オートバイのこと
今まで「バイク」について幾つか書いてきましたが、全てMTB関連でした。
まぁ、自転車も「バイク」ですのでオートバイと同じカテゴリで構わないだろうと考えておりますが、今回から少し「オートバイ」について書いてみようかと思ってます・・・^^;


オートバイといえば、かつては私の「命」でした。

車の免許なんかいらねぇ!

バイクが全てじゃ!


どこへ行くにもバイクでしたね~

学生時代は東北地方に住んでいて、冬はかなりの雪が降ります。
そんな環境でも移動手段はバイクのみの生活をしておりました。
私以外にも雪道でバリバリ走っているバイク乗りは大勢いましたが、そのほぼ全てはオフ車であり、私のバイクはオンロードモデル^^;
当然周りからは「変なヤツ」と思われていたかもしれません。
しかし、「オンロードモデルで雪道走って何が悪い!」とお構いなしでしたね^^;
でかい図体でトロトロと、周りに迷惑をかけていたとも知らずに・・・


そんなバイク大好き人間の私が始めて自分で買った自動二輪は「kawasaki ゼファー400」でした。(その前にはJAZZなどにも乗っていました)
レプリカブームの去った当時はネイキッド人気の始まりで、その火付け役がゼファー400でしたね。
ホンダはCB-1からCB400SFに変わり、スズキはバンディット、ヤマハは遅れてXJRを発表。
ちなみに、このころ初めてTW200を目にしたのですが「なんだよこのリアタイヤは!カッコ悪~」とバカにしていたのですが、それから十数年、こんなにヒットするとは・・・


さてゼファー君ですが、パチンコで稼いだ金を頭金にして新車をローンで購入。
さぁマフラー換えて次は・・・とうれしくてたまらない私の目の前に、大学の友人が突然Ninja(GPZ-900R A6)に乗って現れました。
確か彼もゼファーに乗っていたはず・・・

まぁいいや、と私も乗ってみたのですが・・・


なんじゃこりゃ~!!

パワー、トルク、音、スタイル、全てが驚きでした。
ドヒョドヒョドヒョという独特のサウンドとシャープなスタイル、そして全開にしたときの加速はまるで野獣のよう。
しかもエンジンからの熱は強烈で、油圧クラッチも激重。


これがNinjaか~

と、その日から「俺も限定解除してやる」と心に決めたのでした。
そしてその年の夏休み、試験場まで通う日がやってきたのです。


当時は現在のように教習所で大型自動二輪の免許は取れませんでした。
試験場での限定解除、一発試験のみです。
思い立ってから行動に移すまで時間もなかったので、練習など一切出来ませんでした。
よって5回くらい受けてダメなら練習して再挑戦しよう・・・などと無謀な計画でした。


難しいとは聞いていましたが、実際に受けてみてこれほど緊張し、そして厳しい試験は初めてでしたね。
減点超過で即戻れの声がかかり「ハイ、さよなら」です。
これくらい大目に見てやるか・・・などといった情けは一切ありません。
しかも「そこまで見るか~」というくらい細かいところまでチェックします。
さらに、ここのコースはクランクとS字の出入り口が坂道の途中にあって、低速のため出口でバランスを崩したり、安全に大回りしたりすればもちろん減点されるといういやらしいコースです。
受験者の中には30回以上も受けている人がいて、5回で受かろうなんて無茶な話です。



しか~し!


なんと、運良くピッタリ5回で合格したんですよ~
いや~うれしかったですね~
高校、大学受験に合格したとき以上にうれしかったです、マジで^^;


「さぁ、これで乗れないバイクはないぞ!」

もうすでに次のバイク探しを始めてました。
ゼファー400もいいバイクで、長く乗るつもりだったのですが、大型バイクの味を知ってしまった以上これに乗り続けるわけにはいきません。


そして数ヶ月後、私の手元にはゼファー君が・・・
ゼファーはゼファーでも排気量は2.5倍以上。
そうです、ゼファー1100に乗り換えたのです^^


このバイク、まるで戦車のようでした。
重く、大きく、図太い音。
Ninjaと比べたら振動も少なく、非常に快適で乗りやすいバイクでした。


でした・・・

・・・

実は・・・その2週間後・・・

私の不注意で・・・

ガードレールに激突し、その縁石に乗って40m近くダイブして・・・

即廃車と相成りました・・・

体は大した怪我もなかったんですが、バイクはこの距離を飛ばされて落下、クランクケースは割れ、フレームはグニャリ、見るも無惨な姿となってしまいました・・・

この出来事はかなりショックでした。
限定解除して間もない大型ビギナーがいい気になってリッターバイクを甘く見ていたのかもしれません。

そして、その後・・・

DT50を手に入れ、雪原を走り回りながらカウンターの練習などをしてましたね。
バイクの挙動や体重移動、ブレーキングなど少しは勉強になったと思っています。


その後、250ccのバイクを譲ってもらって乗ったりもしましたが、リッターバイクの夢は捨て切れませんでした。
そして事故から1年ちょっと後、現在の愛車と出会うこととなります。


ZX-10

kawasaki ZX-10 B2 1989年モデルの北米(カリフォルニア)仕様です、ZX-10Rじゃありませんよ!。
外装に北米モデルのペットネームである「Ninja」のデカールがあり、アンダーには漢字で「忍者」とあります。
88~90年までと短命でタマ数も少なめです。
しかもその中の北米モデルはレアモデルと言ってもいいと思います。
メーターはマイル表示で内側にブルーでキロ表示もあります。
「赤白、黒銀、青白、黒白」のカラーはよく見ますが、この「黒ガンメタ」は北米モデルのみの設定のようです。
さらにB1とB2のラインの塗り分けはヨーロッパ一般モデルなどと逆になっており、私のは一見B1に見えますが北米モデルではB2なんです。


主な変更点として・・・
マフラー・・・月木デクスター+当時のレーシングサイレンサー
リアサス・・・オーリンズtype4(当時のフルアジャスタブルモデルでZZR1100C用をラボカロにてモディファイ)
Fブレーキ・・・ブレンボキャスト(今となっては旧モデル)
キャブ・・・ノーマルにダイノジェットtype3でパワーフィルター仕様
バックステップ・・・マックレーン(デクスターに換えたらブレーキペダルがどうしてもテールパイプと干渉したためバックステップを購入)

定番の別体マスターにアントライオンのレバー、A2フォームのスクリーン、Nプロジェクトのトップブリッジでパイプハンドル化、ヨシムラのデジタルマルチメーター、プログレッシブのFスプリング、チェーンとスプロケは530にコンバート、ライトスイッチを加工して装着、その他細かい物多数・・・

フルカウルだけあって高速での移動はかなり楽になりました。
またタンデムも同様で、かつては彼女(今のかみさん)とタンデムで数百キロの距離を走ることも多かったです。
そして135ps(ヨーロッパモデルは137ps)のパワーは今となってはたいしたことありませんが、私には十分です^^
こいつも私の元にやってきてすでに10年目を迎えます。
現在調子が悪く、また車を多用するようになって乗る機会もめっきり減って、車検も切れた状態です。
ノーマルパーツも多くはメーカー欠品となり、メンテにおいては危機的な状況ですが、ものすごく愛着があり手放すことは考えていませんので、いずれなんとか復活させてやろうと思ってます。



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