そして京都へ・・・
下関を出るとどっと疲れが出てきました。
時刻はすでに0時を回っていますし、眠たくなってきましたのでここで寝ることにしました。
朝は三ノ宮あたりで起きれば外も多少明るくなっていることでしょう・・・

Z Z z z z ~








ガタンッ
という音と揺れで目を覚ますと、時刻は6時頃・・・
ちょうど姫路を出たところでした。
あたりはまだ薄暗いのですが、次第に明るくなってきます。
三ノ宮を過ぎたあたりで洗面とトイレ・・・
おもむろにカメラを持って先頭のデッキへ歩いていきました。
7時15分、大阪に到着。
通常は7時17分着の19分発なのですが、この日は土曜日で15分着となっていました。
まぁこれは時刻表で確認して知っていたわけでして、大阪での停車時間は4分あります。
ここでようやくゆっくりと(といっても3分がいいところでしょうが・・・)EF66を撮ることが出来ます。
定刻にホームに滑り込み、ドアが開くとすぐ先頭へ・・・


本州内でのヘッドマークをまじまじと見たのは初めてですね。
「なは」と「あかつき」を上手く組み合わせてます。
個人的には九州内のヘッドマークより好きですね。
九州のはなんか別の列車みたいで・・・
「なは」のヘッドマーク自体馴染みが薄い(私が昔に乗った頃の「なは」は583系の電車でしたから)ので、とても新鮮に感じます。

そうこうしているうちに発車時刻となり、慌てて車内へ駆け込みます。
次の停車駅は新大阪~(なんか銀河鉄道999みたいだな^^;)

新大阪での停車はわずかで、あとは終点京都を目指すだけです。

そして7時53分、これまた定刻に京都駅に到着。
と同時にカメラを持った人が大勢前へ後ろへと走っていきます。
私はまだ「なは」編成の最後尾を撮っていないことに気づき、小走りに後ろへと向かいました。



これは途中で撮った「ソロ」の車体です。

酷いですね・・・
話には聞いていましたが、まさかここまで酷いとは・・・
いくら廃止になるからって、もうちょっと手入れしてあげられなかったのでしょうか・・・
他の車両はまだここまで酷くはないので、この「ソロ」だけ異様に目立ちます^^;
ちなみにこの車両は「なは」編成のものです。
「なは」はJR九州の所属で、この車両もJR九州にて改造されたものです。
ですから側面に大きく「SOLO」のロゴがある(「あかつき」編成はJR西日本の所属なのでこのロゴがありません)のが特徴なのですが、外板がボロボロでロゴも台無しです・・・


これが「なは」のお尻です(電源車のカニ24)
これは「あさかぜ」などに使われていた切妻貫通型の100番台ではなく、「はやぶさ」などで使われていたのと同じ非貫通タイプの0番台ですね。

ここで「お?」と思うかもしれませんが、「あかつき」は14系の編成なので、先日話したとおり電源車は必要ありません。
しかし「なは」の24系は電源を備えていませんので、このように端っこに電源車を連結しているわけです。

ちなみに、昔14系の電源に起因する火災事故が発生しました。
そこで、客車には電源を載せず別途電源車を連結して運行させる24系が生まれたわけです。
その24系は「あさかぜ」「はやぶさ」「富士」などにも使用され、現在では「北斗星」や「トワイライトエクスプレス」などで使用されています。
しかし24系にもデメリットはあります。
それは同じ列車でも途中分割(併結)して運転される列車には不向きだということ。
つまり、以前の「さくら」や「みずほ」などのように、肥前山口で長崎行きと佐世保行きに分かれる列車にはさらにもう一両電源車が必要になることです。
ですから、上記の列車は14系の編成となっていました。
現在の「富士・はやぶさ」も併結作業を考慮し、廃止された「さくら」の14系車両を導入してさらに24系車両も一部14系化の改造を受けて導入されています。

さて、廃止前に一度は乗っておきたい・・・
と思っていた「なはつき」に乗ることが出来ました。
ブルートレインに乗るのは約15年ぶりです。
車体こそ老朽化してはいるものの、あの音、揺れ、におい、そして真っ暗の闇夜を駆け抜けていく神秘的とも言える感覚は何も変わっていませんでした。
これに夢中になっていた子供の頃に戻った気分です^^;


名残惜しいのか最後にもう一枚^^
チラッと見えていますが、ここは0番ホーム。
昔は1番ホームだったのですが、いつだったか0番ホームに変更されました。
で、右側ホームのが2番線となっていますが、1番線もちゃんと存在します。
「なはつき」の止まっている線路と2番線の間が1番線で、プラットホームの存在しない通過線となっています。

さぁ、そろそろ改札を出ます。
するとどうでしょう・・・


新しくなった京都駅を見るのは初めてなのですが、すごいですね。


別の角度からもういっちょ。


ぽかんと口を開けて見上げていましたが、このトラスはすごいですマジで。
と、気がつくと時計は8時をとうに回っています。
腹も減ったことだし、朝マックでもするかとマックを探しに地下へ行ってみました。

するとサブウェイがあるじゃありませんか。
これまた久しぶりなので、ここで朝食を取ることにしました。

幸い喫煙席も設けられているのでコーヒーを飲みながら一服し、このあとどうするか考えます・・・
せっかく京都まで来たんだから、金閣寺と清水寺だけは行っておきたい・・・
ではどう行けばいいのか・・・

とにかくバスターミナルまで行くことにしました。
途中バスの案内所があったので、市バスの1日フリーパスを購入したのですが、その時バスの系統図と主な名所への案内が書いてあるマップをもらいました。
さすが日本屈指の観光地、気が利いてます^^

とりあえず、まずは金閣寺を見に行くことにしました。
ここはとにかく観光客が多く、出来るだけ早い時間に行った方がいいと思ったからです。
で、バスに揺られること30~40分(もっとかかったかな?)、金閣寺道で降りてすぐにそれはありました。
実はこのとき感心したのは市バスの動作です。
停車してドアが開くと自動的に車体が左に傾きます。
乗り降りがしやすいようにだと思いますが、ちょいと驚きました。
ドアが閉まるとまた自動的に平行状態になって走り出すんですが、今時のバスはすごいですね~
西鉄バスにはこんな機能あったっけ?
まぁバスも普段ほとんど乗らないためわからないんですがね^^;

早速拝観料を払い中に入ります。
時刻は9時半頃で、観光客もかなり大勢います。
そのほとんどは韓国、中国の人たちだったのですが、騒いでうるさいことうるさいこと。
と目の前に現れたのは・・・


絵はがきのようなこの光景、実物はもっと綺麗でした。
残念ながら晴れ間はわずかで時々雪もちらつくお天気。
これが青空だとよかったのですがね~


アップで見るとこんな感じ^^
このときは運良く青空が顔を覗かせてくれました.

お次はある場所へ行ったのですが、この流れ上飛ばして次へ・・・


定番中の定番である清水寺です。
さすがに京都は寒く、日中でも刺すような寒さ。
しかも雪が時折激しく降ってきて、あの長い坂を登って疲れ切った私の体に追い打ちをかけてくれます。


でも初めて見るこの光景はやはりすごいですね。
桜や紅葉の季節だともっと綺麗なんでしょう・・・

しばらく見て回ったあと、またあの坂を今度は下りていきます。
このときすでに午後3時近くになっており、そろそろ土産を買わなければ・・・
バスで河原町近辺まで行って、あちこち歩き回ってかな~り疲れました。
もう足は棒・・・

今は今でこんなことを書いていて打ち疲れましたので、清水寺に行く前の場所など残りはまた明日書きます。

では。

| 鉄道::なは・あかつき乗車記 | 22:40 | comments (0) | trackback (0) |
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