100周年・・・
先日、数年ぶりにある冊子を購入しました・・・





そう、時刻表です。
昔は頻繁に時刻表を買っていたもんですが、今やPCやスマホでサクッと調べられるのでほぼほぼ買わなくなりました。
私が子供のころは家に何故か必ず転がっていた時刻表を捲って列車の旅を妄想していたものですw
また、巻頭にある日本全国の路線図を見て全国の県庁所在地とその駅を覚えていたので、小学生時代にはすでに白地図を埋められるようになっていましたねw

そんな時刻表ですが、特に旅の予定もないのに何故に今これを買うのか・・・
確かにこの1年でサンライズには何度も乗りました。
先月は子供と2人、サンライズで東京に行ってその日にまたサンライズで帰ってくるというバカみたいな乗り方をしたりもしました。
博多→岡山→高松→東京→琴平→岡山→博多と・・・
さすがに私は少々疲れましたが、子供は東京での日中は向こうの友達と遊びまくっていたにもかかわらず元気いっぱいで疲れ知らず。
サンライズもその「非日常的な乗り物」が楽しかったようで、次いつ乗ると?と聞いてくる始末・・・

いやあのね、今や特に週末はプラチナチケットと化しているサンライズの切符を2名分確保するのは至難の業なんよ。
個室じゃなくて寝台料金も不要なノビノビ座席でよければ取れる可能性は高いだろうけど・・・

ってな具合でサンライズには度々乗ってはいましたが、それだけのために時刻表を買う時代じゃありません。
では何故?
それは、このJTB版の時刻表がこの4月号で100周年を迎えた記念号だからです。

昔からの鉄道ファンにとって「時刻表といえばこのJTB(旧 日本交通公社)版だろ」って人は少なくないはずです。
かくいう私も人生でたった一度を除いて買ってきた時刻表は全てJTB版です。
それが100周年記念号となれば買わずにはいられませんw

ちなみにこの時刻表、JTB版と交通新聞社版の2つに大別できます。
交通新聞社版は1960年代、鉄道弘済会が出資していた弘済出版社が発行していました。
その後、交通新聞社と合併して社名も交通新聞社となって現在に至ります。
そしてかつてJRが国鉄だったころ、公式の時刻表は交通公社版でした。
その後の国鉄民営化でJRとして分社化されると弘済出版社版がJR公式の時刻表となり、駅のみどりの窓口などに置いてある時刻表も弘済出版社版に変わりました。
とまぁそんな経緯があるわけですが、国鉄時代からのファンは今でもJTB版を愛用している人は多いんですよね・・・

私も過去に数え切れないほど時刻表を買ってきましたが、今手元に残っているのはわずか数冊しかありません。
まぁ時刻表なんて「今の時刻」が重要なわけで、過去のものを持っていても意味はないのですが、いわゆる記念としていくつか保管しています。
それらをいくつか載せてみます・・・




これは2009年に発行された2冊です。
見ての通り999号と1000号とあります。
つまりJTB版の通巻999号と1000号の記念号です。
特に999号の表紙が銀河鉄道999でして、ものすごく気に入っています^^




そしてこれは日本国有鉄道が民営化されてJRになったときの最初の1冊です。
この1冊だけは交通公社版ではなく弘済出版社版になります。
とてもインパクトのある表紙が特徴ですが、発行時はまだJRになっていなかったので「JNR編集」となっており、翌月号から「JR編集」になりました。
この月の交通公社版はあまりにもフツーな感じで、このときだけはこちらを買ったわけですw
後にも先に弘済出版社版を買ったのはこの一度だけでした・・・




これは今から40年前、私が中学生の時に買ったヤツですね。
この頃はブルトレにどっぷりハマってた時期で、盆と正月は東京の祖父母宅へ「あさかぜ1.4号」に乗って行っていたものです。
その他「はやぶさ」「みずほ」「さくら」「明星・あかつき」「なは」「かいもん」「日南」など、583系も含めて寝台列車が堪らなく好きでよく乗っていました。
小学校高学年になると1人で乗せて貰えるようになりとても嬉しかったのを覚えています。
これら寝台列車が好きになったきっかけは間違いなく博多~米子間で運転していた客車の夜行列車である「急行さんべ5.6号」でしょう。
私が小学校に上がったくらいから、父親の勤める会社の社員旅行で毎年大山までスキー旅行に行っていたのですが、夜行さんべ廃止でバスに変わるまで乗っていた列車です。
一応寝台車も連結されていましたが、社員旅行ですから当然座席車・・・
12系客車のボックスシートではあったものの夜行列車の楽しさをそのときに初めて味わったわけです。

その後、高校生になると部活に没頭していたのもあり鉄道での旅は激減し、学生時代も部活とバイク中心の生活となり、主に帰省の時だけ18キッパーになるという鉄道とはちょっと距離を置いた時期でもありました。
そして社会人となり家庭も仕事も落ち着いて、若干の余裕も出てきたころ「また鉄道の旅を」と思い立つも、今やブルトレをはじめ客車の定期列車は全廃・・・
さらに寝台列車も定期列車は「サンライズ出雲・瀬戸」のみとなり、いわばこの列車が鉄道における私の最大の楽しみとなっているわけです。
しかしそのサンライズの285系電車も今年で27年経過ですか・・・
この先JRは車両を新造してまでこの列車を存続させてくれるのかどうか分かりませんし、乗れるときに少しでも多く乗っておきたいと思っています。

最後に、この時刻表以外にもまだいくつかどこかに仕舞い込んでいると思うのですが、今回載せたものは当時の列車や時刻など貴重な資料として常に手の届くところに保管しているものです。
そして時々手に取って開いてみては懐かしい思い出に浸るおっさんなのでありました・・・

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