長崎さるく・・・
2月3日の節分の日、久しぶりに列車で長崎に行ってきました。
長崎への特急「かもめ」のメインは白い885系なのですが、個人的に好きじゃないので敢えて787系で運転されている「かもめ」を選択します。
885系や883系のシートは多くの人が感じるように乗り心地が良くありません。
その点787系はJR九州内の在来特急用車両の中では一番乗り心地が良いと思うのは私だけではないはず・・・
しかも「かもめ」運用の787系にはごく一部を除いてグリーン個室があるので、家族で利用する時に重宝します。
何を食べようが何を飲もうが、そして無防備な姿で爆睡しようが周りの目を気にする必要がありませんからねw




隣の5番のりばに「ゆふいんの森1号」が入線していました。
またあれに乗って湯布院や別府に行くのも良いなぁ・・・
個室に入って荷物を下ろし、この写真を撮った瞬間に列車は動き出します。
上り列車の「みどり4号」が博多に到着するのが9時5分。
その列車の折り返し運転なので博多駅での車内清掃があるのですが、それが終わって乗り込んだ時点ですでに9時12分で出発まで3分しかありません。
始発駅のくせにたった3分しか乗車時間を与えないってどうよ?
特急天国のJR九州で鳥栖~博多間の特急列車の本数考えたら仕方ないのかな・・・

さて、列車は静かに滑るように発車して鹿児島本線を快調に南下し、鳥栖から長崎本線に入って西を目指します。
個室内では子供とかみさんがL字になったソファーで寝ています。
私もそれにつられてウトウトと・・・

そして11時23分、定刻に長崎駅に到着。




ちょうど今の時期はランタンフェスティバルが開催されており、これも今回の長崎旅行での目的の一つです。




この日は朝から抜けるような青空でとても天気がよかったです。
気温も朝は冷え込みましたが日中はとても暖かく観光日和・・・

駅のすぐ横にあるホテルに荷物を預け、ここからしばらく散策がてら歩いて行きます。


ゆめタウンの先にある川にあるものを発見・・・




これは1982年まであった長崎本線の長崎駅~長崎港駅間の線路で、今はその一部がこうやって動輪のモニュメントと共に残されています。




この南側の跡地には出島ワーフがあり、そのさらに南には大きく埋め立てた土地に水辺の森公園や美術館があります。
水辺の森公園は帆船祭りで一度来たことがありますが、とても綺麗で気持ちの良い公園です。
長崎港駅より南には貨物線が延びていたようで、その終点に今ある施設を目指して歩いて行きます。

美術館を抜けるとすぐにその施設が目に入ります。
すでに多くの人が並んでいますが、予約制なので慌てる必要はありません^^
受付を済ませてトイレに行ったあと、船に乗ってある場所へ向かいます・・・

| 旅::軍艦島 | 01:31 | comments (0) | trackback (0) |
長崎県長崎市高島町字端島・・・
さて、これから船に乗って沖に出ます。
天気は快晴、波も穏やかではありますが風が超冷たいw
乗った船は1階が室内で風をしのげますが、私の乗った2階は屋根のみですのでこの風はちょいと厳しいw




出航するとしばらくして大きなクレーンが見えてきます。
これは世界遺産に指定されたジャイアントカンチレバークレーンです。
1909年に竣工で、このタイプのクレーンでは日本で最初に建造されたものだそうです。
すでに107年が経過していますが、いまだに現役で稼働しているのはすごいですね。
海の潮風にも耐え、戦火に見舞われながらもしっかりとこの地で役目を果たし続けています。

さらに南には3つのドックがあり、戦艦武蔵を建造した当時のガントリークレーンの一部もまだ残っています。


船は女神大橋をくぐって左手に長崎造船所の焼香工場を見ながらさらに沖へ向かいます。
そしてしばらくすると伊王島に到着です。
住人の6割がカトリック教徒という伊王島はちょっとしたリゾートアイランドとなっていますが、今回の目的はここではありません。




九州本土と結ぶ伊王島大橋をくぐってさらに沖に向かいます・・・




そしてしばらくするとなにやら不気味な島影が・・・




ここは端島という島で、別名を「軍艦島」といいます。
見た目がまるで軍艦・・・まさに軍艦島です。
軍艦島についての詳細は長々とは書きません。
簡単に言えばこの島の炭鉱で働く人たちのために住居や各施設を建てていき、最終的にこのような姿になったというわけですね。
ちなみに日本最古のRC造集合住宅がこの軍艦島にあります。

今から8年前、近代化遺産のブームに乗ってか島の一部ですが観光客への上陸が認められ、軍艦島クルーズなどという観光船が数社から運航されるようになりました。

そう、私はそのクルーズ船に乗ってここにやってきたのです・・・








冬場は海が荒れて上陸できない日も多々あるらしいですが、この日は前述の通り絶好の上陸日和でした^^
次回、いよいよ上陸です・・・

| 旅::軍艦島 | 00:00 | comments (0) | trackback (0) |
我、軍艦島に上陸せり・・・
長崎の常磐桟橋を出航して途中伊王島を経由し、いよいよ軍艦島に到着です。
島の東側にあるドルフィン桟橋に接岸し、乗客はゾロゾロと船を下りていきます・・・




島の一番高い場所にあるのが3号棟。
ここは幹部社員の住宅で、唯一各戸に風呂があったそうです。




ここは炭鉱の総合事務所跡。
レンガの壁は石とコンクリートの塊でできた島の中で一際目立っていたことでしょう・・・




事務所のすぐ東側にある第二竪坑入り口の桟橋跡。
補修作業で足場が組んであるので分かりづらいですが、階段を見ることができます。
毎朝ここを男達が上って仕事場に向かい、夕方真っ黒になって戻ってきていたわけです。
桟橋を渡った先に竪坑を降りるケージと呼ばれるエレベーターに乗って地下に降りていました。
エレベーターといっても囲いも何もない鉄骨で組んだ四角い籠のようなもので、しかも下降速度は秒速8mだとかw
下降というよりもはや落下ですよ・・・




島の護岸にはコンクリートだけでなく、このような石垣もあちこちに残っています。
これは天川(アマカワ)といわれる漆喰で固めたもので、この漆喰はいわばセメントの代用品。
厳しい環境でもこうやって残っているということはすごいことだと思います。




島の南西側に回り込んでいくと破壊された建物群がさらに見えてきます。
台風や荒波による強い風雨などでコンクリート建造物はこのような運命をたどるわけです。




正面中央に見える建物が30号棟と呼ばれる日本最古のRC造集合住宅です。
このような歴史的建造物は是非とも保存してもらいたいと思うのですが、ガイドによると保存は現代の技術を持ってしても不可能だということでした。
つまり、この先倒壊という運命は避けられないということです・・・

コンクリートといえば強固なイメージがありますが、確かに強固な素材です。
しかしコンクリートだけでこのような高層建造物は建てられないわけで、当然補強のために鉄筋や鉄骨を使用します。
鉄筋を補強材としたコンクリートをRC(Reinforced Concrete)構造と呼ぶわけですが、この鉄筋がやられると強固な建物でも崩れ落ちてしまいます。
その鉄筋を守るためにコンクリートの被り厚を多くして保護しているわけですが、それでも塩害・太陽光による熱・凍害などで亀裂が起きたり、二酸化炭素による中性化が配筋部にまで及ぶと鉄筋は錆びてしまいます。
強アルカリのコンクリートで守られていた鉄筋はそのような原因で酸化・腐食し、その錆びた鉄筋は膨張しコンクリートを破壊してさらに侵食が進んでいくわけです。
劣化が軽微であれば補修で対応して“延命”することもできるかもしれませんが、築101年で廃坑以来40年以上放置されてきた30号棟はすでに手の施しようがない状態なわけです。
悲しいことですが、これも運命と今後静かに見守っていくことしかできません・・・




さて、島内ではガイドの方が当時の写真などを手にいろいろ説明をしてくれました。
島民の生活、炭鉱マンの給料、そしてこれら建造物について興味深い話が聞けました。
最盛期には島内の人口は5000人を超え、人口密度は東京特別区の9倍以上だったとか・・・
唯一あったパチンコ屋の台がまだ1台残っているとか・・・
住居用の建物は最大10階建てだったそうですが、その全てにエレベーターは設置されていなかったとか・・・
こんな環境でも凶悪な犯罪はなかったとか・・・

まぁでも、今こんな日本版九龍城みたいな場所に住めと言われてもムリだなぁw


さぁ、かれこれ1時間ほどでしょうか、島内の限られた場所ではありましたが軍艦島を自分の目で見ることができてよかったです。
日本の高度経済成長の一端を担ってきたこの島について少しでも知り、そして感じ、とても有意義な日となりました。

そろそろ船に乗り込んで常磐桟橋に戻ります。
帰りは風と寒さから逃げるように1階の船内に席を取りますw
そして船内で行われたじゃんけん大会ではかみさんが勝ち残ってオリジナルグッズをもらっていました^^
最後まで楽しませてくれた軍艦島コンシェルジュの方達に感謝です・・・



| 旅::軍艦島 | 00:39 | comments (2) | trackback (0) |

  
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