2025,05,06, Tuesday
サンライズ出雲92号は14時05分、定刻に出雲市駅を出発しました。
ひとまず伯耆大山から伯備線に入り岡山駅を目指しますが、特急列車とはいえ臨時列車ですからあちこちで列車交換などの停車があります。
具体的にどこで停まるかは一応決まってはいるのですが、ダイヤの乱れなどそのときの状況に応じて対応しなければなりません。
そして客扱いの停車ではないので当然時刻表にも載っていません。
さらにこの日は前日からの強風の影響で伯備線内で倒木が発生して数本の「やくも」が運休していました。
その後も「やくも」は8→4両に減車されての運行だったりとダイヤが乱れている中での運転となりました。
出雲市を出発して伯備線の最初の停車駅である新見には17時ころ到着。
定期のサンライズは出雲市を出て2時間20分ほどで新見に着くのですが、この臨時サンライズはここまで3時間掛けてやってきました。


日は少し傾いてきましたが、この時期ではまだまだ昼間と変わらない明るさです。
ここ新見駅は伯備線における主要駅で、姫路駅を起点とする姫新線の終点でもあり、山間部を貫く伯備線の中では比較的大きな駅です。
10分ほどの停車で列車は新見駅を出発します。
その後は通常であれば30分ほどで到着する備中高梁駅に約1時間、そしてそこからまた1時間近くかけて倉敷駅に向かいます。
山陽本線に入ると水を得た魚のようにスピードアップするのですが、それでも定期列車ほどではありません。
岡山到着が19時41分と、出雲市からここまで5時間半かかりました。
この時点で定期列車との所要時間差は約2時間というわけで、岡山以降も同じペースでの運転となりそうです。
さてここ岡山ではサンライズ瀬戸との併結作業はありませんのでギャラリーはそれほど多くはありません。
ここでは9分停車なので多くの乗客が列車を降りてコンコースに駆け上がり、私もそれに続きます。
理由は食料調達ですw
ここまで5時間半、そしてここから10時間以上、乗客の多くはその大半を寝ずに過ごす筈ですから腹も減ります。
と、考えることは皆同じなわけで、食料を調達すべく売店に赴きますが時すでに遅し・・・
2日の夜ともなると仕事帰りのサラリーマンをはじめ、GWの旅行客でごった返しており、弁当という弁当はすでに売り切れ・・・
あれこれ悩んでいるうちに発車しちゃいますので、適当に飲み物だけ買って車内に戻ります。
まぁとりあえずツマミ系のちょっとした物ならまだ手持ちにありますので、それでしばらく我慢します。
このあと大阪で14分の停車時間がありますので、それがラストチャンスです・・・
そして岡山を出発して姫路、三ノ宮と停車していき、22時15分ころ大阪に到着。
ここ大阪でも大勢の乗客が買い出しで急ぎ足・・・
大勢の客がひしめくコンコースの中、店はどこかと探す目線の先にコンビニの姿を発見。
ここで食料を買い足してちょいと早めに車内に戻りました。

大阪を出たら翌朝6時前の横浜まで客扱い停車はありません。
買い込んだ物が腹の中に入ると途端に眠くなりますw
京都を通過して米原での運転停車まではハッキリ覚えてますが、その後はウトウト・・・
目を覚ましてはウトウトの繰り返しで名古屋、静岡、と列車の進行具合を時々確認。
4時過ぎになると空がうっすらと明るくなり、富士山のシルエットが浮かび上がってとても幻想的でした。
沼津、熱海、小田原と列車は進み、5時56分の定刻に横浜に停車。
休日で人もまばらな横浜駅のホームを横目に列車はラストスパート・・・
そして6時23分、こちらも定刻に終着駅東京に到着です。


相変わらず大勢のファンに取り囲まれるサンライズ出雲ですが、この臨時は7両と短い編成をいつもとは違う9番線のプラットホーム中程まで滑り込ませています。
無事に私たちを送り届けてくれたサンライズ出雲92号をしっかりと見送り、このあと7時08分に隣の8番線にやってくる定期のサンライズ瀬戸・出雲を出迎えました。
さて、私の念願だった臨時サンライズの旅は長いようであっという間に終わってしまいました。
寝台列車に乗るといつも思うのが「あっという間」だということ。
これが座席車だととてつもなく長く感じるんでしょうが、やはり横になれるというのは楽ですね。
何度乗っても飽きることのない列車ですので、またすぐに乗りたい症候群がやってくるってところがちょっと厄介ではあります。
さぁこのあとは長居せず、東京なんてどこも見るところはありませんのでさっさと帰ります。
GW期間中は全席指定の「のぞみ」ですが、博多までの列車はほぼ全て満席です。
まぁだろうね、ということで臨時サンライズの切符が取れた時点でサクッと予約しておきました。
ちなみに東海道・山陽新幹線は近距離なら普通車でお全然かまいませんが、東京~博多間を全区間新幹線で移動する際は必ずグリーン車を選んでいます。
理由は普通車とは快適度が全く違うからです。
明らかに静かだし、広くゆったりとしたシートは1000km以上の移動では到着時の疲労度が段違いです。
またこれは多客期や大きくダイヤが乱れているときなどでもメリットがあります。
たとえば乗客が大勢乗り込もうとしているとき、全席指定でも席数以上の客が乗ることは可能なんですよね。
自由席特急券しか持っていなくても乗車自体は可能です。
その際は普通車のデッキを立席利用するのが原則となりますが、グリーン車はデッキなども含めてその列車のグリーン券を持っていない客はその車両自体に立ち入ることができません。
特に夏場の台風シーズン、計画運休で大幅にダイヤが乱れたときなどは、デッキだけでなく車内にまで乗客を詰め込むことがありますが、この場合も原則的にグリーン車には立ち入れません。
ただ最終列車など特に事情がある場合はグリーン車の中にも入れるケースはあるかと思いますが、基本ないと思っていいでしょう。
あとこれは通常時にも言えることなのですが、車内の通り抜けもグリーン車では原則不可であると思ってください。
急いで飛び乗って自席に向かうためやむなく移動ってケースはよくあるかと思いますが、こういったやむを得ない場合を除いてグリーン車の切符を持たない乗客は立ち入れません。
混雑しているため他の車両のトイレを使うとか、そういった理由での通り抜けはできないんですよ・・・
そのため、在来線も含めて一般的にはグリーン車などの優等車両は編成の端部に組み込まれることが多いです。
通り抜けを含め他の客の立ち入りを防ぐためです。
しかし東海道・山陽新幹線のグリーン車は8から10号車と編成の真ん中にあります。
これは下車時の移動距離を考えてホーム中央付近に降りられる位置に組み込まれています。
そういった理由で長距離ではグリーン車を利用することが多いわけですが、やはりネックは価格です。
しかしEX予約で7日前までであれば約24000円で買えます。
まぁ普通車ならもっと安いのですが、グリーン車でこの価格なら一考の価値ありだと思いますね。
ただ年末年始やGW、お盆などの最繁忙期は割引がわずかとなり約30000円と正規料金との差は1000円程度とお得感は激減しますが、その時期は仕方ないでしょう・・・w
確かに5時間という乗車時間は飛行機と比較した場合の大きなデメリットでもありますが、東京駅についてそこから福岡に帰ることを考えたらそのまま新幹線に乗った方が楽です。
途中で乗り換えて羽田まで行って搭乗手続きをして・・・というのはいちいち面倒臭いんで、LCCを利用していくら安く乗れるとしても急ぎでない場合は新幹線を私は選びます。
旅先での時間を多く取りたいって場合は断然飛行機だと思いますが、私の場合はほぼないケースだと思っています。
なぜなら列車に乗るのが目的だから・・・w
とまぁ長々と書き綴ってきましたが、無事に博多まで戻ってきました。
途中、乗客が多すぎて各列車の停車時間が延びたため若干の遅延がありましたが、博多到着は5分程度の遅れでした。
特に東海道区間は列車本数が異次元の多さですから、ちょっとでもイレギュラーが発生したらたちまちスローダウンしてしまいます。
それでも安全に大きな混乱もなく運行しているのはすごい事だと思いますがいかがでしょうか・・・
それでは今年中にまたサンライズの旅ができることを願って終わろうと思います。

ひとまず伯耆大山から伯備線に入り岡山駅を目指しますが、特急列車とはいえ臨時列車ですからあちこちで列車交換などの停車があります。
具体的にどこで停まるかは一応決まってはいるのですが、ダイヤの乱れなどそのときの状況に応じて対応しなければなりません。
そして客扱いの停車ではないので当然時刻表にも載っていません。
さらにこの日は前日からの強風の影響で伯備線内で倒木が発生して数本の「やくも」が運休していました。
その後も「やくも」は8→4両に減車されての運行だったりとダイヤが乱れている中での運転となりました。
出雲市を出発して伯備線の最初の停車駅である新見には17時ころ到着。
定期のサンライズは出雲市を出て2時間20分ほどで新見に着くのですが、この臨時サンライズはここまで3時間掛けてやってきました。


日は少し傾いてきましたが、この時期ではまだまだ昼間と変わらない明るさです。
ここ新見駅は伯備線における主要駅で、姫路駅を起点とする姫新線の終点でもあり、山間部を貫く伯備線の中では比較的大きな駅です。
10分ほどの停車で列車は新見駅を出発します。
その後は通常であれば30分ほどで到着する備中高梁駅に約1時間、そしてそこからまた1時間近くかけて倉敷駅に向かいます。
山陽本線に入ると水を得た魚のようにスピードアップするのですが、それでも定期列車ほどではありません。
岡山到着が19時41分と、出雲市からここまで5時間半かかりました。
この時点で定期列車との所要時間差は約2時間というわけで、岡山以降も同じペースでの運転となりそうです。
さてここ岡山ではサンライズ瀬戸との併結作業はありませんのでギャラリーはそれほど多くはありません。
ここでは9分停車なので多くの乗客が列車を降りてコンコースに駆け上がり、私もそれに続きます。
理由は食料調達ですw
ここまで5時間半、そしてここから10時間以上、乗客の多くはその大半を寝ずに過ごす筈ですから腹も減ります。
と、考えることは皆同じなわけで、食料を調達すべく売店に赴きますが時すでに遅し・・・
2日の夜ともなると仕事帰りのサラリーマンをはじめ、GWの旅行客でごった返しており、弁当という弁当はすでに売り切れ・・・
あれこれ悩んでいるうちに発車しちゃいますので、適当に飲み物だけ買って車内に戻ります。
まぁとりあえずツマミ系のちょっとした物ならまだ手持ちにありますので、それでしばらく我慢します。
このあと大阪で14分の停車時間がありますので、それがラストチャンスです・・・
そして岡山を出発して姫路、三ノ宮と停車していき、22時15分ころ大阪に到着。
ここ大阪でも大勢の乗客が買い出しで急ぎ足・・・
大勢の客がひしめくコンコースの中、店はどこかと探す目線の先にコンビニの姿を発見。
ここで食料を買い足してちょいと早めに車内に戻りました。

大阪を出たら翌朝6時前の横浜まで客扱い停車はありません。
買い込んだ物が腹の中に入ると途端に眠くなりますw
京都を通過して米原での運転停車まではハッキリ覚えてますが、その後はウトウト・・・
目を覚ましてはウトウトの繰り返しで名古屋、静岡、と列車の進行具合を時々確認。
4時過ぎになると空がうっすらと明るくなり、富士山のシルエットが浮かび上がってとても幻想的でした。
沼津、熱海、小田原と列車は進み、5時56分の定刻に横浜に停車。
休日で人もまばらな横浜駅のホームを横目に列車はラストスパート・・・
そして6時23分、こちらも定刻に終着駅東京に到着です。


相変わらず大勢のファンに取り囲まれるサンライズ出雲ですが、この臨時は7両と短い編成をいつもとは違う9番線のプラットホーム中程まで滑り込ませています。
無事に私たちを送り届けてくれたサンライズ出雲92号をしっかりと見送り、このあと7時08分に隣の8番線にやってくる定期のサンライズ瀬戸・出雲を出迎えました。
さて、私の念願だった臨時サンライズの旅は長いようであっという間に終わってしまいました。
寝台列車に乗るといつも思うのが「あっという間」だということ。
これが座席車だととてつもなく長く感じるんでしょうが、やはり横になれるというのは楽ですね。
何度乗っても飽きることのない列車ですので、またすぐに乗りたい症候群がやってくるってところがちょっと厄介ではあります。
さぁこのあとは長居せず、東京なんてどこも見るところはありませんのでさっさと帰ります。
GW期間中は全席指定の「のぞみ」ですが、博多までの列車はほぼ全て満席です。
まぁだろうね、ということで臨時サンライズの切符が取れた時点でサクッと予約しておきました。
ちなみに東海道・山陽新幹線は近距離なら普通車でお全然かまいませんが、東京~博多間を全区間新幹線で移動する際は必ずグリーン車を選んでいます。
理由は普通車とは快適度が全く違うからです。
明らかに静かだし、広くゆったりとしたシートは1000km以上の移動では到着時の疲労度が段違いです。
またこれは多客期や大きくダイヤが乱れているときなどでもメリットがあります。
たとえば乗客が大勢乗り込もうとしているとき、全席指定でも席数以上の客が乗ることは可能なんですよね。
自由席特急券しか持っていなくても乗車自体は可能です。
その際は普通車のデッキを立席利用するのが原則となりますが、グリーン車はデッキなども含めてその列車のグリーン券を持っていない客はその車両自体に立ち入ることができません。
特に夏場の台風シーズン、計画運休で大幅にダイヤが乱れたときなどは、デッキだけでなく車内にまで乗客を詰め込むことがありますが、この場合も原則的にグリーン車には立ち入れません。
ただ最終列車など特に事情がある場合はグリーン車の中にも入れるケースはあるかと思いますが、基本ないと思っていいでしょう。
あとこれは通常時にも言えることなのですが、車内の通り抜けもグリーン車では原則不可であると思ってください。
急いで飛び乗って自席に向かうためやむなく移動ってケースはよくあるかと思いますが、こういったやむを得ない場合を除いてグリーン車の切符を持たない乗客は立ち入れません。
混雑しているため他の車両のトイレを使うとか、そういった理由での通り抜けはできないんですよ・・・
そのため、在来線も含めて一般的にはグリーン車などの優等車両は編成の端部に組み込まれることが多いです。
通り抜けを含め他の客の立ち入りを防ぐためです。
しかし東海道・山陽新幹線のグリーン車は8から10号車と編成の真ん中にあります。
これは下車時の移動距離を考えてホーム中央付近に降りられる位置に組み込まれています。
そういった理由で長距離ではグリーン車を利用することが多いわけですが、やはりネックは価格です。
しかしEX予約で7日前までであれば約24000円で買えます。
まぁ普通車ならもっと安いのですが、グリーン車でこの価格なら一考の価値ありだと思いますね。
ただ年末年始やGW、お盆などの最繁忙期は割引がわずかとなり約30000円と正規料金との差は1000円程度とお得感は激減しますが、その時期は仕方ないでしょう・・・w
確かに5時間という乗車時間は飛行機と比較した場合の大きなデメリットでもありますが、東京駅についてそこから福岡に帰ることを考えたらそのまま新幹線に乗った方が楽です。
途中で乗り換えて羽田まで行って搭乗手続きをして・・・というのはいちいち面倒臭いんで、LCCを利用していくら安く乗れるとしても急ぎでない場合は新幹線を私は選びます。
旅先での時間を多く取りたいって場合は断然飛行機だと思いますが、私の場合はほぼないケースだと思っています。
なぜなら列車に乗るのが目的だから・・・w
とまぁ長々と書き綴ってきましたが、無事に博多まで戻ってきました。
途中、乗客が多すぎて各列車の停車時間が延びたため若干の遅延がありましたが、博多到着は5分程度の遅れでした。
特に東海道区間は列車本数が異次元の多さですから、ちょっとでもイレギュラーが発生したらたちまちスローダウンしてしまいます。
それでも安全に大きな混乱もなく運行しているのはすごい事だと思いますがいかがでしょうか・・・
それでは今年中にまたサンライズの旅ができることを願って終わろうと思います。

| 鉄道::その他 | 17:21 | comments (x) | trackback (0) |
2025,05,04, Sunday
出雲市駅に到着して次に乗る列車までちょっと時間があります。
別に腹も減っていないので駅前で一服したりボケ~と座ってまったりとします。
周りは観光客がかなり多く、結構な数があるコインロッカーは全て使用中で、大きな荷物を抱えた人が何人もガッカリした顔をしていましたw
高架下に手荷物の預かり所があったと思うのですが、今もあるのかちょっと分かりません。
昔はそこそこ大きな駅の構内には必ず有人の手荷物預かり所ってのがあったのですが、今はホントに少なくなりましたね。
駅の中で荷物を運んでくれていた赤帽とか今の若い人は知らないだろうな~
さて、これから乗る列車についてですが、定期列車ではありません。
臨時列車ですが観光列車でもありません。
その列車とは・・・

サンライズ出雲です。
しかしただのサンライズじゃありません、92という数字が付与されていることからも分かるように臨時のサンライズ出雲92号です。
これは年末年始やお盆、GWなど多客期に運転される臨時列車で、今年のGWは上りが5月2日、下りが5月3日の1往復が運転されます。
さらにこの臨時サンライズは出雲のみとなっており、岡山でのサンライズ瀬戸との併結は行わず単独の7両で運転されます。
できれば瀬戸の方も臨時で運転してくれれば嬉しいのですが、これは列車の編成数の問題で不可能です。
サンライズで使用している285系電車は1編成あたり7両で、それが合計5編成あります。
瀬戸と出雲がそれぞれ1編成づつ往復で使用するので4編成が毎日動いています。
そして残った1編成が予備として西出雲にある後藤総合車両所の出雲支所に常置されており、この予備編成を多客期に臨時のサンライズ出雲91,92号として運転しているわけです。
この臨時サンライズが鉄道ファンたちには大人気でして、その一番大きな理由は定期列車より長い時間乗車できるということでしょうか。
たとえば私が今回乗る上りの92号は出雲市駅を14時05分に出発し、東京駅着が翌朝の6時23分です。
定期列車が18時57分発の翌7時08分着ですから臨時の方が4時間以上長く乗っていられるわけです。
しかも臨時の出雲市発が真っ昼間なので、明るい時間帯の伯備線の車窓も楽しめます。
そんなわけで大人気のこの臨時サンライズですが、問題は人気故に切符が取れないこと・・・
私も過去にGWや盆の便を何度も挑戦しましたが、かすりもしません。
特に個室はインターネットの予約サービスであるe5489では超絶なタイミングでたまたま・・・ってケースじゃない限り購入はほぼ不可能です。
つまりみどりの窓口で駅員に10時ちょうどにマルスを打ってもらう、これしか方法はないと思っていいでしょう。
あとはキャンセルを狙って頻繁にチェックするしかありません。
その購入困難なレアものの切符ですが、今回ついに・・・ついに手に入れることができました。
4月2日の9時半ころですか、南福岡駅まで向かいました。
そして窓口の駅員に臨時サンライズの10時打ちをお願いしたところ受け付けてもらいました。
事前に情報をマルスに入力するのですが、入力を担当した駅員が臨時列車の入力でちょっと分からないことがあったらしく戸惑っています。
ちょいと不安になったのですが、すぐにベテランとおぼしき駅員が助太刀にやってきて無事入力完了。
幸い先約もなく10時ちょうどに打ってくれるとのことで、他のお客も対応を待っていますので私は窓口の外で待つことにしました。
そして10時ピタリ、私もスマホで参戦してみたのですが全く繋がりません。
かろうじて繋がってもすでに満席の表示・・・
リロードするもやはり繋がらず、繋がっても満席表示の繰り返しであえなく撃沈です。
窓口の方が気になりますが、他のお客さんの対応もあったりで動きがよく分かりません。
やっぱり取れなかったかな・・・と思っていると、駅員が小走りで私の元にやって来ました。
お客さん、取れましたよ!!
まるで自分のことのように嬉しそうに知らせてくれた駅員の顔を見てうれしさよりも驚きの方が大きかったです。
まさか取れるとは・・・
駅員もちょっと驚いていた様子で、お互い興奮気味に購入の手続きを進めます。
乗車券はまだルートを定めていなかったので、今回はこの特急・寝台券のみ買って帰りました。
と、事の経緯はこんな感じです。
南福岡の駅員さん、ありがとうございました^^
苦節〇年、ようやく手に入れた臨時サンライズの切符を手に今ここ出雲市まで意気揚々とやってきたわけでして、もうあとは入線してくる285系を楽しみに待つだけです。
と、その前にコンビニで食料などを調達するのですが、乗車時間が長いのでかなり多めに買っておきます。
そして大きな買い物袋をぶら下げた大勢の同志たちと同じようにホームで入線を待ちます。

定期列車とは違って1番のりばに入線してきました。
出発まであまり時間がありませんので、さっさと撮影して乗り込みましょう・・・

真夏でもこんなに明るい時間に出発前のサンライズを見ることはありませんので、まぁ貴重といえば貴重ですかね。
今回確保した個室は1階の喫煙シングルです。
若干2階の方が広いのですが、充分快適に過ごせる広さです。
ちなみにソロはかなり狭くてちょっと私には厳しいですが、喫煙者の私には一切ご縁のない個室ですねw
さぁあと少しで出発ですが、すでに車掌による検札が始まっていました。
すでに満室状態ですので、早めに対応した方がいいという判断でしょう。
そして14時05分、定刻にサンライズ出雲92号は青空の下を東京に向けて走り出しました・・・

別に腹も減っていないので駅前で一服したりボケ~と座ってまったりとします。
周りは観光客がかなり多く、結構な数があるコインロッカーは全て使用中で、大きな荷物を抱えた人が何人もガッカリした顔をしていましたw
高架下に手荷物の預かり所があったと思うのですが、今もあるのかちょっと分かりません。
昔はそこそこ大きな駅の構内には必ず有人の手荷物預かり所ってのがあったのですが、今はホントに少なくなりましたね。
駅の中で荷物を運んでくれていた赤帽とか今の若い人は知らないだろうな~
さて、これから乗る列車についてですが、定期列車ではありません。
臨時列車ですが観光列車でもありません。
その列車とは・・・

サンライズ出雲です。
しかしただのサンライズじゃありません、92という数字が付与されていることからも分かるように臨時のサンライズ出雲92号です。
これは年末年始やお盆、GWなど多客期に運転される臨時列車で、今年のGWは上りが5月2日、下りが5月3日の1往復が運転されます。
さらにこの臨時サンライズは出雲のみとなっており、岡山でのサンライズ瀬戸との併結は行わず単独の7両で運転されます。
できれば瀬戸の方も臨時で運転してくれれば嬉しいのですが、これは列車の編成数の問題で不可能です。
サンライズで使用している285系電車は1編成あたり7両で、それが合計5編成あります。
瀬戸と出雲がそれぞれ1編成づつ往復で使用するので4編成が毎日動いています。
そして残った1編成が予備として西出雲にある後藤総合車両所の出雲支所に常置されており、この予備編成を多客期に臨時のサンライズ出雲91,92号として運転しているわけです。
この臨時サンライズが鉄道ファンたちには大人気でして、その一番大きな理由は定期列車より長い時間乗車できるということでしょうか。
たとえば私が今回乗る上りの92号は出雲市駅を14時05分に出発し、東京駅着が翌朝の6時23分です。
定期列車が18時57分発の翌7時08分着ですから臨時の方が4時間以上長く乗っていられるわけです。
しかも臨時の出雲市発が真っ昼間なので、明るい時間帯の伯備線の車窓も楽しめます。
そんなわけで大人気のこの臨時サンライズですが、問題は人気故に切符が取れないこと・・・
私も過去にGWや盆の便を何度も挑戦しましたが、かすりもしません。
特に個室はインターネットの予約サービスであるe5489では超絶なタイミングでたまたま・・・ってケースじゃない限り購入はほぼ不可能です。
つまりみどりの窓口で駅員に10時ちょうどにマルスを打ってもらう、これしか方法はないと思っていいでしょう。
あとはキャンセルを狙って頻繁にチェックするしかありません。
その購入困難なレアものの切符ですが、今回ついに・・・ついに手に入れることができました。
4月2日の9時半ころですか、南福岡駅まで向かいました。
そして窓口の駅員に臨時サンライズの10時打ちをお願いしたところ受け付けてもらいました。
事前に情報をマルスに入力するのですが、入力を担当した駅員が臨時列車の入力でちょっと分からないことがあったらしく戸惑っています。
ちょいと不安になったのですが、すぐにベテランとおぼしき駅員が助太刀にやってきて無事入力完了。
幸い先約もなく10時ちょうどに打ってくれるとのことで、他のお客も対応を待っていますので私は窓口の外で待つことにしました。
そして10時ピタリ、私もスマホで参戦してみたのですが全く繋がりません。
かろうじて繋がってもすでに満席の表示・・・
リロードするもやはり繋がらず、繋がっても満席表示の繰り返しであえなく撃沈です。
窓口の方が気になりますが、他のお客さんの対応もあったりで動きがよく分かりません。
やっぱり取れなかったかな・・・と思っていると、駅員が小走りで私の元にやって来ました。
お客さん、取れましたよ!!
まるで自分のことのように嬉しそうに知らせてくれた駅員の顔を見てうれしさよりも驚きの方が大きかったです。
まさか取れるとは・・・
駅員もちょっと驚いていた様子で、お互い興奮気味に購入の手続きを進めます。
乗車券はまだルートを定めていなかったので、今回はこの特急・寝台券のみ買って帰りました。
と、事の経緯はこんな感じです。
南福岡の駅員さん、ありがとうございました^^
苦節〇年、ようやく手に入れた臨時サンライズの切符を手に今ここ出雲市まで意気揚々とやってきたわけでして、もうあとは入線してくる285系を楽しみに待つだけです。
と、その前にコンビニで食料などを調達するのですが、乗車時間が長いのでかなり多めに買っておきます。
そして大きな買い物袋をぶら下げた大勢の同志たちと同じようにホームで入線を待ちます。

定期列車とは違って1番のりばに入線してきました。
出発まであまり時間がありませんので、さっさと撮影して乗り込みましょう・・・

真夏でもこんなに明るい時間に出発前のサンライズを見ることはありませんので、まぁ貴重といえば貴重ですかね。
今回確保した個室は1階の喫煙シングルです。
若干2階の方が広いのですが、充分快適に過ごせる広さです。
ちなみにソロはかなり狭くてちょっと私には厳しいですが、喫煙者の私には一切ご縁のない個室ですねw
さぁあと少しで出発ですが、すでに車掌による検札が始まっていました。
すでに満室状態ですので、早めに対応した方がいいという判断でしょう。
そして14時05分、定刻にサンライズ出雲92号は青空の下を東京に向けて走り出しました・・・

| 鉄道::その他 | 11:09 | comments (x) | trackback (0) |
2025,05,03, Saturday
GWが始まり、中には4月26日から11連休って方もいるようで羨ましい限りです。
今年は私もちょいと休みをいただきまして、先日一人旅に出てきました。
2日の朝、ちょっと早めに博多駅に向かいます。
GWとはいえ平日ということもあって人ではそれほど多くありません。
ここ最近JR九州の改札を通ってないなぁ、なんて思いながら新幹線乗り場へ・・・
今回は短距離ですのでのぞみ以外の自由席でいいかなと思ったのですが、WESTERポイントの超特典きっぷが使えたのでのぞみの指定席を利用します。
こういう企画もののきっぷはかなりお得ですので、行き先や旅行の予定が上手く合えば使わない手はありません。
博多を出て30分ほど、ほんのわずかの時間ですが下車します。

降り立ったのは昭和の香りがぷんぷん漂うかつての「おごほり駅」こと新山口駅。
ここからスーパーな気動車に乗って北上します。

乗車する列車は「スーパーおき」で出雲市まで向かいます。
出雲市まで行くとなればその先はどうするのかもうお分かりだと思いますが、とりあえず乗車・・・
前回乗ったときは下からの突き上げが酷くて苦痛の3時間半だったのですが、なんと今回は乗り心地がかなり改善されてました。
線路のメンテナンスなのか、果たして車両の個体差だったのか、理由は分かりませんが今回は酷い突き上げを感じることはありませんでした。
まぁ考えられるのは乗車位置、かなぁ・・・
前回は車両後方の台車に近い部分だったのですが、今回は丁度真ん中。
一般的に車両中央のほうが車端部よりも乗り心地はいいと言われていますが、まさに今回はそのケースだったのかと思います。
ただね、あまりにも違いが大きすぎるのでそれだけが理由なのかちょっと・・・
まぁとにかく大きな不満もなく出雲市駅に到着し途中下車します。
ちなみに今回出雲市に向かうにあたって新山口から「スーパーおき」で行くか、岡山から「やくも」で行くか悩んだんですよね。
単に車両の善し悪しで言えば圧倒的に「やくも」に軍配が上がるのですが、「スーパーおき」で行った方が運賃が安いから、ただそれだけですw
新幹線の超特典きっぷの方は指定席特急券と乗車券がセットになったきっぷになるのですが、正規料金の25%相当のポイントで買えちゃいます。
また「スーパーおき」のWESTERポイント特典きっぷは特急券のみですが半額相当のポイントで乗れます。
つまり今回は博多→新山口までの新幹線指定席特急券と乗車券、そして「スーパーおき」の指定席特急券は企画券で料金0円のいわゆる「0円券」ということになります。
こういうきっぷが席数限定で売り出されますのでWESTERポイントが貯まっていれば積極的に使った方がいいですね。
さて、出雲市に到着したのは昼過ぎです。
ここからさらにある列車に乗車するのですが、こんな時間に乗る列車とはなんぞや?
続きは次回・・・

今年は私もちょいと休みをいただきまして、先日一人旅に出てきました。
2日の朝、ちょっと早めに博多駅に向かいます。
GWとはいえ平日ということもあって人ではそれほど多くありません。
ここ最近JR九州の改札を通ってないなぁ、なんて思いながら新幹線乗り場へ・・・
今回は短距離ですのでのぞみ以外の自由席でいいかなと思ったのですが、WESTERポイントの超特典きっぷが使えたのでのぞみの指定席を利用します。
こういう企画もののきっぷはかなりお得ですので、行き先や旅行の予定が上手く合えば使わない手はありません。
博多を出て30分ほど、ほんのわずかの時間ですが下車します。

降り立ったのは昭和の香りがぷんぷん漂うかつての「おごほり駅」こと新山口駅。
ここからスーパーな気動車に乗って北上します。

乗車する列車は「スーパーおき」で出雲市まで向かいます。
出雲市まで行くとなればその先はどうするのかもうお分かりだと思いますが、とりあえず乗車・・・
前回乗ったときは下からの突き上げが酷くて苦痛の3時間半だったのですが、なんと今回は乗り心地がかなり改善されてました。
線路のメンテナンスなのか、果たして車両の個体差だったのか、理由は分かりませんが今回は酷い突き上げを感じることはありませんでした。
まぁ考えられるのは乗車位置、かなぁ・・・
前回は車両後方の台車に近い部分だったのですが、今回は丁度真ん中。
一般的に車両中央のほうが車端部よりも乗り心地はいいと言われていますが、まさに今回はそのケースだったのかと思います。
ただね、あまりにも違いが大きすぎるのでそれだけが理由なのかちょっと・・・
まぁとにかく大きな不満もなく出雲市駅に到着し途中下車します。
ちなみに今回出雲市に向かうにあたって新山口から「スーパーおき」で行くか、岡山から「やくも」で行くか悩んだんですよね。
単に車両の善し悪しで言えば圧倒的に「やくも」に軍配が上がるのですが、「スーパーおき」で行った方が運賃が安いから、ただそれだけですw
新幹線の超特典きっぷの方は指定席特急券と乗車券がセットになったきっぷになるのですが、正規料金の25%相当のポイントで買えちゃいます。
また「スーパーおき」のWESTERポイント特典きっぷは特急券のみですが半額相当のポイントで乗れます。
つまり今回は博多→新山口までの新幹線指定席特急券と乗車券、そして「スーパーおき」の指定席特急券は企画券で料金0円のいわゆる「0円券」ということになります。
こういうきっぷが席数限定で売り出されますのでWESTERポイントが貯まっていれば積極的に使った方がいいですね。
さて、出雲市に到着したのは昼過ぎです。
ここからさらにある列車に乗車するのですが、こんな時間に乗る列車とはなんぞや?
続きは次回・・・

2025,03,20, Thursday
先日、数年ぶりにある冊子を購入しました・・・

そう、時刻表です。
昔は頻繁に時刻表を買っていたもんですが、今やPCやスマホでサクッと調べられるのでほぼほぼ買わなくなりました。
私が子供のころは家に何故か必ず転がっていた時刻表を捲って列車の旅を妄想していたものですw
また、巻頭にある日本全国の路線図を見て全国の県庁所在地とその駅を覚えていたので、小学生時代にはすでに白地図を埋められるようになっていましたねw
そんな時刻表ですが、特に旅の予定もないのに何故に今これを買うのか・・・
確かにこの1年でサンライズには何度も乗りました。
先月は子供と2人、サンライズで東京に行ってその日にまたサンライズで帰ってくるというバカみたいな乗り方をしたりもしました。
博多→岡山→高松→東京→琴平→岡山→博多と・・・
さすがに私は少々疲れましたが、子供は東京での日中は向こうの友達と遊びまくっていたにもかかわらず元気いっぱいで疲れ知らず。
サンライズもその「非日常的な乗り物」が楽しかったようで、次いつ乗ると?と聞いてくる始末・・・
いやあのね、今や特に週末はプラチナチケットと化しているサンライズの切符を2名分確保するのは至難の業なんよ。
個室じゃなくて寝台料金も不要なノビノビ座席でよければ取れる可能性は高いだろうけど・・・
ってな具合でサンライズには度々乗ってはいましたが、それだけのために時刻表を買う時代じゃありません。
では何故?
それは、このJTB版の時刻表がこの4月号で100周年を迎えた記念号だからです。
昔からの鉄道ファンにとって「時刻表といえばこのJTB(旧 日本交通公社)版だろ」って人は少なくないはずです。
かくいう私も人生でたった一度を除いて買ってきた時刻表は全てJTB版です。
それが100周年記念号となれば買わずにはいられませんw
ちなみにこの時刻表、JTB版と交通新聞社版の2つに大別できます。
交通新聞社版は1960年代、鉄道弘済会が出資していた弘済出版社が発行していました。
その後、交通新聞社と合併して社名も交通新聞社となって現在に至ります。
そしてかつてJRが国鉄だったころ、公式の時刻表は交通公社版でした。
その後の国鉄民営化でJRとして分社化されると弘済出版社版がJR公式の時刻表となり、駅のみどりの窓口などに置いてある時刻表も弘済出版社版に変わりました。
とまぁそんな経緯があるわけですが、国鉄時代からのファンは今でもJTB版を愛用している人は多いんですよね・・・
私も過去に数え切れないほど時刻表を買ってきましたが、今手元に残っているのはわずか数冊しかありません。
まぁ時刻表なんて「今の時刻」が重要なわけで、過去のものを持っていても意味はないのですが、いわゆる記念としていくつか保管しています。
それらをいくつか載せてみます・・・

これは2009年に発行された2冊です。
見ての通り999号と1000号とあります。
つまりJTB版の通巻999号と1000号の記念号です。
特に999号の表紙が銀河鉄道999でして、ものすごく気に入っています^^

そしてこれは日本国有鉄道が民営化されてJRになったときの最初の1冊です。
この1冊だけは交通公社版ではなく弘済出版社版になります。
とてもインパクトのある表紙が特徴ですが、発行時はまだJRになっていなかったので「JNR編集」となっており、翌月号から「JR編集」になりました。
この月の交通公社版はあまりにもフツーな感じで、このときだけはこちらを買ったわけですw
後にも先に弘済出版社版を買ったのはこの一度だけでした・・・

これは今から40年前、私が中学生の時に買ったヤツですね。
この頃はブルトレにどっぷりハマってた時期で、盆と正月は東京の祖父母宅へ「あさかぜ1.4号」に乗って行っていたものです。
その他「はやぶさ」「みずほ」「さくら」「明星・あかつき」「なは」「かいもん」「日南」など、583系も含めて寝台列車が堪らなく好きでよく乗っていました。
小学校高学年になると1人で乗せて貰えるようになりとても嬉しかったのを覚えています。
これら寝台列車が好きになったきっかけは間違いなく博多~米子間で運転していた客車の夜行列車である「急行さんべ5.6号」でしょう。
私が小学校に上がったくらいから、父親の勤める会社の社員旅行で毎年大山までスキー旅行に行っていたのですが、夜行さんべ廃止でバスに変わるまで乗っていた列車です。
一応寝台車も連結されていましたが、社員旅行ですから当然座席車・・・
12系客車のボックスシートではあったものの夜行列車の楽しさをそのときに初めて味わったわけです。
その後、高校生になると部活に没頭していたのもあり鉄道での旅は激減し、学生時代も部活とバイク中心の生活となり、主に帰省の時だけ18キッパーになるという鉄道とはちょっと距離を置いた時期でもありました。
そして社会人となり家庭も仕事も落ち着いて、若干の余裕も出てきたころ「また鉄道の旅を」と思い立つも、今やブルトレをはじめ客車の定期列車は全廃・・・
さらに寝台列車も定期列車は「サンライズ出雲・瀬戸」のみとなり、いわばこの列車が鉄道における私の最大の楽しみとなっているわけです。
しかしそのサンライズの285系電車も今年で27年経過ですか・・・
この先JRは車両を新造してまでこの列車を存続させてくれるのかどうか分かりませんし、乗れるときに少しでも多く乗っておきたいと思っています。
最後に、この時刻表以外にもまだいくつかどこかに仕舞い込んでいると思うのですが、今回載せたものは当時の列車や時刻など貴重な資料として常に手の届くところに保管しているものです。
そして時々手に取って開いてみては懐かしい思い出に浸るおっさんなのでありました・・・

そう、時刻表です。
昔は頻繁に時刻表を買っていたもんですが、今やPCやスマホでサクッと調べられるのでほぼほぼ買わなくなりました。
私が子供のころは家に何故か必ず転がっていた時刻表を捲って列車の旅を妄想していたものですw
また、巻頭にある日本全国の路線図を見て全国の県庁所在地とその駅を覚えていたので、小学生時代にはすでに白地図を埋められるようになっていましたねw
そんな時刻表ですが、特に旅の予定もないのに何故に今これを買うのか・・・
確かにこの1年でサンライズには何度も乗りました。
先月は子供と2人、サンライズで東京に行ってその日にまたサンライズで帰ってくるというバカみたいな乗り方をしたりもしました。
博多→岡山→高松→東京→琴平→岡山→博多と・・・
さすがに私は少々疲れましたが、子供は東京での日中は向こうの友達と遊びまくっていたにもかかわらず元気いっぱいで疲れ知らず。
サンライズもその「非日常的な乗り物」が楽しかったようで、次いつ乗ると?と聞いてくる始末・・・
いやあのね、今や特に週末はプラチナチケットと化しているサンライズの切符を2名分確保するのは至難の業なんよ。
個室じゃなくて寝台料金も不要なノビノビ座席でよければ取れる可能性は高いだろうけど・・・
ってな具合でサンライズには度々乗ってはいましたが、それだけのために時刻表を買う時代じゃありません。
では何故?
それは、このJTB版の時刻表がこの4月号で100周年を迎えた記念号だからです。
昔からの鉄道ファンにとって「時刻表といえばこのJTB(旧 日本交通公社)版だろ」って人は少なくないはずです。
かくいう私も人生でたった一度を除いて買ってきた時刻表は全てJTB版です。
それが100周年記念号となれば買わずにはいられませんw
ちなみにこの時刻表、JTB版と交通新聞社版の2つに大別できます。
交通新聞社版は1960年代、鉄道弘済会が出資していた弘済出版社が発行していました。
その後、交通新聞社と合併して社名も交通新聞社となって現在に至ります。
そしてかつてJRが国鉄だったころ、公式の時刻表は交通公社版でした。
その後の国鉄民営化でJRとして分社化されると弘済出版社版がJR公式の時刻表となり、駅のみどりの窓口などに置いてある時刻表も弘済出版社版に変わりました。
とまぁそんな経緯があるわけですが、国鉄時代からのファンは今でもJTB版を愛用している人は多いんですよね・・・
私も過去に数え切れないほど時刻表を買ってきましたが、今手元に残っているのはわずか数冊しかありません。
まぁ時刻表なんて「今の時刻」が重要なわけで、過去のものを持っていても意味はないのですが、いわゆる記念としていくつか保管しています。
それらをいくつか載せてみます・・・

これは2009年に発行された2冊です。
見ての通り999号と1000号とあります。
つまりJTB版の通巻999号と1000号の記念号です。
特に999号の表紙が銀河鉄道999でして、ものすごく気に入っています^^

そしてこれは日本国有鉄道が民営化されてJRになったときの最初の1冊です。
この1冊だけは交通公社版ではなく弘済出版社版になります。
とてもインパクトのある表紙が特徴ですが、発行時はまだJRになっていなかったので「JNR編集」となっており、翌月号から「JR編集」になりました。
この月の交通公社版はあまりにもフツーな感じで、このときだけはこちらを買ったわけですw
後にも先に弘済出版社版を買ったのはこの一度だけでした・・・

これは今から40年前、私が中学生の時に買ったヤツですね。
この頃はブルトレにどっぷりハマってた時期で、盆と正月は東京の祖父母宅へ「あさかぜ1.4号」に乗って行っていたものです。
その他「はやぶさ」「みずほ」「さくら」「明星・あかつき」「なは」「かいもん」「日南」など、583系も含めて寝台列車が堪らなく好きでよく乗っていました。
小学校高学年になると1人で乗せて貰えるようになりとても嬉しかったのを覚えています。
これら寝台列車が好きになったきっかけは間違いなく博多~米子間で運転していた客車の夜行列車である「急行さんべ5.6号」でしょう。
私が小学校に上がったくらいから、父親の勤める会社の社員旅行で毎年大山までスキー旅行に行っていたのですが、夜行さんべ廃止でバスに変わるまで乗っていた列車です。
一応寝台車も連結されていましたが、社員旅行ですから当然座席車・・・
12系客車のボックスシートではあったものの夜行列車の楽しさをそのときに初めて味わったわけです。
その後、高校生になると部活に没頭していたのもあり鉄道での旅は激減し、学生時代も部活とバイク中心の生活となり、主に帰省の時だけ18キッパーになるという鉄道とはちょっと距離を置いた時期でもありました。
そして社会人となり家庭も仕事も落ち着いて、若干の余裕も出てきたころ「また鉄道の旅を」と思い立つも、今やブルトレをはじめ客車の定期列車は全廃・・・
さらに寝台列車も定期列車は「サンライズ出雲・瀬戸」のみとなり、いわばこの列車が鉄道における私の最大の楽しみとなっているわけです。
しかしそのサンライズの285系電車も今年で27年経過ですか・・・
この先JRは車両を新造してまでこの列車を存続させてくれるのかどうか分かりませんし、乗れるときに少しでも多く乗っておきたいと思っています。
最後に、この時刻表以外にもまだいくつかどこかに仕舞い込んでいると思うのですが、今回載せたものは当時の列車や時刻など貴重な資料として常に手の届くところに保管しているものです。
そして時々手に取って開いてみては懐かしい思い出に浸るおっさんなのでありました・・・
2024,07,16, Tuesday
高松についてサンライズの出発時刻まで時間はたっぷりあるので、飲み屋街に出向いて美味いものでも食べようと思っていたのですが、人大杉・・・
この日は三連休初日、大勢の観光客でどのお店もいっぱいです。
かなりの時間歩き回りましたが、いい加減疲れてきたし腹も減っているのでとりあえず駅前の「めりけんや」の冷やしぶっかけうどんで腹を満たします。
食べたかった骨付鶏も「一鶴」とか「蘭丸」とか「寄鳥味鳥」など名の知れたお店はどこも長蛇の列・・・
その他いろんなお店でも骨付鶏が提供されていたりするらしいのですが、何せ初めてでよく分かりませんw
週末の夜なら「ここだ」と決めたお店に並んで待つしか無いですね・・・
男一人でぼーっと待っているのも惨めですし、今回は退散することにしました。
ちょいと早めに高松駅に戻り、コンビニで飲み物やつまみ類を買い込みホームに向かいます。
四国一の鉄道駅とはいえ、土曜の夜は通勤客もほぼ居らずちょいと寂しい雰囲気です。
まぁ夜汽車を待つというシチュエーションには寂しいくらいがいいですけどね・・・
そして21時ちょっと前、定刻にサンライズ瀬戸が回送されてきました。
数日前は大雨で運休になったり新大阪で運転取りやめになったり、ここ最近の悪天候でこの日もちゃんと運転されるのか寸前まで心配してました。
まぁこの日は天候も回復し、無事に運転しくれてよかった・・・
ドアが開くと同時に列車に乗り込み自室に入ります。
ハンガーを外し、電気を消し、要らない寝具は上段ベッドに追いやって、充電器をコンセントにぶっ差してスマホの充電と、寝台列車における私のルーティンを黙々とこなします。
すると「コンコン」とドアノック。
乗り込んでまだ数分しか経ってませんが、検札です。
ここ数年はいつもほぼ満席という状態ですから、少しでも早く検札を終わらせておきたいのでしょう・・・
そして21時26分、定刻にサンライズ瀬戸は高松駅を出発しました。
その後、瀬戸大橋を渡って本州入りし、岡山で出雲市からやってきたサンライズ出雲と連結。
堂々14両の編成で東京に向けてひた走ります。
とここで今日の疲れがどっと出てウトウトと・・・
しばらくしてなにか違和感を感じて目を覚まします。
しばらく止まっているな・・・
外を見るとどこかの駅で停車していますがグーグルマップによると舞子駅のようです。
もうかれこれ20分くらい止まっているが、何事?
雨も降っていないし、事故か?
JR西のHPを見て呆然とします・・・
「舞子駅で発生した人身事故の影響で、JR神戸線は運転を見合わせ・・・」
はぁ?
舞子駅って、まさにここだよな?
まさかサンライズが当該列車なのか?
でも車内は静かで慌ただしい雰囲気もないし、そもそもこの止まっている場所は舞子駅を通過する優等列車などが通る列車線(外側線)でホームはありません。
通常、駅での人身事故といえばホーム上にいた人との衝突がほとんどだと思いますので、もしかしたら他の列車なのかもしれません。
とりあえずパトカーのサイレンが鳴っていたことだけは分かりましたが、車内からではそれ以上のことは分かりませんでした・・・
それから30分くらいしてゆっくりと列車は動き出しました。
意外と早く動き出したので、おそらく下り列車の事故だったのでしょう。
まぁそれでも1時間近く遅れが出てしまっていますので、明日の朝が心配です・・・
それからしばらく眠りについて目が覚めると静岡を過ぎたあたり。
だいたい4~50分遅れているでしょうか、この先の遅れが気になります。
というものこの列車が東京に到着したあと、約1時間後の新幹線で博多にトンボ返りする予定で切符も発券しています。
遅くとも朝8時過ぎまでに東京に着かねば乗り換えに間に合いそうにありません。
ただこの日は日曜日なので平日ほどの遅れ拡大は無いかな?
平日だったらラッシュ時間突入で間違いなく遅れは拡大し、ヘタすれば品川止まりとかになってしまいますからね・・・
それでも心配なので、熱海でJR東日本の乗務員に変わってから車掌に相談しました。
すると「いつ到着かは断言できないが、今現在の状況では8時以降の到着になる模様です」とのこと。
どうする・・・
ここでとるべき方法は二つです。
一つ目は横浜で降りて新横浜まで出て乗る予定だった新幹線に乗る。
二つ目は車掌に「遅延のため・・・」と切符に一筆書いてもらって後続の列車に変更する。
一つ目の方法は横浜に着く時刻にもよりますが、8時までに着けば市営地下鉄ブルーラインで新横浜まで20分もあれば着けるでしょうから間に合います。
しかしその場合、横浜~東京間の乗車は放棄することになるので料金がちょいと損しますw
二つ目の方法は運良く8時ころまでに東京に着いてくれれば何とか間に合いますし、間に合わなくても後続の列車には確実に乗ることが出来ます。
また遅延での変更ですから座席の種別も変えることなく、手数料など別途料金も発生しません。
どうする・・・
そうこうしているうちに列車は横浜に到着です。
時計を見ると7時45分ころ・・・
ここから東京まで通常なら25分ほどかかるので乗り継げないことはほぼ確定でしょう。
ってなわけで急いで荷物を掴んで列車から降ります。
階段を降り、改札を出て連絡通路をひたすら歩いて地下鉄に乗り換え・・・
そして8時過ぎ、無事新横浜駅に到着です・・・

乗るべき新幹線の新横浜到着は8時30分。
余裕で間に合った^^
そしてやってきた「のぞみ15号」に乗り込み、約4時間半の弾丸列車の旅を楽しんで戻って参りました・・・
さて、前日から博多~新山口~出雲市~岡山~高松~横浜~新横浜~博多とかなりハードな列車旅となりましたが、乗りたかった273系にも乗れたし、スリルを味会うことも出来たしよかった。
ただサンライズで終点まで乗ることが出来なかったのが心残りでした。
また次も乗りたいと思っていますので、何とか切符が取れますようにとお願いしてこの旅の終わりとさせていただきます。

この日は三連休初日、大勢の観光客でどのお店もいっぱいです。
かなりの時間歩き回りましたが、いい加減疲れてきたし腹も減っているのでとりあえず駅前の「めりけんや」の冷やしぶっかけうどんで腹を満たします。
食べたかった骨付鶏も「一鶴」とか「蘭丸」とか「寄鳥味鳥」など名の知れたお店はどこも長蛇の列・・・
その他いろんなお店でも骨付鶏が提供されていたりするらしいのですが、何せ初めてでよく分かりませんw
週末の夜なら「ここだ」と決めたお店に並んで待つしか無いですね・・・
男一人でぼーっと待っているのも惨めですし、今回は退散することにしました。
ちょいと早めに高松駅に戻り、コンビニで飲み物やつまみ類を買い込みホームに向かいます。
四国一の鉄道駅とはいえ、土曜の夜は通勤客もほぼ居らずちょいと寂しい雰囲気です。
まぁ夜汽車を待つというシチュエーションには寂しいくらいがいいですけどね・・・
そして21時ちょっと前、定刻にサンライズ瀬戸が回送されてきました。
数日前は大雨で運休になったり新大阪で運転取りやめになったり、ここ最近の悪天候でこの日もちゃんと運転されるのか寸前まで心配してました。
まぁこの日は天候も回復し、無事に運転しくれてよかった・・・
ドアが開くと同時に列車に乗り込み自室に入ります。
ハンガーを外し、電気を消し、要らない寝具は上段ベッドに追いやって、充電器をコンセントにぶっ差してスマホの充電と、寝台列車における私のルーティンを黙々とこなします。
すると「コンコン」とドアノック。
乗り込んでまだ数分しか経ってませんが、検札です。
ここ数年はいつもほぼ満席という状態ですから、少しでも早く検札を終わらせておきたいのでしょう・・・
そして21時26分、定刻にサンライズ瀬戸は高松駅を出発しました。
その後、瀬戸大橋を渡って本州入りし、岡山で出雲市からやってきたサンライズ出雲と連結。
堂々14両の編成で東京に向けてひた走ります。
とここで今日の疲れがどっと出てウトウトと・・・
しばらくしてなにか違和感を感じて目を覚まします。
しばらく止まっているな・・・
外を見るとどこかの駅で停車していますがグーグルマップによると舞子駅のようです。
もうかれこれ20分くらい止まっているが、何事?
雨も降っていないし、事故か?
JR西のHPを見て呆然とします・・・
「舞子駅で発生した人身事故の影響で、JR神戸線は運転を見合わせ・・・」
はぁ?
舞子駅って、まさにここだよな?
まさかサンライズが当該列車なのか?
でも車内は静かで慌ただしい雰囲気もないし、そもそもこの止まっている場所は舞子駅を通過する優等列車などが通る列車線(外側線)でホームはありません。
通常、駅での人身事故といえばホーム上にいた人との衝突がほとんどだと思いますので、もしかしたら他の列車なのかもしれません。
とりあえずパトカーのサイレンが鳴っていたことだけは分かりましたが、車内からではそれ以上のことは分かりませんでした・・・
それから30分くらいしてゆっくりと列車は動き出しました。
意外と早く動き出したので、おそらく下り列車の事故だったのでしょう。
まぁそれでも1時間近く遅れが出てしまっていますので、明日の朝が心配です・・・
それからしばらく眠りについて目が覚めると静岡を過ぎたあたり。
だいたい4~50分遅れているでしょうか、この先の遅れが気になります。
というものこの列車が東京に到着したあと、約1時間後の新幹線で博多にトンボ返りする予定で切符も発券しています。
遅くとも朝8時過ぎまでに東京に着かねば乗り換えに間に合いそうにありません。
ただこの日は日曜日なので平日ほどの遅れ拡大は無いかな?
平日だったらラッシュ時間突入で間違いなく遅れは拡大し、ヘタすれば品川止まりとかになってしまいますからね・・・
それでも心配なので、熱海でJR東日本の乗務員に変わってから車掌に相談しました。
すると「いつ到着かは断言できないが、今現在の状況では8時以降の到着になる模様です」とのこと。
どうする・・・
ここでとるべき方法は二つです。
一つ目は横浜で降りて新横浜まで出て乗る予定だった新幹線に乗る。
二つ目は車掌に「遅延のため・・・」と切符に一筆書いてもらって後続の列車に変更する。
一つ目の方法は横浜に着く時刻にもよりますが、8時までに着けば市営地下鉄ブルーラインで新横浜まで20分もあれば着けるでしょうから間に合います。
しかしその場合、横浜~東京間の乗車は放棄することになるので料金がちょいと損しますw
二つ目の方法は運良く8時ころまでに東京に着いてくれれば何とか間に合いますし、間に合わなくても後続の列車には確実に乗ることが出来ます。
また遅延での変更ですから座席の種別も変えることなく、手数料など別途料金も発生しません。
どうする・・・
そうこうしているうちに列車は横浜に到着です。
時計を見ると7時45分ころ・・・
ここから東京まで通常なら25分ほどかかるので乗り継げないことはほぼ確定でしょう。
ってなわけで急いで荷物を掴んで列車から降ります。
階段を降り、改札を出て連絡通路をひたすら歩いて地下鉄に乗り換え・・・
そして8時過ぎ、無事新横浜駅に到着です・・・

乗るべき新幹線の新横浜到着は8時30分。
余裕で間に合った^^
そしてやってきた「のぞみ15号」に乗り込み、約4時間半の弾丸列車の旅を楽しんで戻って参りました・・・
さて、前日から博多~新山口~出雲市~岡山~高松~横浜~新横浜~博多とかなりハードな列車旅となりましたが、乗りたかった273系にも乗れたし、スリルを味会うことも出来たしよかった。
ただサンライズで終点まで乗ることが出来なかったのが心残りでした。
また次も乗りたいと思っていますので、何とか切符が取れますようにとお願いしてこの旅の終わりとさせていただきます。

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