雲出づる国へ・・・
先週の水曜日から日曜日までの5日間、去年から計画していた家族旅行に出かけてきました。
目的地は東京ディズニーリゾート。
子供が前から行きたいと言っていたので、暑くなく寒くもないこの時期に行くことにしました。
普通は現地での時間を多く取るべく飛行機で行くんでしょうが、向こうでただ遊ぶだけってのもちょっと寂しいんで移動に関しては私も楽しめるように旅程を組んでみました。

その初日の水曜日、雨がシトシトと降り続ける中をタクシーで博多駅に向かいます。
そして「さくら548号」に乗り込み、僅か40分ほどの新山口で下車。
ここからは在来線で東京まで向かいますw




12時53分発のスーパーおき4号。
キハ187の2両編成で、2両目の指定席に乗り込みます。
気動車特有のエンジン音を轟かせながら列車は山口線~山陰線を走行して鳥取へ向けて出発です。

普通車とはいえゆとりのあるシートは結構快適です。
これなら3時間ちょっとの長旅も苦にならないでしょう・・・

しかし、途中駅から乗り込んだおばさん集団がそれをぶち壊してくれます。
おばさん集団の前に座っている客がリクライニングで休んでいたのですが、それにもお構いなくシートを回してその客のシートに思いっきりぶつけますw

「あら、あの・・・ちょっと起こしてもらえます?」

おいおいw

その客のリクライニングなんかどうでもいいおばさん連中、しばらくすると弁当を食べながらおしゃべり。
話の内容を聞いているとどうやら福岡からやってきた集団らしく、同郷の人間として恥ずかしくなります。
楽しく話をするのは良いのですが、集団が大声でしゃべりまくって甲高い声で笑うのでキンキンと耳が痛くなります。
車内放送で「他のお客様のご迷惑となりますので・・・」とアナウンスされても何食わぬ顔w
しまいには車掌に「お茶を買いたいんだけど、どこかで長時間停車しないの?」と聞き、4分停車の益田駅で猛ダッシュ。
しかしなかなか戻ってこないので車掌が慌てて迎えに行くという、まぁ迷惑この上ない客でしたw

そんなおばさんたちは回転シートを戻すこともなく浜田駅で下車し、ようやく車内は静かになりました。
そして列車は出雲市駅に到着し、私たちはここで降りました。




向かいのホームにはここ出雲市から伯備線経由で岡山に向かう「やくも」が停車中。
この旅の計画を立てた当初は、岡山からこの「やくも」を利用してここ出雲市に来ようと思っていました。
というのも、この「やくも」の一部には先頭グリーン車がパノラマ車両(出雲市側)になっている編成があり、これに乗ってみたかったからです。
しかしそのあとの連絡を考えると、ちょうどいい時間帯に出雲市に着くその編成列車がなかったため諦めました。

というわけでやむなく利用した「スーパーおき」でしたが、予想に反してなかなか快適(騒々しい乗客はいましたが)な列車でした。
山陰本線に入ってからは結構な速度で飛ばしますし、線形の悪い山口線でも乗り心地は良かったですね。
「やくも」や「スーパーいなば」などの陰陽連絡特急は、山陰地方の高速道路が整備されてくると苦戦を強いられそうですが頑張ってもらいたいものです。




さて、ここ出雲市でも雨は降り続いています。
しかもだんだん強くなってきて、小さな折りたたみ傘ではちょいと厳しい・・・
この日の夕食をと近くのそば屋まで歩いて行こうと思っていたのですが、たまらずタクシーを利用します。

「ワンメーターで申し訳ないけど、羽根屋までお願いします」と告げるとあっという間に到着。
1000円札からの釣りはチップ代わりにともらわずにタクシーを降ります。




ここが羽根屋さん。
出雲そばの有名店で、週末は行列ができるほどのお店だとか。
この日は平日の夕方で、到着した時はちょうど夕方の営業開始直後だったためまだ空いていました。




私は五色割子そば、かみさんが天ぷら割子定食、そして子供が三段の割子そばを注文。
細い麺はそばの香りがしっかり出ていて美味しい^^
また出雲そばの特徴らしい甘めのそばつゆがまた美味い^^
そしてかみさんの食べていた天ぷらも美味い^^
ヘタなそば屋で食べる天ぷらはいい加減に揚げているものも多いですが、ここの天ぷらは上手に揚げていますね。

定食にはシジミ汁に炊き込みご飯も付いていて、天ぷら割子定食の割子を五枚にしてもらえたら言うこと無しだな。

気が付くとテーブル席は満席になっていました。
その後も続々とお客さんがやってきます。
開店直後にやってきて正解でしたね・・・

美味しいそばを腹一杯頂いて店をあとにします。
外は相変わらず雨が降り続いています。

「歩いて戻るか?」と聞くのもバカらしいほど降っています。

すぐにタクシーがつかまれば良いけど・・・

と、なんとやってきましたタクシーが。

とっさに手を上げて止めたタクシーに急いで乗り込みます。

「ワンメーターで申し訳ないけど、出雲市駅までお願いします」と告げると「ハイ」と運転手が一言。
なんか雰囲気が変だなと思ったいたら、なんとこのタクシーは行きに羽根屋まで乗せてくれたタクシーでした^^;

かみさんが先にそれに気づいてアハハと笑うと運転手もへへへと苦笑いw

そしてまたもあっという間に出雲市駅に到着し「お釣りはいいですよ」というと申し訳なさそうに「すんません」とw
いやね、タクシーの運転手も「これくらいの距離歩けよ」って思ったと思うんですよね。
私もそう思いますもん。
しかし子供を連れて雨の中を歩くのって結構辛いんですよねw
そんな状況で嫌な顔一つせず乗せてくれたタクシーには感謝です。


さて、時計は午後6時過ぎ。
駅の中でお土産を見てみますが、特に気になるものはなし。
次の列車までちょいと時間がありますので、中の喫茶店で休憩します。

次第に大きなスーツケースを転がすお客が多くなってきました。
若いカップルや子供連れの家族など、観光客がゾロゾロと駅の中が賑やかになってきました。
同じ列車に乗るのか、みんな同じホームに上がって行きます。

私たちもそろそろ行かねばと、彼らのあとを付いていくようにホームに向かうのでした・・・


| 旅::東京ディズニーリゾートの旅 | 14:15 | comments (0) | trackback (0) |
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