2025,05,06, Tuesday
サンライズ出雲92号は14時05分、定刻に出雲市駅を出発しました。
ひとまず伯耆大山から伯備線に入り岡山駅を目指しますが、特急列車とはいえ臨時列車ですからあちこちで列車交換などの停車があります。
具体的にどこで停まるかは一応決まってはいるのですが、ダイヤの乱れなどそのときの状況に応じて対応しなければなりません。
そして客扱いの停車ではないので当然時刻表にも載っていません。
さらにこの日は前日からの強風の影響で伯備線内で倒木が発生して数本の「やくも」が運休していました。
その後も「やくも」は8→4両に減車されての運行だったりとダイヤが乱れている中での運転となりました。
出雲市を出発して伯備線の最初の停車駅である新見には17時ころ到着。
定期のサンライズは出雲市を出て2時間20分ほどで新見に着くのですが、この臨時サンライズはここまで3時間掛けてやってきました。


日は少し傾いてきましたが、この時期ではまだまだ昼間と変わらない明るさです。
ここ新見駅は伯備線における主要駅で、姫路駅を起点とする姫新線の終点でもあり、山間部を貫く伯備線の中では比較的大きな駅です。
10分ほどの停車で列車は新見駅を出発します。
その後は通常であれば30分ほどで到着する備中高梁駅に約1時間、そしてそこからまた1時間近くかけて倉敷駅に向かいます。
山陽本線に入ると水を得た魚のようにスピードアップするのですが、それでも定期列車ほどではありません。
岡山到着が19時41分と、出雲市からここまで5時間半かかりました。
この時点で定期列車との所要時間差は約2時間というわけで、岡山以降も同じペースでの運転となりそうです。
さてここ岡山ではサンライズ瀬戸との併結作業はありませんのでギャラリーはそれほど多くはありません。
ここでは9分停車なので多くの乗客が列車を降りてコンコースに駆け上がり、私もそれに続きます。
理由は食料調達ですw
ここまで5時間半、そしてここから10時間以上、乗客の多くはその大半を寝ずに過ごす筈ですから腹も減ります。
と、考えることは皆同じなわけで、食料を調達すべく売店に赴きますが時すでに遅し・・・
2日の夜ともなると仕事帰りのサラリーマンをはじめ、GWの旅行客でごった返しており、弁当という弁当はすでに売り切れ・・・
あれこれ悩んでいるうちに発車しちゃいますので、適当に飲み物だけ買って車内に戻ります。
まぁとりあえずツマミ系のちょっとした物ならまだ手持ちにありますので、それでしばらく我慢します。
このあと大阪で14分の停車時間がありますので、それがラストチャンスです・・・
そして岡山を出発して姫路、三ノ宮と停車していき、22時15分ころ大阪に到着。
ここ大阪でも大勢の乗客が買い出しで急ぎ足・・・
大勢の客がひしめくコンコースの中、店はどこかと探す目線の先にコンビニの姿を発見。
ここで食料を買い足してちょいと早めに車内に戻りました。

大阪を出たら翌朝6時前の横浜まで客扱い停車はありません。
買い込んだ物が腹の中に入ると途端に眠くなりますw
京都を通過して米原での運転停車まではハッキリ覚えてますが、その後はウトウト・・・
目を覚ましてはウトウトの繰り返しで名古屋、静岡、と列車の進行具合を時々確認。
4時過ぎになると空がうっすらと明るくなり、富士山のシルエットが浮かび上がってとても幻想的でした。
沼津、熱海、小田原と列車は進み、5時56分の定刻に横浜に停車。
休日で人もまばらな横浜駅のホームを横目に列車はラストスパート・・・
そして6時23分、こちらも定刻に終着駅東京に到着です。


相変わらず大勢のファンに取り囲まれるサンライズ出雲ですが、この臨時は7両と短い編成をいつもとは違う9番線のプラットホーム中程まで滑り込ませています。
無事に私たちを送り届けてくれたサンライズ出雲92号をしっかりと見送り、このあと7時08分に隣の8番線にやってくる定期のサンライズ瀬戸・出雲を出迎えました。
さて、私の念願だった臨時サンライズの旅は長いようであっという間に終わってしまいました。
寝台列車に乗るといつも思うのが「あっという間」だということ。
これが座席車だととてつもなく長く感じるんでしょうが、やはり横になれるというのは楽ですね。
何度乗っても飽きることのない列車ですので、またすぐに乗りたい症候群がやってくるってところがちょっと厄介ではあります。
さぁこのあとは長居せず、東京なんてどこも見るところはありませんのでさっさと帰ります。
GW期間中は全席指定の「のぞみ」ですが、博多までの列車はほぼ全て満席です。
まぁだろうね、ということで臨時サンライズの切符が取れた時点でサクッと予約しておきました。
ちなみに東海道・山陽新幹線は近距離なら普通車でお全然かまいませんが、東京~博多間を全区間新幹線で移動する際は必ずグリーン車を選んでいます。
理由は普通車とは快適度が全く違うからです。
明らかに静かだし、広くゆったりとしたシートは1000km以上の移動では到着時の疲労度が段違いです。
またこれは多客期や大きくダイヤが乱れているときなどでもメリットがあります。
たとえば乗客が大勢乗り込もうとしているとき、全席指定でも席数以上の客が乗ることは可能なんですよね。
自由席特急券しか持っていなくても乗車自体は可能です。
その際は普通車のデッキを立席利用するのが原則となりますが、グリーン車はデッキなども含めてその列車のグリーン券を持っていない客はその車両自体に立ち入ることができません。
特に夏場の台風シーズン、計画運休で大幅にダイヤが乱れたときなどは、デッキだけでなく車内にまで乗客を詰め込むことがありますが、この場合も原則的にグリーン車には立ち入れません。
ただ最終列車など特に事情がある場合はグリーン車の中にも入れるケースはあるかと思いますが、基本ないと思っていいでしょう。
あとこれは通常時にも言えることなのですが、車内の通り抜けもグリーン車では原則不可であると思ってください。
急いで飛び乗って自席に向かうためやむなく移動ってケースはよくあるかと思いますが、こういったやむを得ない場合を除いてグリーン車の切符を持たない乗客は立ち入れません。
混雑しているため他の車両のトイレを使うとか、そういった理由での通り抜けはできないんですよ・・・
そのため、在来線も含めて一般的にはグリーン車などの優等車両は編成の端部に組み込まれることが多いです。
通り抜けを含め他の客の立ち入りを防ぐためです。
しかし東海道・山陽新幹線のグリーン車は8から10号車と編成の真ん中にあります。
これは下車時の移動距離を考えてホーム中央付近に降りられる位置に組み込まれています。
そういった理由で長距離ではグリーン車を利用することが多いわけですが、やはりネックは価格です。
しかしEX予約で7日前までであれば約24000円で買えます。
まぁ普通車ならもっと安いのですが、グリーン車でこの価格なら一考の価値ありだと思いますね。
ただ年末年始やGW、お盆などの最繁忙期は割引がわずかとなり約30000円と正規料金との差は1000円程度とお得感は激減しますが、その時期は仕方ないでしょう・・・w
確かに5時間という乗車時間は飛行機と比較した場合の大きなデメリットでもありますが、東京駅についてそこから福岡に帰ることを考えたらそのまま新幹線に乗った方が楽です。
途中で乗り換えて羽田まで行って搭乗手続きをして・・・というのはいちいち面倒臭いんで、LCCを利用していくら安く乗れるとしても急ぎでない場合は新幹線を私は選びます。
旅先での時間を多く取りたいって場合は断然飛行機だと思いますが、私の場合はほぼないケースだと思っています。
なぜなら列車に乗るのが目的だから・・・w
とまぁ長々と書き綴ってきましたが、無事に博多まで戻ってきました。
途中、乗客が多すぎて各列車の停車時間が延びたため若干の遅延がありましたが、博多到着は5分程度の遅れでした。
特に東海道区間は列車本数が異次元の多さですから、ちょっとでもイレギュラーが発生したらたちまちスローダウンしてしまいます。
それでも安全に大きな混乱もなく運行しているのはすごい事だと思いますがいかがでしょうか・・・
それでは今年中にまたサンライズの旅ができることを願って終わろうと思います。

ひとまず伯耆大山から伯備線に入り岡山駅を目指しますが、特急列車とはいえ臨時列車ですからあちこちで列車交換などの停車があります。
具体的にどこで停まるかは一応決まってはいるのですが、ダイヤの乱れなどそのときの状況に応じて対応しなければなりません。
そして客扱いの停車ではないので当然時刻表にも載っていません。
さらにこの日は前日からの強風の影響で伯備線内で倒木が発生して数本の「やくも」が運休していました。
その後も「やくも」は8→4両に減車されての運行だったりとダイヤが乱れている中での運転となりました。
出雲市を出発して伯備線の最初の停車駅である新見には17時ころ到着。
定期のサンライズは出雲市を出て2時間20分ほどで新見に着くのですが、この臨時サンライズはここまで3時間掛けてやってきました。


日は少し傾いてきましたが、この時期ではまだまだ昼間と変わらない明るさです。
ここ新見駅は伯備線における主要駅で、姫路駅を起点とする姫新線の終点でもあり、山間部を貫く伯備線の中では比較的大きな駅です。
10分ほどの停車で列車は新見駅を出発します。
その後は通常であれば30分ほどで到着する備中高梁駅に約1時間、そしてそこからまた1時間近くかけて倉敷駅に向かいます。
山陽本線に入ると水を得た魚のようにスピードアップするのですが、それでも定期列車ほどではありません。
岡山到着が19時41分と、出雲市からここまで5時間半かかりました。
この時点で定期列車との所要時間差は約2時間というわけで、岡山以降も同じペースでの運転となりそうです。
さてここ岡山ではサンライズ瀬戸との併結作業はありませんのでギャラリーはそれほど多くはありません。
ここでは9分停車なので多くの乗客が列車を降りてコンコースに駆け上がり、私もそれに続きます。
理由は食料調達ですw
ここまで5時間半、そしてここから10時間以上、乗客の多くはその大半を寝ずに過ごす筈ですから腹も減ります。
と、考えることは皆同じなわけで、食料を調達すべく売店に赴きますが時すでに遅し・・・
2日の夜ともなると仕事帰りのサラリーマンをはじめ、GWの旅行客でごった返しており、弁当という弁当はすでに売り切れ・・・
あれこれ悩んでいるうちに発車しちゃいますので、適当に飲み物だけ買って車内に戻ります。
まぁとりあえずツマミ系のちょっとした物ならまだ手持ちにありますので、それでしばらく我慢します。
このあと大阪で14分の停車時間がありますので、それがラストチャンスです・・・
そして岡山を出発して姫路、三ノ宮と停車していき、22時15分ころ大阪に到着。
ここ大阪でも大勢の乗客が買い出しで急ぎ足・・・
大勢の客がひしめくコンコースの中、店はどこかと探す目線の先にコンビニの姿を発見。
ここで食料を買い足してちょいと早めに車内に戻りました。

大阪を出たら翌朝6時前の横浜まで客扱い停車はありません。
買い込んだ物が腹の中に入ると途端に眠くなりますw
京都を通過して米原での運転停車まではハッキリ覚えてますが、その後はウトウト・・・
目を覚ましてはウトウトの繰り返しで名古屋、静岡、と列車の進行具合を時々確認。
4時過ぎになると空がうっすらと明るくなり、富士山のシルエットが浮かび上がってとても幻想的でした。
沼津、熱海、小田原と列車は進み、5時56分の定刻に横浜に停車。
休日で人もまばらな横浜駅のホームを横目に列車はラストスパート・・・
そして6時23分、こちらも定刻に終着駅東京に到着です。


相変わらず大勢のファンに取り囲まれるサンライズ出雲ですが、この臨時は7両と短い編成をいつもとは違う9番線のプラットホーム中程まで滑り込ませています。
無事に私たちを送り届けてくれたサンライズ出雲92号をしっかりと見送り、このあと7時08分に隣の8番線にやってくる定期のサンライズ瀬戸・出雲を出迎えました。
さて、私の念願だった臨時サンライズの旅は長いようであっという間に終わってしまいました。
寝台列車に乗るといつも思うのが「あっという間」だということ。
これが座席車だととてつもなく長く感じるんでしょうが、やはり横になれるというのは楽ですね。
何度乗っても飽きることのない列車ですので、またすぐに乗りたい症候群がやってくるってところがちょっと厄介ではあります。
さぁこのあとは長居せず、東京なんてどこも見るところはありませんのでさっさと帰ります。
GW期間中は全席指定の「のぞみ」ですが、博多までの列車はほぼ全て満席です。
まぁだろうね、ということで臨時サンライズの切符が取れた時点でサクッと予約しておきました。
ちなみに東海道・山陽新幹線は近距離なら普通車でお全然かまいませんが、東京~博多間を全区間新幹線で移動する際は必ずグリーン車を選んでいます。
理由は普通車とは快適度が全く違うからです。
明らかに静かだし、広くゆったりとしたシートは1000km以上の移動では到着時の疲労度が段違いです。
またこれは多客期や大きくダイヤが乱れているときなどでもメリットがあります。
たとえば乗客が大勢乗り込もうとしているとき、全席指定でも席数以上の客が乗ることは可能なんですよね。
自由席特急券しか持っていなくても乗車自体は可能です。
その際は普通車のデッキを立席利用するのが原則となりますが、グリーン車はデッキなども含めてその列車のグリーン券を持っていない客はその車両自体に立ち入ることができません。
特に夏場の台風シーズン、計画運休で大幅にダイヤが乱れたときなどは、デッキだけでなく車内にまで乗客を詰め込むことがありますが、この場合も原則的にグリーン車には立ち入れません。
ただ最終列車など特に事情がある場合はグリーン車の中にも入れるケースはあるかと思いますが、基本ないと思っていいでしょう。
あとこれは通常時にも言えることなのですが、車内の通り抜けもグリーン車では原則不可であると思ってください。
急いで飛び乗って自席に向かうためやむなく移動ってケースはよくあるかと思いますが、こういったやむを得ない場合を除いてグリーン車の切符を持たない乗客は立ち入れません。
混雑しているため他の車両のトイレを使うとか、そういった理由での通り抜けはできないんですよ・・・
そのため、在来線も含めて一般的にはグリーン車などの優等車両は編成の端部に組み込まれることが多いです。
通り抜けを含め他の客の立ち入りを防ぐためです。
しかし東海道・山陽新幹線のグリーン車は8から10号車と編成の真ん中にあります。
これは下車時の移動距離を考えてホーム中央付近に降りられる位置に組み込まれています。
そういった理由で長距離ではグリーン車を利用することが多いわけですが、やはりネックは価格です。
しかしEX予約で7日前までであれば約24000円で買えます。
まぁ普通車ならもっと安いのですが、グリーン車でこの価格なら一考の価値ありだと思いますね。
ただ年末年始やGW、お盆などの最繁忙期は割引がわずかとなり約30000円と正規料金との差は1000円程度とお得感は激減しますが、その時期は仕方ないでしょう・・・w
確かに5時間という乗車時間は飛行機と比較した場合の大きなデメリットでもありますが、東京駅についてそこから福岡に帰ることを考えたらそのまま新幹線に乗った方が楽です。
途中で乗り換えて羽田まで行って搭乗手続きをして・・・というのはいちいち面倒臭いんで、LCCを利用していくら安く乗れるとしても急ぎでない場合は新幹線を私は選びます。
旅先での時間を多く取りたいって場合は断然飛行機だと思いますが、私の場合はほぼないケースだと思っています。
なぜなら列車に乗るのが目的だから・・・w
とまぁ長々と書き綴ってきましたが、無事に博多まで戻ってきました。
途中、乗客が多すぎて各列車の停車時間が延びたため若干の遅延がありましたが、博多到着は5分程度の遅れでした。
特に東海道区間は列車本数が異次元の多さですから、ちょっとでもイレギュラーが発生したらたちまちスローダウンしてしまいます。
それでも安全に大きな混乱もなく運行しているのはすごい事だと思いますがいかがでしょうか・・・
それでは今年中にまたサンライズの旅ができることを願って終わろうと思います。

| 鉄道::その他 | 17:21 | comments (x) | trackback (0) |
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