2017,08,15, Tuesday
約半年ぶりの更新ですか・・・
仕事もプライベートも忙しくしておりなかなかキーボードを叩く余裕がありませんでした。
前回の記事のあと、かみさんの母親が一人で来福しました。
人生初の飛行機で人生初の九州の地を踏んだわけですが、天神周辺などに連れて行くととにかく「道が広いね~」「大きな建物ばっかりだね~」と驚きを隠せない様子。
その後、阿蘇に行って温泉に浸かってきたのですが、その時は季節外れの雪で九州に来てまでクソ寒い思いをさせてしまいましたw
と、その記事も書く予定だったのですが、何しろそのあとがいろいろと忙しくて・・・
子供もいろいろと習いごとが始まり、休みの日はそのお迎えや集まり事などであまりゆっくりしていられません。
そんなこんなで半年もご無沙汰していたわけですが、このたびお盆を前にまとまった休みを頂いたのでちょいと旅に出かけてきました。
出発は10日の朝。
タクシーを呼んで空港に向かいます。
今回は珍しく飛行機を利用します。
最初の目的地が出雲市なのですが、鉄道だとその日の午前中が潰れてしまいもったいないw
夜行バスなら安いし早く着くのでいいなって思ったのですが、やはりかみさんが難色を示します・・・
「夜行バス?シャワーあるの?」
トイレはあるけどシャワーなんてありませんw
それに前の日まで仕事ですから、仕事が終わってバタバタするのも嫌ってことでバスは却下。
ということで飛行機を利用することにしたのですが、今度は子供が難色を示します・・・
「飛行機?揺れるから嫌だ」
そう、すでに両手では数えられないほど飛行機に乗ってきている我が子は飛行機が大嫌い。
かつて我が子は乗り物全般大好きだったんです。
しかし何年か前、かみさんと2人で岩手に里帰りした際の飛行機が乱気流でものすごく揺れたそうなんです。
揺れたというレベルじゃなく、落ちたという感じだとか・・・
絶えず揺れている機体が突然ストンッと急降下したようになり、彼女はパニックにw
それ以降、飛行機には乗りたがりませんね。
数年前に北海道に行ったときも東京からは飛行機でなく新幹線で帰ろうと涙目で懇願されましたからねw
その時はB787だったので「大きくて新しい飛行機だから全然揺れないんだぞ」と半ば無理矢理乗せて帰ってきたのですが、それでも二度と乗りたくないと・・・
そんな彼女に「今回も飛行機で行くよ~楽しみだね~」なんて言えませんw
「近いから、1時間くらいだから」
そうやってなんとか飛行機で行くことを納得させます。
今まで乗ったこともない小さなプロペラ機だなんて口が裂けても言えませんw
ということで朝7時過ぎ、大規模改装中の福岡空港に到着。
早めに保安検査場を通過し、機内で飲み食いするものをあれこれ買い込みます。
そろそろ時間なのでと搭乗口に向かいますが、小さな飛行機なのでバスで移動・・・
途中、あちこちに駐機しているジェット機を見ては「これかな?それともあれかな?」と乗る飛行機を探す我が子・・・
「まさかあれじゃないよね?」と遙か彼方に小さく見えるサーブの340Bを指さしますw
彼女の願いもむなしく、バスはそのまさかの機体に近づいていき、ついにその前に止まります・・・
「マジで?」
「むっちゃ小さいんだけど」
ここで彼女は現実を知ります。
今まで乗ってきた飛行機の中で一番小さく、しかもプロペラ機・・・
飛行機は大きいほど揺れない、かつて私が彼女を諭したときの言葉を彼女は忘れてはいないはず。
つまり言い換えれば「小さいのは揺れる」と・・・
ジェット機では小さいから揺れるってわけではないでしょうが、飛ぶ高度の低いプロペラ機はさすがにその点不利だと思います。
しかもこの日は低気圧の影響で雲が多く、出雲は雨模様だとか・・・
しかし、ここまで来たからには引き返せません。
彼女も諦めたのか、素直にタラップを上っていきます。
中は驚くほど狭いですw
大柄な人は屈んで歩かないと頭をぶつけそう・・・
座席は一見小さく見えますが、座ってみると意外と快適でした。
シートピッチも思っていたほど狭くありません。
機体が小さいため丸い壁の傾斜がかなり圧迫感を与えますが、なぜか不思議と窮屈な思いはしません。
鉄道が好きな方には「新幹線の500系と似たような感覚」と言えば分かりやすいですかねw
シートは1+2で、荷物棚は2列席の上部にしかありません。
今回、荷物はデカいスーツケースに詰め込んで前もって初日に泊まるホテルに送ってあるため、小さなバッグのみという軽装。
車での旅と違い、手荷物はなるべく小さく少なくしたいですからね。
さて、ドアが閉まってエンジンが始動します。
この機体はエンジンが止まっているときはエアコンが効かないのか、とたんに冷風がものすごい勢いで吹き出してきます。
エンジンが唸りを上げプロペラが勢いよく回りますが、想像以上に静かです。
次々とジェット機が離陸していく中「ちょいとごめんなさいね」的にさっさと離陸していきます。
短い距離で離陸するのですが、その加速Gは体感的にジェット機よりも強く感じます。
なんかすごく楽しいんですけど・・・
滑走路の段差による突き上げも全然ありませんし、離陸もふわっと軽く浮いたあとはふわふわと浮かんでいるような感じ。
機長自らがアナウンスで「低気圧の影響で雲が多いため若干揺れることがありますが何ら問題ありません」と自信満々で語っていたのが印象的でした。
プロペラ機らしいブーンという音は感じますが、その音自体は穏やかなもので振動も感じません。
私が想像していたプロペラ機とは全然違う状況にちょっと驚きました。
重く垂れ込めていた厚い雲を抜けるとその上は青空・・・
ではなく、さらに上層には薄い雲があります。
雲と雲の間を飛んでいる感じですね。
高度がジェット機ほど高くないためか、眼下の雲の切れ目から見える陸地の映像はすごく近く感じます。
時折厚い雲に突入しているようですが、気になる揺れは一切ありません。
ふと子供の顔をうかがうとケロッとしています。
どうやら彼女の不安は吹き飛んだようです・・・
さて、定刻よりわずかに遅れているようですが、宍道湖の端っこに出雲縁結び空港が見えてきました。
出雲市の天気は雨で、かなり厚い雲に覆われています。
そのせいかなかなか着陸できず、空港の上空を何度も旋回してタイミングを見計らっているようです。
そしてついに着陸・・・
大きなショックもなくスムーズな着陸でした。
タラップを降りてサーブ340Bの全景を・・・
雨は強く降っています。
そういえば前回出雲市に来たときも雨でしたね。
あのときは出雲そばを食べてサンライズ出雲に乗るのが目的だったので雨でも構わなかったのですが、
今回はこのあと観光するので天候回復を切に願うばかりです・・・
仕事もプライベートも忙しくしておりなかなかキーボードを叩く余裕がありませんでした。
前回の記事のあと、かみさんの母親が一人で来福しました。
人生初の飛行機で人生初の九州の地を踏んだわけですが、天神周辺などに連れて行くととにかく「道が広いね~」「大きな建物ばっかりだね~」と驚きを隠せない様子。
その後、阿蘇に行って温泉に浸かってきたのですが、その時は季節外れの雪で九州に来てまでクソ寒い思いをさせてしまいましたw
と、その記事も書く予定だったのですが、何しろそのあとがいろいろと忙しくて・・・
子供もいろいろと習いごとが始まり、休みの日はそのお迎えや集まり事などであまりゆっくりしていられません。
そんなこんなで半年もご無沙汰していたわけですが、このたびお盆を前にまとまった休みを頂いたのでちょいと旅に出かけてきました。
出発は10日の朝。
タクシーを呼んで空港に向かいます。
今回は珍しく飛行機を利用します。
最初の目的地が出雲市なのですが、鉄道だとその日の午前中が潰れてしまいもったいないw
夜行バスなら安いし早く着くのでいいなって思ったのですが、やはりかみさんが難色を示します・・・
「夜行バス?シャワーあるの?」
トイレはあるけどシャワーなんてありませんw
それに前の日まで仕事ですから、仕事が終わってバタバタするのも嫌ってことでバスは却下。
ということで飛行機を利用することにしたのですが、今度は子供が難色を示します・・・
「飛行機?揺れるから嫌だ」
そう、すでに両手では数えられないほど飛行機に乗ってきている我が子は飛行機が大嫌い。
かつて我が子は乗り物全般大好きだったんです。
しかし何年か前、かみさんと2人で岩手に里帰りした際の飛行機が乱気流でものすごく揺れたそうなんです。
揺れたというレベルじゃなく、落ちたという感じだとか・・・
絶えず揺れている機体が突然ストンッと急降下したようになり、彼女はパニックにw
それ以降、飛行機には乗りたがりませんね。
数年前に北海道に行ったときも東京からは飛行機でなく新幹線で帰ろうと涙目で懇願されましたからねw
その時はB787だったので「大きくて新しい飛行機だから全然揺れないんだぞ」と半ば無理矢理乗せて帰ってきたのですが、それでも二度と乗りたくないと・・・
そんな彼女に「今回も飛行機で行くよ~楽しみだね~」なんて言えませんw
「近いから、1時間くらいだから」
そうやってなんとか飛行機で行くことを納得させます。
今まで乗ったこともない小さなプロペラ機だなんて口が裂けても言えませんw
ということで朝7時過ぎ、大規模改装中の福岡空港に到着。
早めに保安検査場を通過し、機内で飲み食いするものをあれこれ買い込みます。
そろそろ時間なのでと搭乗口に向かいますが、小さな飛行機なのでバスで移動・・・
途中、あちこちに駐機しているジェット機を見ては「これかな?それともあれかな?」と乗る飛行機を探す我が子・・・
「まさかあれじゃないよね?」と遙か彼方に小さく見えるサーブの340Bを指さしますw
彼女の願いもむなしく、バスはそのまさかの機体に近づいていき、ついにその前に止まります・・・
「マジで?」
「むっちゃ小さいんだけど」
ここで彼女は現実を知ります。
今まで乗ってきた飛行機の中で一番小さく、しかもプロペラ機・・・
飛行機は大きいほど揺れない、かつて私が彼女を諭したときの言葉を彼女は忘れてはいないはず。
つまり言い換えれば「小さいのは揺れる」と・・・
ジェット機では小さいから揺れるってわけではないでしょうが、飛ぶ高度の低いプロペラ機はさすがにその点不利だと思います。
しかもこの日は低気圧の影響で雲が多く、出雲は雨模様だとか・・・
しかし、ここまで来たからには引き返せません。
彼女も諦めたのか、素直にタラップを上っていきます。
中は驚くほど狭いですw
大柄な人は屈んで歩かないと頭をぶつけそう・・・
座席は一見小さく見えますが、座ってみると意外と快適でした。
シートピッチも思っていたほど狭くありません。
機体が小さいため丸い壁の傾斜がかなり圧迫感を与えますが、なぜか不思議と窮屈な思いはしません。
鉄道が好きな方には「新幹線の500系と似たような感覚」と言えば分かりやすいですかねw
シートは1+2で、荷物棚は2列席の上部にしかありません。
今回、荷物はデカいスーツケースに詰め込んで前もって初日に泊まるホテルに送ってあるため、小さなバッグのみという軽装。
車での旅と違い、手荷物はなるべく小さく少なくしたいですからね。
さて、ドアが閉まってエンジンが始動します。
この機体はエンジンが止まっているときはエアコンが効かないのか、とたんに冷風がものすごい勢いで吹き出してきます。
エンジンが唸りを上げプロペラが勢いよく回りますが、想像以上に静かです。
次々とジェット機が離陸していく中「ちょいとごめんなさいね」的にさっさと離陸していきます。
短い距離で離陸するのですが、その加速Gは体感的にジェット機よりも強く感じます。
なんかすごく楽しいんですけど・・・
滑走路の段差による突き上げも全然ありませんし、離陸もふわっと軽く浮いたあとはふわふわと浮かんでいるような感じ。
機長自らがアナウンスで「低気圧の影響で雲が多いため若干揺れることがありますが何ら問題ありません」と自信満々で語っていたのが印象的でした。
プロペラ機らしいブーンという音は感じますが、その音自体は穏やかなもので振動も感じません。
私が想像していたプロペラ機とは全然違う状況にちょっと驚きました。
重く垂れ込めていた厚い雲を抜けるとその上は青空・・・
ではなく、さらに上層には薄い雲があります。
雲と雲の間を飛んでいる感じですね。
高度がジェット機ほど高くないためか、眼下の雲の切れ目から見える陸地の映像はすごく近く感じます。
時折厚い雲に突入しているようですが、気になる揺れは一切ありません。
ふと子供の顔をうかがうとケロッとしています。
どうやら彼女の不安は吹き飛んだようです・・・
さて、定刻よりわずかに遅れているようですが、宍道湖の端っこに出雲縁結び空港が見えてきました。
出雲市の天気は雨で、かなり厚い雲に覆われています。
そのせいかなかなか着陸できず、空港の上空を何度も旋回してタイミングを見計らっているようです。
そしてついに着陸・・・
大きなショックもなくスムーズな着陸でした。
タラップを降りてサーブ340Bの全景を・・・
雨は強く降っています。
そういえば前回出雲市に来たときも雨でしたね。
あのときは出雲そばを食べてサンライズ出雲に乗るのが目的だったので雨でも構わなかったのですが、
今回はこのあと観光するので天候回復を切に願うばかりです・・・
2017,08,16, Wednesday
雨の降る中サーブ340Bを写真に収め、急いでターミナルビルに駆け込みます。
このあとはとりあえず出雲市駅に向かうと決めていたので、連絡バスのチケットを買ってすぐにバスに乗り込みます。
バスはちょいと古めの観光バス。
飛行機の到着が遅れていたためか、私たちよりあとのお客は待たずに出発します。
このあとすぐもう一台出るそうで、このバスは私たち3人だけ・・・
このバスを運転する初老の運転士、結構飛ばしますw
しかし古いとはいえさすが大型の観光バス、低速からトルクはモリモリですし乗り心地も抜群です^^
30分もしないうちに出雲市駅に到着しました。
さて、ここからどうするか・・・
一応出発前に2つのプランを立てておきました。
一つ目はここからすぐJRで大田市まで行ってバスで石見銀山に向かい、しばらく観光したあと出雲市に戻ってきて出雲大社に向かうプラン。
二つ目は天候不良時のプランで、石見銀山には行かずに早めに昼食を食べて出雲大社に向かうプラン。
この日は朝から雨が降っていますが、予報ではお昼頃には雨は上がる模様・・・
どうする・・・
飛行機の遅れのせいで石見銀山に向かうため乗ろうと思っていたJRの普通列車はすでに出雲市を出ています。
後発の列車で向かうとなると石見銀山に到着するのはお昼をとうに廻ってしまいます。
そこから観光して戻ってくるとなると、その後の出雲大社がちょいとキツい・・・
ということで、今回は石見銀山を諦め、二つ目のプランで行くことにします。
駅の中をちょいと散策して体を冷やしたあと、テクテク歩いて羽根屋に向かいます。
前回ここ出雲市に来たときに食べた出雲そばの老舗です。
気になる雨はほぼ上がってきており、傘がなくても大丈夫。
開店すぐのお店にはすでに多くのお客さんで埋まっていましたが、2階の座敷で割子そばを頂きます。
そしてまたテクテク歩いて出雲市駅に戻り、バスに乗って出雲大社に向かいました・・・
さすが、参道の入り口から迫力満点です。
木の鳥居(二の鳥居)をくぐって参道を歩いて行くと、それまでの蒸し暑さとは別世界。
木陰はひんやりととても気持ちいい・・・
その後、手水で清めて拝殿に向かいます。
出雲大社特有の「2礼4拍手1礼」で参拝し、グルッと1周廻ってみます。
本殿は屋根の一部しか見ることができないのが残念です・・・
雨が止んでくれたのはありがたいのですが、猛烈に蒸し暑くて日が差すと地獄ですw
3人ともすでに汗だくで、ちょいとどこかで涼みたい・・・
ということでやってきた参道を引き返し、正門前にあるお店で一休み。
できればもうちょっと周辺を散策してみようかと思ったのですが、この暑さにはかないませんw
しばらく涼んで土産物屋を見ながら戻る事にしました・・・
このあとはとりあえず出雲市駅に向かうと決めていたので、連絡バスのチケットを買ってすぐにバスに乗り込みます。
バスはちょいと古めの観光バス。
飛行機の到着が遅れていたためか、私たちよりあとのお客は待たずに出発します。
このあとすぐもう一台出るそうで、このバスは私たち3人だけ・・・
このバスを運転する初老の運転士、結構飛ばしますw
しかし古いとはいえさすが大型の観光バス、低速からトルクはモリモリですし乗り心地も抜群です^^
30分もしないうちに出雲市駅に到着しました。
さて、ここからどうするか・・・
一応出発前に2つのプランを立てておきました。
一つ目はここからすぐJRで大田市まで行ってバスで石見銀山に向かい、しばらく観光したあと出雲市に戻ってきて出雲大社に向かうプラン。
二つ目は天候不良時のプランで、石見銀山には行かずに早めに昼食を食べて出雲大社に向かうプラン。
この日は朝から雨が降っていますが、予報ではお昼頃には雨は上がる模様・・・
どうする・・・
飛行機の遅れのせいで石見銀山に向かうため乗ろうと思っていたJRの普通列車はすでに出雲市を出ています。
後発の列車で向かうとなると石見銀山に到着するのはお昼をとうに廻ってしまいます。
そこから観光して戻ってくるとなると、その後の出雲大社がちょいとキツい・・・
ということで、今回は石見銀山を諦め、二つ目のプランで行くことにします。
駅の中をちょいと散策して体を冷やしたあと、テクテク歩いて羽根屋に向かいます。
前回ここ出雲市に来たときに食べた出雲そばの老舗です。
気になる雨はほぼ上がってきており、傘がなくても大丈夫。
開店すぐのお店にはすでに多くのお客さんで埋まっていましたが、2階の座敷で割子そばを頂きます。
そしてまたテクテク歩いて出雲市駅に戻り、バスに乗って出雲大社に向かいました・・・
さすが、参道の入り口から迫力満点です。
木の鳥居(二の鳥居)をくぐって参道を歩いて行くと、それまでの蒸し暑さとは別世界。
木陰はひんやりととても気持ちいい・・・
その後、手水で清めて拝殿に向かいます。
出雲大社特有の「2礼4拍手1礼」で参拝し、グルッと1周廻ってみます。
本殿は屋根の一部しか見ることができないのが残念です・・・
雨が止んでくれたのはありがたいのですが、猛烈に蒸し暑くて日が差すと地獄ですw
3人ともすでに汗だくで、ちょいとどこかで涼みたい・・・
ということでやってきた参道を引き返し、正門前にあるお店で一休み。
できればもうちょっと周辺を散策してみようかと思ったのですが、この暑さにはかないませんw
しばらく涼んで土産物屋を見ながら戻る事にしました・・・
2017,08,17, Thursday
くっそ暑い中歩き回って、家族三人汗だくです。
私はワンショルダーのバッグを掛けていたのですが、バッグを後ろに前に入れ替えながら歩いていました。
それでも全身びっしょり。
早くホテルでシャワーを浴びたい!
ということで、出雲大社をあとにしてバスに・・・
は乗らず、しばらく歩いて南下します。
一畑電鉄の出雲大社前駅。
建物は国の登録有形文化財に指定されている貴重な物なのですが、なぜか外観を撮るのを忘れましたw
中はステンドグラスの明かり取りがいい感じです。
映画でも使用されたデハニ50型の52号車が展示保存されてます。
53号車は雲州平田駅構内に留置されており、そちら体験運転用としてしっかり動いております。
車内も全体を写したかったのですが、子連れギャラリーが多くて撮影は断念しました・・・
さて、電鉄の出雲大社前駅を出てさらに南へ歩いて行くと・・・
巨大なコンクリート製の鳥居ですが、これが出雲大社の一の鳥居です。
本来なら参拝はこの鳥居をスタートとするべきでしょうが、ここから拝殿まで結構な距離があるので一般的には先日紹介した正門の二の鳥居からスタートするようです。
高さ23m、柱の周囲6mと巨大ですが、驚くのが中央に掲げられた額の部分。
ここの大きさはなんと約6畳分だとか!
そんな鳥居を拝んでさらに南に行くと・・・
旧JR大社線の大社駅です。
明治も最後の年に生まれた駅ですが、この駅舎は大正13年に建てられた2代目の駅舎です。
そして1990年に大社線が廃止されましたが、この駅は全てそのまま保存されており、2004年に国の重要文化財に指定されました。
いいですね~
外観もすばらしいのですが、中もすばらしい。
時刻表も運賃表も廃止時のまま残されてます。
ホームにはD51も保存されていますが、屋根がなく雨ざらしなので状態はいいとは言えません・・・
さぁ、どうしても見ておきたかった大社駅も見ることができたし、そろそろホテルに行くことにします。
この旧大社駅近くのバス停からバスに乗って出雲市駅まで戻ります。
その出雲市駅のすぐ横にあるツインリーブスホテルが今夜のネグラです。
私はワンショルダーのバッグを掛けていたのですが、バッグを後ろに前に入れ替えながら歩いていました。
それでも全身びっしょり。
早くホテルでシャワーを浴びたい!
ということで、出雲大社をあとにしてバスに・・・
は乗らず、しばらく歩いて南下します。
一畑電鉄の出雲大社前駅。
建物は国の登録有形文化財に指定されている貴重な物なのですが、なぜか外観を撮るのを忘れましたw
中はステンドグラスの明かり取りがいい感じです。
映画でも使用されたデハニ50型の52号車が展示保存されてます。
53号車は雲州平田駅構内に留置されており、そちら体験運転用としてしっかり動いております。
車内も全体を写したかったのですが、子連れギャラリーが多くて撮影は断念しました・・・
さて、電鉄の出雲大社前駅を出てさらに南へ歩いて行くと・・・
巨大なコンクリート製の鳥居ですが、これが出雲大社の一の鳥居です。
本来なら参拝はこの鳥居をスタートとするべきでしょうが、ここから拝殿まで結構な距離があるので一般的には先日紹介した正門の二の鳥居からスタートするようです。
高さ23m、柱の周囲6mと巨大ですが、驚くのが中央に掲げられた額の部分。
ここの大きさはなんと約6畳分だとか!
そんな鳥居を拝んでさらに南に行くと・・・
旧JR大社線の大社駅です。
明治も最後の年に生まれた駅ですが、この駅舎は大正13年に建てられた2代目の駅舎です。
そして1990年に大社線が廃止されましたが、この駅は全てそのまま保存されており、2004年に国の重要文化財に指定されました。
いいですね~
外観もすばらしいのですが、中もすばらしい。
時刻表も運賃表も廃止時のまま残されてます。
ホームにはD51も保存されていますが、屋根がなく雨ざらしなので状態はいいとは言えません・・・
さぁ、どうしても見ておきたかった大社駅も見ることができたし、そろそろホテルに行くことにします。
この旧大社駅近くのバス停からバスに乗って出雲市駅まで戻ります。
その出雲市駅のすぐ横にあるツインリーブスホテルが今夜のネグラです。
2017,08,21, Monday
出雲大社から出雲市駅に戻ってきてすぐ横にあるツインリーブスホテルにチェックインします。
あらかじめ送っておいたスーツケースも部屋に運び入れてあり、早速シャワーを浴びて着替えます。
今回は素泊まりで、夕食は外に食べに行くことにしていますので、それまでちょいと一休み・・・
そして午後7時前にホテルを出て5分、ホテルのすぐ横にある居酒屋さんに向かいました。
ここでは島根産の「のどぐろ」料理をいろいろ頂きました。
残念ながら食べるのに夢中で画像は一切ありません・・・w
東の金目鯛、西のアカムツと呼ばれる高級魚で、そのアカムツの別名が「のどぐろ」です。
文字通り喉の奥が黒く見えることから付けられたそうですが「アカムツ」よりも「のどぐろ」のほうが名前としての知名度は高いんじゃないかな?
造り、寿司、焼き、煮、いずれも美味でした。
このお店、事前に「ホテルの近くでのどぐろを食べられるお店」で検索して予約していたのですが、まさかホテルのすぐ横にこんなお店があるとはありがたい。
ちなみに、真っ先に出てきた突き出しの「白ばい貝」の煮付けが絶品!
突き出しの時点でテンション上がっちゃいまして、もう気になった物はあれこれたらふく食べてきました^^
満足度の高い食事のあと、ちょいと早めに就寝。
翌日は(いつもより)若干早めに起きて荷物の整理をします。
このあと出雲市から列車の旅をして最終的には松江に向かうのですが、スーツケースを転がして行く気にはなれないので一畑電車の「手荷物託送サービス」を利用しました。
これは一畑電車の電鉄出雲市駅から松江しんじ湖温泉駅まで荷物を送ってくれるというサービスです。
同じようなサービスで「荷物お宿お届けサービス」というのもあり、こちらは指定のホテルまで送ってくれます。
当初こちらを利用しようと思ったのですが、取り扱う出雲市駅の観光案内所が8時30分からしか開いてないんです。
列車の出る時間までには15分ほどあるのですが、バタバタしたくないので駅までの託送サービスにしました。
荷物を詰め替え、一畑電車の電鉄出雲市駅に向かいます。
小さな窓口で荷物の託送サービスをお願いしてまたホテルに戻ります。
そして8時過ぎにホテルをチェックアウトしてJRの出雲市駅に向かいます。
列車の出発まではまだ時間がありますが、飲み物などを買い込んでホームに・・・
奥出雲おろち号。
12系客車を改造した2両の客車をディーゼル機関車のDE15が牽きます。
2両ある客車のうち1両はスハフ12を改造したスハフ13で、窓を取っ払い木製の椅子とテーブルを備え付けたいわば「トロッコ」車両。
本来は主に「お尻」だった車両ですが、車掌室を運転席に改造してヘッドライトを装備し、ちょっと変わった「顔」になってますw
もう1両は同じスハフ12のシートを簡易リクライニングにした程度の改造で冷暖房完備。
主に悪天候時などに“避難”するための控え車両です。
とはいっても天候にかかわらず指定券と同じ番号の座席がいつでも利用できます。
この列車、本来は木次線の木次~備後落合間を結んでいるのですが、週末や祝日には往路を出雲市発とした列車も設定されてます。
まさにこの日がその出雲市延長の日でした。
さて、この奥出雲おろち号ですが、前々から一度は乗ってみたいと思っていましたがなかなか実現できませんでした。
今回やっと実現できたわけですが、この列車前後の旅程で悩まされました。
その一つに備後落合での接続がすこぶる悪いということ。
広島方面なら上下線で短時間での接続が可能(とはいっても臨時列車次第w)ですが、新見方面(伯備線で松江まで)の接続は無に等しいです。
無いことはないのですが、備後落合での待ち時間が2時間以上とか何かの罰ゲームですか?
備後落合駅周辺にはコンビニはおろか自販機すらありませんw
もはや秘境駅です。
1kmほど歩けばドライブインがありますが・・・微妙な距離w
ということで、福岡→出雲市→広島→福岡(もしくはその逆)という案も考えたのですが、この時期に広島の宿を取るのは至難の業です。
終戦記念日直前ですから、駅周辺のホテルはほぼ満室。
広島では単に乗り換え地として割り切って宿泊しなければいいのですが、せっかく行くならちょっとは観光したいですよね・・・
ということで、出雲・松江をメインとした旅程を組んで間にこの列車を入れて乗ることにしました。
もう一つの悩みは、この列車はかなり人気があるということ・・・
つまり希望する日の切符が取れるかどうか、ということです。
発売日はもちろん10時打ちを依頼しましたが、なんとあえなく玉砕してしまいますw
復路は取れたのですがなんと往路が満席。
駅員曰く「この埋まり具合は恐らくツアーで押さえられてます」とのこと。
2週間くらい前に開放されるかもしれないのでチェックしてみてください、と・・・
翌日、次の日の切符も狙ったのですが、今度はなんと復路が満席。
仕方ない、宿の予約も含めて両方押さえておいてどちらか空席が出るのを期待して寸前まで待つことにしました。
その後、駅員の言ったとおりちょうど2週間前に指定券の開放があったようで無事希望日の往路が取れました。
ということで今回、初日は飛行機で出雲に向かって出雲大社を拝み、2日目に往復おろちに乗って3日目は松江観光と、ほぼ事前に検討していたとおりの内容で旅程を組むことができました。
さて、列車は定刻に出雲市駅を出発し、山陰本線を東へ走ります。
宍道駅で方向転換します。
右側の山陰本線をやってきた列車は左側の線路を通って木次線に入り、山間部をゆっくりと走って行くことになります・・・
あらかじめ送っておいたスーツケースも部屋に運び入れてあり、早速シャワーを浴びて着替えます。
今回は素泊まりで、夕食は外に食べに行くことにしていますので、それまでちょいと一休み・・・
そして午後7時前にホテルを出て5分、ホテルのすぐ横にある居酒屋さんに向かいました。
ここでは島根産の「のどぐろ」料理をいろいろ頂きました。
残念ながら食べるのに夢中で画像は一切ありません・・・w
東の金目鯛、西のアカムツと呼ばれる高級魚で、そのアカムツの別名が「のどぐろ」です。
文字通り喉の奥が黒く見えることから付けられたそうですが「アカムツ」よりも「のどぐろ」のほうが名前としての知名度は高いんじゃないかな?
造り、寿司、焼き、煮、いずれも美味でした。
このお店、事前に「ホテルの近くでのどぐろを食べられるお店」で検索して予約していたのですが、まさかホテルのすぐ横にこんなお店があるとはありがたい。
ちなみに、真っ先に出てきた突き出しの「白ばい貝」の煮付けが絶品!
突き出しの時点でテンション上がっちゃいまして、もう気になった物はあれこれたらふく食べてきました^^
満足度の高い食事のあと、ちょいと早めに就寝。
翌日は(いつもより)若干早めに起きて荷物の整理をします。
このあと出雲市から列車の旅をして最終的には松江に向かうのですが、スーツケースを転がして行く気にはなれないので一畑電車の「手荷物託送サービス」を利用しました。
これは一畑電車の電鉄出雲市駅から松江しんじ湖温泉駅まで荷物を送ってくれるというサービスです。
同じようなサービスで「荷物お宿お届けサービス」というのもあり、こちらは指定のホテルまで送ってくれます。
当初こちらを利用しようと思ったのですが、取り扱う出雲市駅の観光案内所が8時30分からしか開いてないんです。
列車の出る時間までには15分ほどあるのですが、バタバタしたくないので駅までの託送サービスにしました。
荷物を詰め替え、一畑電車の電鉄出雲市駅に向かいます。
小さな窓口で荷物の託送サービスをお願いしてまたホテルに戻ります。
そして8時過ぎにホテルをチェックアウトしてJRの出雲市駅に向かいます。
列車の出発まではまだ時間がありますが、飲み物などを買い込んでホームに・・・
奥出雲おろち号。
12系客車を改造した2両の客車をディーゼル機関車のDE15が牽きます。
2両ある客車のうち1両はスハフ12を改造したスハフ13で、窓を取っ払い木製の椅子とテーブルを備え付けたいわば「トロッコ」車両。
本来は主に「お尻」だった車両ですが、車掌室を運転席に改造してヘッドライトを装備し、ちょっと変わった「顔」になってますw
もう1両は同じスハフ12のシートを簡易リクライニングにした程度の改造で冷暖房完備。
主に悪天候時などに“避難”するための控え車両です。
とはいっても天候にかかわらず指定券と同じ番号の座席がいつでも利用できます。
この列車、本来は木次線の木次~備後落合間を結んでいるのですが、週末や祝日には往路を出雲市発とした列車も設定されてます。
まさにこの日がその出雲市延長の日でした。
さて、この奥出雲おろち号ですが、前々から一度は乗ってみたいと思っていましたがなかなか実現できませんでした。
今回やっと実現できたわけですが、この列車前後の旅程で悩まされました。
その一つに備後落合での接続がすこぶる悪いということ。
広島方面なら上下線で短時間での接続が可能(とはいっても臨時列車次第w)ですが、新見方面(伯備線で松江まで)の接続は無に等しいです。
無いことはないのですが、備後落合での待ち時間が2時間以上とか何かの罰ゲームですか?
備後落合駅周辺にはコンビニはおろか自販機すらありませんw
もはや秘境駅です。
1kmほど歩けばドライブインがありますが・・・微妙な距離w
ということで、福岡→出雲市→広島→福岡(もしくはその逆)という案も考えたのですが、この時期に広島の宿を取るのは至難の業です。
終戦記念日直前ですから、駅周辺のホテルはほぼ満室。
広島では単に乗り換え地として割り切って宿泊しなければいいのですが、せっかく行くならちょっとは観光したいですよね・・・
ということで、出雲・松江をメインとした旅程を組んで間にこの列車を入れて乗ることにしました。
もう一つの悩みは、この列車はかなり人気があるということ・・・
つまり希望する日の切符が取れるかどうか、ということです。
発売日はもちろん10時打ちを依頼しましたが、なんとあえなく玉砕してしまいますw
復路は取れたのですがなんと往路が満席。
駅員曰く「この埋まり具合は恐らくツアーで押さえられてます」とのこと。
2週間くらい前に開放されるかもしれないのでチェックしてみてください、と・・・
翌日、次の日の切符も狙ったのですが、今度はなんと復路が満席。
仕方ない、宿の予約も含めて両方押さえておいてどちらか空席が出るのを期待して寸前まで待つことにしました。
その後、駅員の言ったとおりちょうど2週間前に指定券の開放があったようで無事希望日の往路が取れました。
ということで今回、初日は飛行機で出雲に向かって出雲大社を拝み、2日目に往復おろちに乗って3日目は松江観光と、ほぼ事前に検討していたとおりの内容で旅程を組むことができました。
さて、列車は定刻に出雲市駅を出発し、山陰本線を東へ走ります。
宍道駅で方向転換します。
右側の山陰本線をやってきた列車は左側の線路を通って木次線に入り、山間部をゆっくりと走って行くことになります・・・
2017,08,27, Sunday
奥出雲おろち号は宍道駅で方向転換し、トロッコ客車が先頭となり木次線に入ります。
それまでの山陽本線とは違い線形はかなり悪く、列車は左右に揺さぶられながらゆっくりと進んでいきます・・・
この木次線は2001年に自動閉塞化されるまで、JR西日本に残る最後のタブレット閉塞路線でした。
私が子供の頃に祖父母の家まで行くのによく利用していた筑肥線もタブレットを持った駅員をよく見かけましたね。
ホームの端にあった鉄の棒で渦を巻いた奇妙な形のタブレット受器も鮮明に覚えています。
そんなローカル線を沿線の樹木の葉っぱに車体を叩かれ、ゴトゴトと揺られながらゆっくりと中国山地に向かって走って行きます。
この日は小雨が降ったり止んだりで、木々の枝葉は濡れています。
その濡れた枝葉で車体側面が叩かれるわけですが、この列車は窓のないトロッコ車両・・・
当然豪快な水しぶきを浴びることになります。
ロケーションの事もあり敢えて進行方向右側を取っていた私は幸いにしてその水しぶきを浴びることはあまりありませんでしたが、
多くが山側になる左側のお客さんは注意が必要ですw
木次駅に到着。
この列車が出雲市延長日ではないときの本来の始発駅です。
この画像の反対になる北側には木次鉄道部があり、留置線には木次線を走行する列車の車庫もあります。
おろち号の車両も普段はこの車庫に留置されています。
木次駅を出るとまた山間部に入っていきます。
車内販売では木次乳業の牛乳も販売していますが、こちら九州では一部のスーパーでも取り扱っているのであまり新鮮さはありませんw
途中の駅で乗り込んできた売り子さんから買った仁多牛弁当はおいしかったですね。
まだ暖かくて柔らかい牛肉とほんのり甘いタマネギ、しつこくない味付けが気に入りました。
また亀嵩駅や八川駅では有名なそば弁当を買うこともできますが、出雲そばは出雲入りしたときに食べたので今回は見送りました。
車内照明はマリンランプのような白熱灯で、トンネルに入って車内が暗くなると中央付近に飾られているヤマタノオロチが浮かび上がります。
列車は出雲坂根駅に到着。
ここでは若干停車時間が長めですので、ホームに降りて散策。
ホーム横には延命水という有名な湧き水を自由に頂くことができますし、おいしい焼き鳥もその場で焼いてくれますのでおすすめ。
このあと列車は国内には3路線4ヶ所にしかない3段式(Z型)のスイッチバックで山を登っていきます。
その4ヶ所とはこの出雲坂根駅と肥薩線の大畑駅、真幸駅、そして豊肥本線の立野駅です。
4ヶ所中3ヶ所が九州なんですね・・・
大畑と真幸は昔乗ったブルトレのリバイバル列車で経験済みです。
特に大畑駅のループ線と組み合わされたスイッチバックは圧巻でした。
残念ながら立野のスイッチバックは未経験です。
南阿蘇鉄道のトロッコ列車に乗るため立野駅には行きましたが車だったんで、いつか九州横断特急で体験したいと思っていたのですが・・・
去年の大地震で甚大な被害が出て、豊肥本線は肥後大津~阿蘇間が不通となって復旧の見通しはまだ立っていません。
ななつ星をはじめ観光列車にも影響が及んでいますし、なんとか復旧してくれることを祈っています。
九州以外で唯一の三段式スイッチバック駅であるここ出雲坂根でおろち号は方向転換し、バックで急坂を登っていきます。
しばらく登ったあと、もう一度方向転換して登っていくと・・・
生い茂る木々の隙間から眼下に出雲坂根駅が確認できます。
こうやって列車はJR西日本の駅で一番高い場所にある三井野原駅まで160mあまりを必死に登っていくわけです・・・
ちなみに日本最大のスイッチバックと呼ばれるのは豊肥本線の立野駅のスイッチバックで、隣の赤水駅との標高差は約190mとのこと。
国道314号線の奥出雲おろちループと、その先にある三井野原大橋が見えます。
このループ橋のおかげで道路交通の便は格段によくなり、陰陽連絡という使命は完全に鉄道から道路にバトンタッチされたと言えるでしょう。
しかしこの道路、通行量はお世辞にも多いとは言えません。
道路事情が格段によくなったわけですが、周辺地域は過疎化と高齢化。
仕方ないのかなぁ・・・
さて、いよいよ列車は終点備後落合駅に到着です。
ここは芸備線の駅ですが木次線の終点でもあります。
昔は急行列車も運転され、重要拠点駅でした。
ですから当然大勢の職員が配置され、広い構内では入れ替え作業などで賑わっていたそうです。
しかしその後優等列車も廃止され、今や無人駅となっています。
駅前にはコンビニはおろか自動販売機すらありません。
約1kmほど先に「ドライブイン落合」というお店があるのですが、そこまで歩いて行くしかありません。
初日の記事で書いたとおり、ここで新見方面の列車を2時間待つのは拷問とも言えます。
三次方面は臨時列車がすぐ連絡していて、この日もおろち号から降りたお客はほとんどその臨時列車に乗っていきました。
しかし私たちは三次方面に用はないわけで、結局おろち号でまた戻る事にしたのです。
しばらくすると三次方面から列車がやってきました。
降りたお客はほぼ全てここからおろち号に乗るお客でしょうw
当駅到着から出発まで20分ほどですが、すでに大勢のお客さんが乗り込んでいます。
どうやら団体のお客もいるようで、往路よりもなんだか賑やかでした・・・
復路に関しては特に何も書くことはありません。
来たときと同じですからw
ただこの帰りの車中では思いがけない人に出会いました。
帰りは主にクーラーの効いた控え車にいたのですが、ある時声を掛けられます・・・
「すみません、もしかして福岡の・・・?」
ああ!
なんでこんなところにいるんですか?
ええ~?
ってな感じでね、昔の同僚で今は別の支店に勤務する方とバッタリ出会ったのです。
話を伺うと、彼はこの木次線が大好きで年に何度も訪れているそうです。
しかもただ好きってだけではないようで、後々ここに移住しようと計画をしているらしく、こちらでの仕事もある程度目星がついているとのこと。
この辺で知り合った人たちも大勢いて、いろいろとお世話になっているみたいでした。
移住の話も本気のようでして、まだ独身だし思い切ったことに挑戦するのもいいでしょう。
頑張って!
知り合いのところに寄っていく、と八川駅で降りた彼を見送り、列車はいつの間にか木次駅に到着します。
木次駅で乗り換え宍道駅で特急「やくも」に乗り換えます。
僅かな時間なのですが、結構疲れているし、蒸し暑いし、特急料金なんて気にしてられませんw
空はあいにく曇り空。
雨こそ降ってはいませんが、宍道湖の上にはどんよりとした雲がかかっています。
天気がよければここは見事な夕日が見られるんだろうに、まぁ仕方ありません・・・
松江駅で降りてバスに乗り、一畑電車の松江しんじ湖温泉駅に向かいます。
託送サービスをお願いしていた荷物を受け取り、ホテルへ・・・
この日の宿は松江しんじ湖温泉駅から歩いてすぐのホテル一畑。
レイクビューの部屋ですが、この天気じゃ夕日なんて期待できませんので適当に飯でも食いに行きました・・・
それまでの山陽本線とは違い線形はかなり悪く、列車は左右に揺さぶられながらゆっくりと進んでいきます・・・
この木次線は2001年に自動閉塞化されるまで、JR西日本に残る最後のタブレット閉塞路線でした。
私が子供の頃に祖父母の家まで行くのによく利用していた筑肥線もタブレットを持った駅員をよく見かけましたね。
ホームの端にあった鉄の棒で渦を巻いた奇妙な形のタブレット受器も鮮明に覚えています。
そんなローカル線を沿線の樹木の葉っぱに車体を叩かれ、ゴトゴトと揺られながらゆっくりと中国山地に向かって走って行きます。
この日は小雨が降ったり止んだりで、木々の枝葉は濡れています。
その濡れた枝葉で車体側面が叩かれるわけですが、この列車は窓のないトロッコ車両・・・
当然豪快な水しぶきを浴びることになります。
ロケーションの事もあり敢えて進行方向右側を取っていた私は幸いにしてその水しぶきを浴びることはあまりありませんでしたが、
多くが山側になる左側のお客さんは注意が必要ですw
木次駅に到着。
この列車が出雲市延長日ではないときの本来の始発駅です。
この画像の反対になる北側には木次鉄道部があり、留置線には木次線を走行する列車の車庫もあります。
おろち号の車両も普段はこの車庫に留置されています。
木次駅を出るとまた山間部に入っていきます。
車内販売では木次乳業の牛乳も販売していますが、こちら九州では一部のスーパーでも取り扱っているのであまり新鮮さはありませんw
途中の駅で乗り込んできた売り子さんから買った仁多牛弁当はおいしかったですね。
まだ暖かくて柔らかい牛肉とほんのり甘いタマネギ、しつこくない味付けが気に入りました。
また亀嵩駅や八川駅では有名なそば弁当を買うこともできますが、出雲そばは出雲入りしたときに食べたので今回は見送りました。
車内照明はマリンランプのような白熱灯で、トンネルに入って車内が暗くなると中央付近に飾られているヤマタノオロチが浮かび上がります。
列車は出雲坂根駅に到着。
ここでは若干停車時間が長めですので、ホームに降りて散策。
ホーム横には延命水という有名な湧き水を自由に頂くことができますし、おいしい焼き鳥もその場で焼いてくれますのでおすすめ。
このあと列車は国内には3路線4ヶ所にしかない3段式(Z型)のスイッチバックで山を登っていきます。
その4ヶ所とはこの出雲坂根駅と肥薩線の大畑駅、真幸駅、そして豊肥本線の立野駅です。
4ヶ所中3ヶ所が九州なんですね・・・
大畑と真幸は昔乗ったブルトレのリバイバル列車で経験済みです。
特に大畑駅のループ線と組み合わされたスイッチバックは圧巻でした。
残念ながら立野のスイッチバックは未経験です。
南阿蘇鉄道のトロッコ列車に乗るため立野駅には行きましたが車だったんで、いつか九州横断特急で体験したいと思っていたのですが・・・
去年の大地震で甚大な被害が出て、豊肥本線は肥後大津~阿蘇間が不通となって復旧の見通しはまだ立っていません。
ななつ星をはじめ観光列車にも影響が及んでいますし、なんとか復旧してくれることを祈っています。
九州以外で唯一の三段式スイッチバック駅であるここ出雲坂根でおろち号は方向転換し、バックで急坂を登っていきます。
しばらく登ったあと、もう一度方向転換して登っていくと・・・
生い茂る木々の隙間から眼下に出雲坂根駅が確認できます。
こうやって列車はJR西日本の駅で一番高い場所にある三井野原駅まで160mあまりを必死に登っていくわけです・・・
ちなみに日本最大のスイッチバックと呼ばれるのは豊肥本線の立野駅のスイッチバックで、隣の赤水駅との標高差は約190mとのこと。
国道314号線の奥出雲おろちループと、その先にある三井野原大橋が見えます。
このループ橋のおかげで道路交通の便は格段によくなり、陰陽連絡という使命は完全に鉄道から道路にバトンタッチされたと言えるでしょう。
しかしこの道路、通行量はお世辞にも多いとは言えません。
道路事情が格段によくなったわけですが、周辺地域は過疎化と高齢化。
仕方ないのかなぁ・・・
さて、いよいよ列車は終点備後落合駅に到着です。
ここは芸備線の駅ですが木次線の終点でもあります。
昔は急行列車も運転され、重要拠点駅でした。
ですから当然大勢の職員が配置され、広い構内では入れ替え作業などで賑わっていたそうです。
しかしその後優等列車も廃止され、今や無人駅となっています。
駅前にはコンビニはおろか自動販売機すらありません。
約1kmほど先に「ドライブイン落合」というお店があるのですが、そこまで歩いて行くしかありません。
初日の記事で書いたとおり、ここで新見方面の列車を2時間待つのは拷問とも言えます。
三次方面は臨時列車がすぐ連絡していて、この日もおろち号から降りたお客はほとんどその臨時列車に乗っていきました。
しかし私たちは三次方面に用はないわけで、結局おろち号でまた戻る事にしたのです。
しばらくすると三次方面から列車がやってきました。
降りたお客はほぼ全てここからおろち号に乗るお客でしょうw
当駅到着から出発まで20分ほどですが、すでに大勢のお客さんが乗り込んでいます。
どうやら団体のお客もいるようで、往路よりもなんだか賑やかでした・・・
復路に関しては特に何も書くことはありません。
来たときと同じですからw
ただこの帰りの車中では思いがけない人に出会いました。
帰りは主にクーラーの効いた控え車にいたのですが、ある時声を掛けられます・・・
「すみません、もしかして福岡の・・・?」
ああ!
なんでこんなところにいるんですか?
ええ~?
ってな感じでね、昔の同僚で今は別の支店に勤務する方とバッタリ出会ったのです。
話を伺うと、彼はこの木次線が大好きで年に何度も訪れているそうです。
しかもただ好きってだけではないようで、後々ここに移住しようと計画をしているらしく、こちらでの仕事もある程度目星がついているとのこと。
この辺で知り合った人たちも大勢いて、いろいろとお世話になっているみたいでした。
移住の話も本気のようでして、まだ独身だし思い切ったことに挑戦するのもいいでしょう。
頑張って!
知り合いのところに寄っていく、と八川駅で降りた彼を見送り、列車はいつの間にか木次駅に到着します。
木次駅で乗り換え宍道駅で特急「やくも」に乗り換えます。
僅かな時間なのですが、結構疲れているし、蒸し暑いし、特急料金なんて気にしてられませんw
空はあいにく曇り空。
雨こそ降ってはいませんが、宍道湖の上にはどんよりとした雲がかかっています。
天気がよければここは見事な夕日が見られるんだろうに、まぁ仕方ありません・・・
松江駅で降りてバスに乗り、一畑電車の松江しんじ湖温泉駅に向かいます。
託送サービスをお願いしていた荷物を受け取り、ホテルへ・・・
この日の宿は松江しんじ湖温泉駅から歩いてすぐのホテル一畑。
レイクビューの部屋ですが、この天気じゃ夕日なんて期待できませんので適当に飯でも食いに行きました・・・
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