5年ぶりの・・・
去る10月10日の日曜日、車で新山口まで出てSL「やまぐち」号に乗ってきました。
5年前に乗車した際はかみさんと二人でしたが、今回は子供も初めての乗車となります。

燃えて煙が出てる黒いのに乗るの?

そうだよ。

赤い電車(恐らくED76)じゃないの?

違うよ

黒いのは燃えてるから危ないじゃん。

・・・

危ないと言いながらも楽しみなのか子供はかなり興奮しており、前夜はなかなか眠れなかった様子。
実は私も今回の乗車はかなり楽しみにしておりまして、あれこれ準備していたので睡眠時間は3時間w

ちなみに10月9日~11日の3日間は客車が「サロンカーなにわ」で、機関車もC56との重連運転となっています。
ですから1ヶ月前の切符発売時には即完売で、9日分の切符を10時打ちした私も取れませんでした。
しかし幸運なことに翌10日分の切符が往復で取れ、今回無事乗車することが出来ました。

さて、10日朝5時頃起床。
前夜までの雨で汚れていた車をササッと洗い、7時半頃出発。
都市高速経由で九州自動車道に入り、その後ノンストップで9時過ぎに小郡に到着。
新幹線で行けば博多から30分ちょっとで着いてしまいますが、やはり高速道路の料金上限1000円ってのは家族での移動には有難い。

その後、駅の南にあるマックで軽く腹ごしらえをして車を止めるべく駅前(新幹線口)へ・・・

ここも「満車」か・・・

どこもかしこも「満車」の赤い文字。

1日500円~700円くらいで止められる駐車場はほぼ全て満車w
満車にも関わらず車が並んで待っているのですが、そんな悠長な事はしていられません。
料金は高めですが駅の真ん前にある駐車場へ止めました。

キオスクでお菓子や飲み物を買い、1番のりばへ向かうため広く長い跨線橋を1番奥まで歩いて行きます。
私一人は隣の2番のりばで降りてやまぐち号の入線を迎えることにしましたが、すでに大勢の人が・・・
まぁ「すでに大勢の・・・」ってのはもう慣れましたので今更驚くことはありませんけどね。

3番線を見るとC57が単機で待機していました。




今回はサロンカーなにわでの運転で、それに合わせて特製のヘッドマークを掲げていました。
その後すぐに「ポッ!」と軽く汽笛を鳴らして山口側へ引き上げていきましたが、SLの警笛って強烈な音ですね。
鳴らす瞬間が分かっていてもあの音には驚かされます。




新山口駅は山口線と宇部線の始発駅であり、そして以前は小郡機関区もあったため構内は結構広いですね。
東側には右側に山陽本線、そして左側に山口線が伸びています。


さて、1番線の列車が出発したあと推進運転でSLやまぐちが入線してきました。




14系客車を改造した「サロンカーなにわ」です。
1号車は1両丸ごと展望車でソファーが置かれており、飲み物やお土産などを販売するカウンターもありました。
ちなみに車内は全車両”土禁”だったようですが、今回は1号車以外は土足でOKでした。




こちらはC56の160号機。
比較的小型のこのC56は”ポニー”の愛称で親しまれています。
そしてこのC56の前にC57を連結して重連運転することになります。




完成図です。
人多すぎで客車まで入れて撮ることは不可能でしたw
まぁ仕方ありませんのである程度撮ったら1番のりばへ移動します。

1番のりばで子供&かみさんと合流し、先頭まで行ってみたのですが・・・
狭いホームに大勢のギャラリーがひしめき合っています。
子供がSLの吐き出す煙に巻かれて「臭い、臭い」とうるさいので退散。

時計を見ると出発まであと5分。
急いで一服して乗車することにしました。




発車間近になってようやく人がまばらになった1番のりば・・・
今から撮影する時間はもうありません^^;
ちなみに手前に見えている線路は0番線の線路です。
この位置で行き止まりのこの0番線は今年3月に使用停止となっており、ここに入ってくる列車はありません。


さぁ、満員の乗客を乗せてSL「やまぐち なにわ」号は津和野に向けて出発です。

| 鉄道::SL「やまぐち なにわ」の旅 | 19:55 | comments (0) | trackback (0) |
快適快適・・・
10時47分、SL「やまぐち なにわ」号は定刻に新山口駅を出発しました。
私達はすぐに最後尾の1号車(展望車)に行ってみたのですが、入口には数え切れないほどの靴が並んでおり、今は無理だと退却w
しばらく自席で外を眺めておりましたが、いやぁ~快適快適^^
元は14系客車ですが、シートは2-1の3列が千鳥配置になっています。
全車グリーンでシートピッチにも余裕があり、台車もいいヤツなのかは分かりませんが乗り心地はかなり良かったですね。
またこの車両はお召し列車でも使用されるため窓は防弾ガラスになっているそうです。

その後改めて展望車に行ってみるとソファーが空いていたのでしばらくここで過ごすことにしました。
トンネルを抜けるともうもうとした煙が背後に流れていくのが見えるのですが、密閉窓のこの車両にもその煙が入ってくるんですよね。
まぁ通常の12系客車に比べたらまだマシですけど、長いトンネルのあとはかなり煙たい思いをしますw
機関士はさぞ大変な思いをしていることだろう・・・

その後記念乗車証が配られるというので自席に戻ります。
そして乗車証をもらったあとはいつの間にかウトウトと・・・
ふと気がつくとちょうど徳佐駅に停車中。

徳佐と言えば・・・

どれくらいいるだろうか・・・

そんなことを考えているうちに徳佐駅を出発。
そのすぐあとのS字カーブに差し掛かると・・・
いましたいました、ずら~っと並んだ三脚がw
この日は前日とは違って晴れてくれましたので、そのチャンスを逃すまいと大勢のファンが撮影していました。

さぁ、時はあっという間に過ぎ去り津和野駅に到着です。
津和野に到着すると列車は一旦待避します。
その後機関車は方向転換するべく転車台へと向かいます。
私もしばらくして転車台の方に行ってみました。




まず機関車は重連のままここへやってきます。




ここで一旦停止したあと後ろのC56が切り離されてバックします。




その後C56が転車台へと向かいます。




ゆっくりゆっくりと転車台の上に乗り、くるっと回転。

C57はそのあと作業されるはずなのですが、結構時間が掛かりそうな雰囲気・・・
しかも子供が「お腹空いた」とうるさいので撮影を切り上げ。

その後、手打ちうどんを食べて街中をブラッと散策。
森鴎外記念館などにも行ってみようかと思っていたのですが、転車台でかなり時間を使ってしまいましたのでそれはまたの機会に^^;

このとき時計の針は14時半、そろそろ駅に戻らねば・・・



| 鉄道::SL「やまぐち なにわ」の旅 | 23:11 | comments (0) | trackback (0) |
帰りはPPで・・・
駅は大勢の乗客で賑わっています。
まぁ大勢って言うのは大げさかもしれませんが、あの小さな駅舎の中はかなり混雑しています。
私達も飲み物とおやつを買ってホームに向かいました。




跨線橋から見下ろすと、留置線に停留している列車の最後尾にC56が繋がれて待機しています。
今回、行きは重連運転でしたが帰りはC57が先頭でC56が後ろから押すプッシュプル運転とのこと。




SLのお尻をマジマジと眺めることなんてありませんでしたので、なんか不思議な光景でした^^;
このときはまだC57は連結されていません。

その後列車がホームに入線してくると、先頭付近には黒山の人集りが・・・

私はまだ人影の少ないうちに車内を撮影。




ご覧のようにシートは1列+2列の千鳥配置。
360度回転させることが出来、さらに45度おきに固定出来て様々なアレンジが可能です。
シート自体はグリーン車にふさわしいもので、肘掛けにはテーブルが収納されており座り心地は良好。
シートピッチもかなり大きいので後ろに気兼ねなく思いっきりリクライニング出来ます。
ちなみに展望車も撮ってみたのですが、人が多くてモザイク処理をするのが面倒なので割愛させていただきますw




展望室は諦めてSLを、と思ったのですが・・・
相変わらずの状況なので”とりあえず”撮って終わりw




15時20分、定刻に津和野駅を発車します。
行きは良かったのですが帰りは西日をモロに浴びて眩しいのなんの・・・
せっかくですから敢えてカーテンは引かずに車窓を楽しみます^^;

帰りも沿線各地で沢山のカメラが並んでいましたね~
丘の斜面にビッシリと並んだ三脚には圧倒されました。

行きは元気の良かった子供もさすがに疲れたのでしょう。
隣で爆睡しています^^

ポーッ ポッ ポッ

と絶気合図が良く聞こえます。
絶気合図とは重連などで機関車同士が”惰行運転しますよ”という汽笛による合図で、蒸気の送り込みを止める事を絶気といいます。
乗車したのが2号車で2両先に機関車がいますので汽笛がハッキリと聞こえていい感じ^^
ハチロクなどとはまた違って低く図太いその音は迫力あっていいですね。

さて、気がつけばもう終点新山口・・・
約2時間があっという間に過ぎ、爆睡中の子供を起こしてホームに降り立ちます。
日は西に大きく傾き、広い駅構内を赤く染めています。
C57はすぐに切り離され、後補機だったC56が客車を牽いて車庫に戻っていきました・・・

はぁ、終わった・・・

列車を見送ったあと、妙な脱力感が私を襲います。
このあと何をしていいのか分からない、何か不思議な感覚・・・


早く帰ろうよ!


という子供の呼びかけでハッと我に返り、跨線橋を渡って改札を出ました。
このあとお土産をあれこれ買って駐車場へ。

ふぅ~、と一つ大きなため息を吐きシートに座ります。
名残惜しい気持ちを抑えてキーを捻り、いざ福岡へ・・・



| 鉄道::SL「やまぐち なにわ」の旅 | 19:58 | comments (0) | trackback (0) |
今はシールなんだ・・・
さて、今日はSL「やまぐち なにわ」号の乗車で頂いた記念乗車証をご紹介します。




まずこちらはSL「やまぐち」号の通常時における記念乗車証です。
以前乗車した時はプラ板(後ほどご紹介します)だったんですが、今はシールになってるんですね・・・
子供の分と合わせて往復で計6枚頂いたのですが、子供が速攻で剥がしてあちこちに貼ってしまいましたので3枚しか残ってませんw




そしてこちらが今回の「サロンカーなにわ」運転日にだけ配布された乗車証です。
紙製ですが表裏共に綺麗に印刷されており、しっかりとお金をかけて作ってますね^^;
この前乗った「ED76三重連」の車内で販売されたヤツに比べたら雲泥の差ですw


以上2点が今回の旅で頂いた乗車証ですが、ここで前回SL「やまぐち」号に乗車した際の記念乗車証をご紹介します。




カードサイズのプラスティック板です。





両面のデザインはこのようになっており、ちょいと手が込んでますね。
この時はかみさんと二人での乗車だったのですが、帰りの車内で車掌が間違って2度くれましたので計6枚ありますw

以上記念乗車証のご紹介でした。

シールは子供に見つかると血相を変えて飛びかかって行きますので、ちゃんと隠しておかなきゃな・・・

| 鉄道::SL「やまぐち なにわ」の旅 | 22:21 | comments (0) | trackback (0) |

  
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