24年ぶりの筑豊本線・・・
門司港を出ると門司、小倉と客扱いの停車があり、その後しばらくすると鹿児島本線と分かれて左にカーブ。
短絡線の折尾駅を通過していよいよ筑豊本線を走行です。

かつて私が小学生の頃、寝台特急「あかつき」は新大阪(大阪)~長崎・佐世保間に2往復運転されていました。
そのうち1往復は長崎本線の肥前山口で長崎編成と佐世保編成を併結し、鹿児島本線経由で運転。
そしてもう1往復の佐世保編成が筑豊本線を経由し、門司で鹿児島本線経由の長崎編成と併結される形になっていました。
この後者の「あかつき2号」は、長崎と佐世保からそれぞれ単独で門司まで行きますので、肥前山口~原田間は同じ名前の「あかつき2号」が2本続けて走行するという光景を目にすることが出来ました。

その筑豊本線経由が廃止されたのが1985年のこと・・・
それ以来ブルートレインが筑豊本線を走ることはなく、今回の運転は実に24年ぶりということになります。

残念ながら私はこの筑豊「あかつき」には乗ったことがありません。
私がいつも乗車していた博多駅を通ることはありませんので、乗るためにはわざわざ鳥栖まで出なければなりませんでしたからね・・・
子供心に「博多を通らないなんて許せん!」と嫌っていたので、博多を通る「あかつき2号」の長崎編成にも乗ることはありませんでしたw
そんな思いで見ていた「あかつき」ですが、「あかつき4号」「明星・あかつき」にはしっかり乗っていたりします^^;

その筑豊「あかつき」のリバイバル運転は順調に進み、直方、新飯塚と客扱いの停車していきます(当時は直方、飯塚に停車)

新飯塚を出ると20分ほどで筑前内野駅に到着。
ここでは一応運転停車ではありますが、ドア扱いをして乗客のみの撮影会が開催されました。



ここでは乗客以外の立ち入りを制限し、乗客達だけで線路に降りて撮影することが出来ました。
こうやって見ると年配の方が結構いますね~






この日は快晴で気温も高く、ちょっと歩いただけで汗が噴き出してきます。
改札の外で一服して周りを見渡すと、地元の人たちやあちこちからやってきたと思われるギャラリーが大勢外から見学しています。
こんな小さな駅にこれだけの人が集まることもそうそうないでしょうね・・・

撮影のための停車時間は29分間。
時間的にも余裕があるため、みんなまったりとしています^^
そんな中、今回も当然のごとく参加されているあの宇都宮照信氏は記念館の写真を撮るためか忙しそうにしていました。




今回もシングルデラックスは写真展示や業務スペースとして使用されていましたが、その隣の車両は乗客用にソロから開放B寝台車に差し替えられていました。




決して力持ちとは言えないDE10ですから、このように重連での運転となっています。
これがDD51の重連だったらもっと迫力あっただろうに・・・

さて・・・
あっという間に撮影タイムは終了・・・

そして列車は冷水越えの長いトンネルを抜け、原田で鹿児島本線に入りました。

あ、そうそう・・・
筑前内野を出てすぐに本日の弁当が配られました。




薄暗い中での撮影でお見苦しいですが、こんな感じでした。
包み紙は「あかつき」のテールマークですね^^
製造は「かしわめし」で有名な東筑軒。
その”かしわめし”で「あかつき」のヘッドマークを表現しています。

弁当を食べ終えてから前回同様にクイズ大会が催されたあと、途端に睡魔が襲いかかってきました。
昨晩は準備などでほとんど寝ていませんので、私は時々うつらうつらと・・・
かみさんと子供は2段ベッドの上段に上ってゆっくりお昼寝^^
ちょっと寝たい・・・と思えば、周りを気にせずすぐに寝られるのが寝台車のいいところですね。
私たちのお向かいさんも子供連れでしたが、同じように上段で一眠りしていました^^

さぁさぁ、列車は風光明媚な有明海沿いでスキール音を響かせながら走行していきます。
沿線のあちこちではたくさんのカメラがこちらを睨み付けています・・・
特に有名ポイントだと思われる場所なんかは、それはもうすごいことになっています^^;




そして日も傾きかけてきた15時41分、終点長崎駅に到着です。
門司港からここ長崎まで6時間もかけて走ってきましたが、着いてみるといつもあっという間に感じますね・・・

「あかつき」が回送されていったあと、あらかじめ決められた今夜の宿にそれぞれが別れていきます。
この企画で宿泊に利用される宿はJR九州ホテルやチサングランドなど長崎駅近くのホテル・・・
しかし、今回私たちは別途料金を払って稲佐山観光ホテル泊まることにしました。
その送迎バスに揺られてゆっくりと稲佐山を登っていくのでありました・・・

| 鉄道::ありがとうブルートレイン第1弾「みずほ・あかつき」の旅 | 23:24 | comments (0) | trackback (0) |
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