42レから2レへ・・・
博多特発となった42レ「はやぶさ」がいよいよ門司駅に到着です。



ここで大分からやってきた2レ「富士」に併結され、約30分後に発車します。
その間大勢の乗客がホームへ降りてきます。
機関車の交換作業を見る者、缶コーヒー片手にタバコの煙を揺らしている者、車販がないため飲食物を買いだめしている者・・・
中には一旦改札を出てコンビニで買い物をしてくる強者もいます^^
私は「富士」到着まで小倉側でじっと待ちます。



方向幕はやはりこの「国鉄タイプ」がいいですね。(しかし号車札が手書きて・・・w)
子供の頃、行き先のこの「東京」の文字を見ると妙にドキドキしたものです。
ここ九州からはるか彼方1000km以上先の東京まで、しかも十数時間かけて走るのかと思うとわくわくドキドキ、もう楽しくて仕方ありませんでした^^;
同じ鉄道では新幹線がありましたが、あれは私の中では”別物”でしたね。
専用のホームから乗り込み、専用の車両で専用の線路を走る。
スピードはすさまじく速く、通り過ぎる景色を眺める余裕すら与えません。
あれに乗っていても「旅」をしている気分にはなれないんですよね・・・

さて、機関車をED76からEF81に繋ぎ替えた「はやぶさ」は、しばらくすると6番のりばから一旦下関側に待避します。
スハネフのエンジン音がないと非常に静かに感じます。
国鉄時代の雰囲気を残した夕方の門司駅は旅愁を漂わせていい感じです^^;
最近はどの駅も高架になったり改装されて綺麗になったりしていますが、ここ門司駅や下関駅などのような一見汚く寂しい雰囲気がまたいいんですよね・・・
特に夜行列車ではこういう雰囲気がピッタリです^^;



と、このとき「はやぶさ」を博多から牽引してきたED76が引き上げていきます。
そしてしばらくすると大分から「富士」がお隣5番のりばに到着です。



「富士」は「はやぶさ」を連結するためホームの中ほどで停車し、すぐ機関車を切り離します。
私もその連結作業を見るため先頭へ行きますが、いや~すごい人・・・
夏休みとあって子供連れがかなり多いですね~
また若い女性から老夫婦まで、この大勢が皆一様にカメラを向けている姿はちょっと奇妙ですよねw
隣のホームにいるお客が不思議なものを見ているような顔でこちらを見ていますw



そうこうしていると待避していた「はやぶさ」が推進運転(後ろから機関車に押される形)で5番のりばにやってきました。



もう押すな押すなの大盛況w
ディーゼル音のけたたましいスハネフとスハネフの間で係員が手際よく連結作業を行います。
ここで私は先頭へ・・・



今日は410号機・・・か。
旅客列車を引くJR九州所有(大分車両センター配備)のEF81はこの410号機と411号機のたった2機のみ。
まぁ、今となっては関門間を通る客車列車はこの「富士・はやぶさ」しかありません(季節運行でムーンライト九州がありますが)からね・・・
「さくら」「みずほ」「あさかぜ」などの九州ブルトレや、「なは」「あかつき」「明星」「彗星」などの関西ブルトレがまだたくさん走っていた頃はてんやわんやだったでしょうね。

旅客列車の機関車交換と併結作業という今となっては珍しい作業が終わると、定刻より若干遅れて門司駅を出発しました。
出発後すぐに関門鉄道トンネルで海底へと潜っていきます。
そして10分あまりで本州の玄関口である下関に到着です。

ここ下関でEF66に機関車を交換します。
この頃になると辺りは薄暗く、しかも機関車はホームの端のほうに設置されている柵の外側で交換します。
ですから先頭を撮影することはできませんので私は個室で弁当を平らげますw
ここ下関も昔は先頭の写真が撮れたんですけどね・・・
といっても機関車はホームからはみ出ていたので、皆ホームから線路内に降りて撮っていました。
まぁ当時でもしてはいけない行為なのですがw
出発時刻が近づくと「そろそろ出発しますよ~」と運転士や車掌が知らせてくれていたのを思い出しますw

さぁ、いよいよ本州に入りました。
車内のあちこちではしゃぎ回っていた子供たちも静かになり、ここからしばらくまったりタイム^^
室内の照明を全て消して外を眺めます。
暗闇の中に点々とする人家らしき明かり。
たびたび通過する踏切の赤色灯と音。
そして徳山近辺での迫力あるコンビナートなどなど。
夜の車窓でも私は飽きることがありません。

気がつくとすでに岡山を過ぎており、名古屋到着までちょいとお休みなさい・・・


| 鉄道::2008年夏「富士・はやぶさ」の旅 | 17:59 | comments (0) | trackback (0) |
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