2008,03,23, Sunday

赤間駅でソニックに抜かれたあと、「はやぶさ」は一路熊本駅を目指して走り始めます。
しばらくすると多々良川の鉄橋を渡りますが、箱崎側に複数の三脚が立っています。
ここは撮影ポイントとして知られていますが、日曜日ということもあってか朝から撮りに来ている方も結構いらっしゃるようですね^^
このあとすぐ博多に到着します。
このとき、徳山から乗り込んでいた車内販売の売り子さんを発見。
販売は博多までですので、ここでコーヒーを買ってみました。
この売り子さん、結構年配な女性でして・・・
カートを重そうに押している姿が印象的でした。
その瞬間に“ブルトレの衰退”を垣間見た気がします。
私が頻繁に乗っていた時期(小中学校時代)はまだ食堂車もあり、車内販売も若い女性が行っていました。
ある時、夜中にお腹が空いてガマンが出来なくなったので食堂車に行ってみたところ、スタッフたちが営業を終えたあとの遅い夕食を食べている最中(だったと思います)
何か食べ物はないか聞いてみたところ「今日はもう終わっちゃったからな~、ゴメンね」と言われうなだれて自分のベッドに戻ったんです。
しかし、しばらくするとウェイトレスが私のあとを追いかけてきて「サンドイッチがまだあったからどうぞ」と私にくれたのです(当然代金は払いましたよ^^;)
このときの記憶は今でも鮮明に覚えています。
あのプラスチックの容器に入った安っぽいサンドイッチがあれほどおいしく感じたことはなかったですね。
そんな食堂車もかなり以前に九州ブルトレから姿を消してしまいました・・・
「日本食堂よりご案内いたします。ただいま食堂車では朝のお食事の準備が整いました。皆様のお越しを心よりお待ちいたしております。食堂車は中程○号車に・・・」なんてアナウンスがヒジョーに懐かしい^^;
な~んてことを考えている間に博多に到着しました。
今回も博多では降りずに熊本まで行くので、4,5時間後にはここ博多駅まで戻ってこなければなりません。
最終的に降りる駅を通り過ぎるというのは奇妙なもんですね^^;
博多を出ると懐かしい竹下駅を通過・・・
ガキの頃何度も訪れた竹下の客車区(現 博多運転区)
「あさかぜ」廃止以降は定位置に眠る青い寝台客車の姿はなく、寂しい限りです・・・
その後南福岡駅を通過・・・
ここは九州最大の車両基地となる南福岡電車区があり、九州各地を走る電車が多数配置されています。
昔は地味な国鉄色の電車ばかりでしたが、今や黒や白、青や赤などカラフルな電車がずらりと並んでます。
そんな車窓を眺めながら気がつくと鳥栖を出ていました・・・
そのあと久留米、大牟田と停車し、そして遂に終着駅熊本への到着アナウンスです。
そして11時49分、定刻に熊本に到着しました。
ホームであの彼としばらく話をしたのですが、彼はなんと操車場まで回送車両を見に行くそうです^^;
私はすぐにでも博多にとんぼ返りをしないと帰宅が遅くなりますので、ここで彼と別れて先に改札へ・・・
寝台券に乗車記念のハンコを押してもらい、博多への「有明」に乗るために再びホームへ・・・

それから約1時間半後に博多に到着し、14時頃過ぎに無事帰宅したのでした。
ちなみに、今回の乗車記の画像は全てPENTAX K10D+DA★16-50mmF2.8で撮ったものです。
動画はIXY DIGITAL 600で、音声はOLYMPUSのボイストレックV-41を使用しました。
外付けのストロボも持って行きましたが、使ったのは行きの熊本駅のホームだけ。
三脚はかさばるので持って行きませんでした。
このDA★16-50mm、かなり気に入りました。
ボケ味はいいとは言えませんが、色乗りはいいですね。
またその“明るさ”と手ぶれ補正の恩恵は計り知れません。
現像はシルキーピクスですが、ホワイトバランスや色に関してはほぼノータッチ(2,3枚だけ彩度を落としたものあり)で、基本的に露出とシャープの微調整のみでした。
リサイズにあたって若干シャープネスをかけ過ぎた感もありますが、まぁブログですからこれでもいいでしょう^^;
以上、これで今回の乗車記は終了です。
上り「なは」の最後を共に過ごすことが出来て大変満足しています。
これも迷惑をかけた友人たちや家族、その他お世話になった方々のおかげです。
そんな皆さんにここで御礼申し上げます。
ありがとうございました。
また長い間多くの人たちの夢を乗せて走り続けてきた「なは・あかつき」よ、ご苦労様でした。
そしてさようなら・・・

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