飛び鉋に魅了されて・・・
この前の三連休、日田まで出かけてきました。
目的は秋の民陶祭が開催される小鹿田焼です。
実は5月のGWに小石原に行って食器をいっぱい買い込んできたのですが、私もかみさんもすごく気に入ったんです。
そこで秋もまた出かけてみようということになったのですが、どうせなら小石原ではなく兄弟窯の小鹿田焼も見てみたいということで日田まで行ってみたわけです。

大分の日田とは言っても小鹿田地区は福岡の小石原と県境を挟んですぐ隣ですから、福岡市内からでも1時間ちょっと。
この日の天気予報は高確率で雨とのことで、小石原の時と同じように雨の中重い荷物を抱えて歩くのは嫌だなぁ・・・と、日程を前後入れ替えるか検討したのですが、
とりあえず行ってみようと車を走らせます。

日田インターで高速を降りて国道212号線~県道107号線であっという間に到着。
小さな集落で駐車場もごく僅かなのですが、お祭り期間中は広いグラウンドが臨時駐車場となっていました。

そこから歩いて10県ほどの窯元を廻っていきます・・・










小鹿田と書いて「おんた」と読みます。
詳細はググってもらうとして、小石原から移ってきた人たちがここで焼き始めたのが始まりです。
それ以降300年以上にわたって一子相伝で受け継いできた小鹿田焼の窯元は黒木・栁瀬・坂本の三家と分家の小袋のみの計10軒ほどしかありません。
そして登り窯と唐臼という伝統的な設備を大事に使い続け、300年前から何も変えず小鹿田の焼き物を守り続けています。
また小石原と違って商品に各窯元の銘は一切入っていません。
入っていてもせいぜい「小鹿田」とか「おんた」などの刻印で、各窯元独自のものは一切ありません。
ですからどこで買ったものか後になって分からなくなるのですが、購入時に窯元の名前が書いてある紙が入っているので大丈夫^^


さて、一軒一軒ゆっくりと見て回って思ったのですが、正直言って小石原よりも小鹿田のほうが好みですね。
これはかみさんも同じだったようで、小石原でたくさん買わなければ良かった・・・とちょいと後悔w
小石原焼とどう違うの?と思うかも知れませんが、実際に見比べるとすぐに分かります・・・
飛び鉋に刷毛目など小石原焼と同じ技法ではありますが、ダイナミックな小鹿田に比べて小石原のほうが繊細な感じですね。
小石原が柔なら小鹿田は剛、この違いはすぐに感じられるはずです。

小石原焼も好きなんですけど、あそこは各窯元それぞれの個性を強く打ち出している感じが強いですよね。
もちろん普遍的なデザインのものもあるのですが、若い人向けのモダンな感じとか、飛び鉋のアレンジとか、秀山ブルーに代表されるような独特の色など、
各窯元それぞれが特徴的な焼き物を幅広く作っている、そんな気がします。
あと、価格もちょいと高めw
一方、小鹿田焼は小石原焼のような幅広いバリエーションはありません。
色も形も似たようなものばかりですが、窯元によって微妙に鉋の飛び方とか刷毛目の具合などに違いがあるので、その中で自分の気に入った商品を選んでいきました。
価格も小石原と比べたらかなり安いですよ。
そりゃ観賞用の皿とか壺などは桁が違いますがw
ちなみにある窯元の店先に睡蓮鉢が飾ってありまして「欲しいなぁ・・・」って思ったのですが、どうやらヒビが入っているようで売り物ではない様子。
あれのもうちょっと大きめの睡蓮鉢、頼んで作ってもらうとしたらいくら位なんだろう・・・?
どうしても気になるのでいつか問い合わせてみよう^^;


さぁ、いつもならこの辺で「今回買ったのは・・・」と画像をペタペタ貼り付けていくのですが、それは今後機会があれば小石原焼と共にアップしてみようと思います。


ゆっくりと見て回ってお昼過ぎ、空はドンヨリとしていますがまだ雨は降ってきてません。
ちょいと早いですがこの日宿泊するホテルがある日田の中心部に向けて小鹿田の里をあとにします・・・



| 旅::小鹿田焼と日田 | 23:34 | comments (0) | trackback (0) |
天領日田・・・
小鹿田に別れを告げ、来た道を戻り日田の中心部へ。
昼飯をどこで食べるか迷ったのですが、宿の近くに有名な焼きそば屋があるみたいなのでとりあえず宿に向かいます。

この日泊まる宿は三隈川沿いにある「山陽館」という宿。
宿の従業員に了承を得て駐車し、そこから歩いて2,3分の場所に「みくま飯店」というお店がありました。
レトロな雰囲気の小さなお店ですが、なんと20人ほど並んで待っているじゃありませんか・・・
どうしようか・・・
しかし宿の従業員も「日田やきそばを食べるなら外せない店」と言っていたし、今から別の場所を探して移動するのも面倒くさいw
ドンヨリとした空もまだ雨をガマンしてくれていますので、このまま並んで待つことに決めます。

これだけの人数ですからかなりの待ち時間を覚悟していたのですが、意外と回転が速いようで40分ほどで入店できました。

中はカウンター席とテーブル席のあるどこにでもありそうなフツーのラーメン屋って感じです。
店主が汗だくになりながら鉄板で焼きそばを「焼いて」います。
この日田やきそばは茹でた麺の両面を鉄板で良く焼き、中はもっちり外はカリカリの絶妙な歯ごたえが特徴的。
席について注文を終えるとすぐに焼きそばとラーメンスープが出てきました。
こちらではどのお店でも焼きそばにスープが付いてくるみたいですね。

さぁ初めて食す日田やきそばとは・・・

先ほど書いた「中はもっちり、外はカリカリ」の麺、そしてシャキシャキのモヤシとぶつ切りの豚肉が絶妙にマッチしています。
麺は比較的しっかりと焼いているので歯ごたえが有り、最初はその違和感に戸惑いましたがすぐに慣れます。
食べ終える頃には「何これ、めっちゃ美味いんですけど・・・」と私もかみさんも大満足です。
ちなみにそんな私とかみさんの間で子供が食べていたのは「ラーメン」w
僕らにしてみれば焼きそばが有名ならもちろん焼きそばを食べるべきと考えますが、子供はそんなことお構いなしです。
ラーメン大好きっ子にしてみれば、いくら有名でおいしいと言われるもののお店であったとしてもそこにラーメンがあればそちらを選ぶ、まぁそういうことみたいですw

日田やきそばといえば「想夫恋」が元祖でこちら福岡にもいくつか店舗があるのですが、恥ずかしながら今まで一度も食べに行ったことがないんですよね。
ですから今後は地元でも時々食べに行こうと思います。


腹一杯になって店を出ると小雨が降っています。
早歩きで宿まで戻り、荷物をフロントに預けて一服していると「よろしいですよ」と早めにチェックインさせてくれました。
部屋の目の前は三隈川。
天気が良ければ散策とか気持ちよさそうなのですが、雨ですしちょいと歩き疲れたので夕飯まで一休み・・・

夕食は宿の所有する屋形船で三隈川の鵜飼いを見ながらというプランです。
相変わらず雨は降っていますが無事鵜飼いも見られたし、おいしい夕食をゆっくりと頂くことができて良かったです。
あとは温泉に浸かってゆっくりまったりタイム・・・


翌朝、天気は回復していて気持ちよい風がそよいでいます。
ホテルをチェックアウトしたあとは天領日田の古き良き面影の残る豆田を散策してみます。









| 旅::小鹿田焼と日田 | 21:33 | comments (0) | trackback (0) |
天領日田・・・その2
昨晩までの雨は止み、この日は天気も回復して気持ちよい一日になりそうです。
遅めの朝食をとりチェックアウト。
これから日田の古き良き面影を残す豆田を散策してみようと思いますが、気になるのは駐車場・・・
宿に預けて歩いて行こうかと思いましたが、従業員曰く「歩いて行くにはちょっと遠い」とのことで、おすすめの駐車場を教えてらって出発します。

車で10分足らずの場所、豆田の町並みの西側にある駐車場。
まだまだスペースも空いており、従業員の方ありがとう^^




一見人通りはまばらのようですが、その時を狙ってシャッターを切っているわけで実際はかなりの人出なんですよ。
比較的通行量の多い狭い道路の両脇を観光客が大勢通り、それを避けながら車が通行するような感じでちょいと神経を使います。
気になるお店に片っ端から入って廻りましたが、特に欲しいモノとかあるわけじゃないので買うものはあまりありません。
とりあえずグルッと回ってみようと歩いて行きますが、東側の上町通りに入ると人通りがぐっと増えます。
こちらがメインストリートなんでしょうか?
正直写真どころじゃありませんw
行き交う車に注意を払いながら進んで行きます・・・




するとなにやら存在感のある建物・・・

日本丸総本家

古い薬屋だそうで、日本丸は「にほんがん」と読みます。
あぁ、正露丸みたいなもんかw

この辺のシンボル的な建物のすぐ先にこの日お目当てのお店があります・・・




「千屋」といううなぎ屋さんです。
ここで有名な「日田まぶし」とやらを食してみたいと思いやってきたわけですが、意外と空いてるんであまり並ばずにすみました^^
日田まぶしとは、まぁいわば日田のひつまぶしです。




出てきた日田まぶしがこれ。
一般的なひつまぶしと大きく異なる点は薬味でしょうか。
わさびとネギは普通ですが、これに大根おろし、柚子胡椒が付いています。
しかもお店が丁寧に「おいしい食べ方」を教示してくれてますので、それに沿って食べるといいでしょう。
その中でも柚子胡椒と大根おろしの組み合わせは絶品。
最後は出汁を掛けてすすります。
私がうなぎを食べる時は蒲焼きやせいろが主でしたが、こういうのもいいですね。
アッサリしつつもしっかりとうなぎの美味さが感じられ、薬味の組み合わせによって様々な香りも楽しめて良かったです。

日田を訪れた際、やはり一度は「日田やきそばと日田まぶし」は食すべきと考えます^^
それくらい好印象でした。


さて、腹一杯になるとあちこち歩き回るのが面倒になります。
かみさんのリクエストで洋菓子・和菓子をいくつか買ってぶらぶらしていると、なにやら静かな場所に出てきました。




小さな公園がありますが人の気配がありません。
静寂の中に水の流れる音と鳥のさえずりだけが聞こえます。
川の上にある東屋でしばらく休憩です。
子供は公園で遊んでいますが、他に子供の姿はありません。
地元の子供達ってこういうところでは遊ばないのかな?
ってか、今時どこの子供も公園なんかで遊ばないか・・・


しばらく休んでいると睡魔が襲ってきますので、それに襲われる前に移動します。

川沿いの遊歩道?を歩いて行くと最初に通った通りにぶつかります。
やはりこちらのほうが人が少ないですね。
城下町の名残であるシケインを抜けてバックストレートを駆け抜け・・・る前に右に折れ、何か面白いモノはないかとうろつきます。
しかし別に特産品を買いたいわけでもないし、豆田の雰囲気というものを味わいたかっただけなので中程でUターン。




空はすっかり晴れ渡り、日の当たる場所と日陰ではかなりの温度差です。
さすが日田。
夏場は「今日の最高気温」の上位に必ずその名がある日田ですが、まだまだその暑さは健在でした・・・



| 旅::小鹿田焼と日田 | 00:27 | comments (0) | trackback (0) |
2年ぶりと半年ぶり・・・
この前の週末、日田の山の中にちょっと出かけてきました。




小鹿田です。

昨年夏の大水害で大きな被害を受け、2017年の民陶祭、2018年の唐臼祭が中止になってしまったのですが、今年の民陶祭は無事開催されました。
2年ぶりの民陶祭ということで大勢のお客さんで混雑すると予想し、早めに家を出てきたので8時過ぎには到着。
集落内の駐車スペースは僅かしかありませんが、この時間なら楽勝だろうと髙を踏んでいたのですが、なんとおおむね満車w
そうなると外れにあるグランドの臨時駐車場か、トンネル前後の道路を一部封鎖したスペースに駐めるしかありません。
あまりたくさん買い込むとそれを抱えて坂道を登ってこなくてはならなくなりますので、集落内のスペースに駐められるようにと早く出てきたのですが・・・

しかし諦めずに上から降りて行くと、ありました。
山の茶屋隣の駐車場はまだまだ余裕^^
まぁこの駐車場、出来ることならあまり駐めたくはない・・・
というのも、道路と駐車場の間に川が流れており、それにかかる小さな橋の幅がギリギリでして・・・
慎重にゆっくりと出来るだけまっすぐ橋に進入していかないと転落防止の低い柵にゴリッとやらかすことになりますw

そんな駐車場になんとか無事駐めることができ、早速10件の窯元を廻ってきました。




今年は特に何を買うとか決めていなかったので、とりあえず各窯じっくりと見て回ります。
その後、若干深めでいろいろと使えそうな大皿を坂本浩二窯で買い、形の気に入った急須を黒木富雄窯、そして小皿を数枚かみさんお気に入りの坂本義孝窯で購入。
できればマグカップや両手持ちのスープカップなども欲しかったのですが、大きさや形で気に入った物がないため見送り・・・
マグカップはもうちょっと大きい物があればいいんですけど、比較的小さい物ばかりなんですよね・・・
スープカップも片手持ちの小さいヤツはあったんですけど、できればもうちょっと大きめで両手持ちのが欲しい・・・




ということで以上2点は来年に持ち越しです。
来年もなければ作ってもらえるか聞いてみることにしますw


お昼になったので山のそば茶屋でおいしいおそばを頂き、山を降りることに・・・

そのあとは阿蘇まで足を伸ばし、道の駅「阿蘇」でお約束のソフトクリームを食べ、内牧にある地元スーパーの「みやはら」で飲み物やつまみを調達。
あちこち旅をしたときにはコンビニなどではなく必ず地元のスーパーに行く事にしています。
現地ではどんなものが好んで食べられているかとか、福岡ではあまり見られないような食べ物などもあったりして見るだけでも意外と楽しいんですよね。
大好きなあか牛も普通に売られていてうらやましい限りです。
こちらでも木の葉モールなどで売られていますので時々買いますけど、やっぱり現地のほうがちょいとお安いですね。




その「みやはら」の駐車場で阿蘇五岳を撮ったあとは今回で3回目となる「阿蘇乃やまぼうし」に宿泊。
とてつもなく人のいい女将さんは相変わらずで、元気に頑張っていました。
今までお店を切り盛りしていた料理長の次男さんは熊本市内にお店を出されたそうで、それからは三男さんが責任者として頑張っているようです。

そして夕食後にその三男さんと立ち話をしていて驚愕したことがあります・・・

阿蘇に来る前に小鹿田に寄ってきたこと。
雄大な景色を眺めながらゆっくりしたいと阿蘇にやってきたこと。
その阿蘇では大のお気に入りでもある阿部牧場のASOMILKをたくさん買って帰ること。
つまりここへはASOMILKを買いにやってきたといっても過言ではないということ。
実は宿に来る前に大きい瓶を1本買って部屋で飲みきったこと。

ここまで話をしたとき、笑って聞いていた三男さんの口から驚きの事実が・・・

「ASOMILKはうちの本家がやってるんですよ」と。

え?

マジですか・・・

そういえばやまぼうしも阿部さんだけど、まさか親戚だったとは・・・

翌朝女将さんにその話をしたら、どうやら女将の旦那さんの実家ということでした。
昔はかなり厳しい時期もあったようですか、経営が今の代になってからはとても上手くいっているようです。
その女将さん、かつては牛乳が苦手で飲めばすぐにお腹を壊すほどだったそうです。
しかし阿部牧場が試行錯誤していろいろこだわって造ったから飲んでみてとASOMILKを進められたところ、女将さんも「おいしい」とビックリだったそうです。
結局お腹を壊すこともなく、女将さんが唯一飲める牛乳がASOMILKです。
女将さんが「これ砂糖入ってる?」と聞いたとかで大笑いw
確かにそれくらい甘く感じるんですよ。
そして濃厚でクリーミー。
さらっとはしてるんですけど、まるで生クリームのような味わいはその辺のスーパーで普通に売ってる牛乳とは全然違いますね。

翌日、そんなASOMILKをかみさんは職場にも持って行くとかで5本も買い、その後高森まで行っていつもの「田楽村」で田楽と地鶏を堪能して帰路につきました・・・


やっぱ阿蘇はいいですね。
何もせず外輪山と阿蘇五岳を眺めているだけで十分です。

癒やされました。

| 旅::小鹿田焼と日田 | 22:37 | comments (0) | trackback (0) |

  
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