレーザー刻印モデルと昇華印刷モデルでは違いがあります。
キートップはマットな塗装で表面の凹凸もなくサラッとしてた「R2」ですが、「R4」は微妙な凹凸がありほんのわずかにザラッとした感触。
この程度のテクスチャーの違いは正直気になりません、どちらでもいいです。
打鍵音は双方静音モデルで大きな違いはありません。
「R1」のころはスペースキーやEnterキーなどはカチャカチャ盛大になっていたのがだいぶ静かになっていますね。
あとスペースキーの幅がちょっと変わってます。
「R2」よりもキー0,5個分くらい狭くなっており、そこだけは違和感を感じましたがこの程度ならすぐに慣れるでしょう。
さらに短かった「R1」から「RGB」に買い換えた時はしばらく慣れませんでしたけど・・・w
印字は共にかな無しなのですが「R4」はアルファベットがキートップの中央に配置されています。
一番気になっていた印字の見やすさですが、これはやはり「R3」の方が見やすいです。
「R4」はダークグレーのキーに黒印字なので、暗いところではやはり見づらいと感じます。
ただ暗いシチュエーションでも実際に使ってみて不便は感じなかったので良かったです。

実際に使う環境ではこのような感じで全く問題ありません。
REALFORCEのロゴも左下にグレー単色で印刷されており、全体的にモノトーンでシックな雰囲気が気に入ってます。
さて、無駄遣いと言われても致し方ないような買い物をしましたが、いいんです・・・
家にいるときは常に触っていると言ってもいいものですからね。
買おうかどうか迷って悩んでいるような精神状態で過ごすよりもずっといいです、はい。
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