2014,12,01, Monday
夜はあまり遅くならないうちに寝てしまったので、まだ夜明け前に目が覚めてしまいました。
自宅では気をつけてないといつまでも寝ているのに、出先では不思議と早く目が覚めるもんです・・・
この部屋からは阿蘇五岳を一望できるのですが、しばらくするとその稜線がうっすらと見え始めます。
麓は朝霧に包まれており、上からは雲海を見ることが出来たかもしれませんね。
お天道様、おはようございます。
この日の天気予報は午後から崩れるとのことですが、帰宅するまではどうか雨は降らせないで下さい・・・
さて、この日(11月24日)の予定は・・・
田楽を食べること・・・
それ以外特にないんですよねw
ですから、ここから高森まではドライブがてら遠回りして行くことにしました。
朝食を腹一杯食べたあとは身支度を調え、10時ピッタリにチェックアウト。
ひんやりとはしていますが、それほど寒くはありません。
青空と澄んだ空気がとても清々しいです。
ホテルを出たあとはとりあえず阿蘇駅方面へ・・・
JR豊肥線の阿蘇駅の隣には道の駅阿蘇があり、そこでお土産を買ったりソフトクリームを食べたりして過ごします。
その後は阿蘇パノラマラインに入って山を登っていきます・・・
しばらく森の中を走って行くと目の前がパっと開けます。
いかにも“阿蘇”って感じの光景と臭いが広がり、牧草を食む牛や馬の姿がちらほらと見えてきました。
その雄大な牧草地帯の真ん中を走り抜けていくと、その先に草千里の展望所があったので車を駐めて一休み。
目の前には外輪山・・・
右下に見えるお椀をひっくり返したような山は米塚です。
高さ80mほどの小さな山ですが、れっきとした火山です。
そしてこの先のヘアピンカーブを曲がると大きな駐車場が見えてきます。
草千里駐車場です。
有料ですがせっかくですので寄ってみました。
道路を渡るとそこは草千里。
そしてまず目の前に現れたのは・・・馬。
子供はカドリードミニオンで初めて乗った馬が気に入ったようで、また乗りたいと言い出します。
天気もいいし、馬もそうたびたび乗れるようなものでもないし、乗ってこいと列に並ばせます。
あちこちに落ちている巨大な馬糞に気をつけながら子供の乗った馬の横を歩きます。
乗馬を終えたあとは、中岳の火口方面に歩いて行きました・・・
目の前に見える火口からは白い煙がもくもくと・・・
水蒸気とともに火山性ガスも多く出ており、火口の周囲およそ1km以内は立ち入りが禁止されています。
この様子を見ながら「あ~、山は生き物って感じだよね~」なんてかみさんと話していましたが、まさかその翌日に噴火するとは思ってもいませんでした。
今も継続して噴火している中岳ですが、この先大事にならなければいいのだが・・・
さて、阿蘇の雄大な景色を楽しんだあとは、かみさんが楽しみにしていた田楽を食べに高森まで行きます。
パノラマラインから国道325号線を東に進むとすぐに高森町です。
高森には田楽を食べることが出来るお店があちこちにあるのですが、どこにするかは事前にチェック済み^^
前回は高森田楽村ってところで食べてとても気に入ったのですが、今回は敢えて別の場所に・・・
その名も高森田楽保存会・・・
なんか堅苦しい名前ですが、ちゃんとお店で田楽を提供しています。
元は高森の田楽を後世に遺していこうと地元の有志が集まって結成した会でした。
そして時々イベントなどで田楽を振る舞っていたところ口コミでその名が知れるようになり、後に店舗でお客に食べてもらうという形になったそうです。
中心地に近い田楽の里でもよかったのですが、私はその「保存会」って名前に惹かれてここに決めたのでした。
この日は連休最終日の午後ということもあってか、予約なしでも待たずに入れました。
案内をしてくれたおじさんが「嵐のようだった」と言うように、昨日は大勢のお客さんで大混雑だったそうです。
さぁ、田楽コースを3つ頼んでじっと焼けるのを待ちます・・・
その間、出された生揚げ(厚揚げですね)を生姜醤油で頂きます。
しばらくすると焼けた味噌の香ばしい香りが食欲をそそります。
そしてそろそろいいかな?とガブリ・・・
美味いね~
定食のご飯はトウキビ飯ですが、他のお店同様に高菜飯がよかったなぁ・・・
ちなみに地鶏も2種類頼んだのですが、ここでは鶏も竹串に刺して焼きます。
個人的には前回食べた田楽村のように網で豪快に焼いて燻されたのを食べる方が好きだなw
しかしここも十分美味しかったです。
大勢のお客さんが来るだけのことはありますね。
ただ、私の中ではやはりあのお店にはかなわない・・・
あれはもう15年くらい前かな・・・?
今回食べた保存会のすぐ近くにあった「山村田楽」というお店です。
老夫婦だけで営業していた小さなお店ですが、店の前に大きな相撲取りの人形が置いてあって目印になってました。
その前に同僚と一緒に食べに来て美味しかったのでかみさんと二人で食べに行ったのですが、開店時間を間違えてまだ開いてなかったんです。
しかしおばあさんが「いいよいいよ、入りなさい」と中に入れてくれました。
そして新鮮な野菜にピチピチとまだ生きているヤマメをおじいさんが串に刺して持ってきてくれます。
また「隣の大分ではやせうまって言うんだけど・・・」と持ってきてくれただご汁は美味かったな~
さらに絶品の漬物は家族(娘?妹?)が隣で営む漬物店のものだとか・・・
晩秋の寒空の中、開店前にも関わらず田楽を提供してくれ、漬物を始めいろんな小料理を「これも食べてごらん」と持ってきてくれた老夫婦。
身も心も癒やされて帰ってきたことは一生忘れません。
しかし、前回訪れた時はすでに閉店してしまったあとでした。
とても悲しい思いをしたのですが、今はなんとその孫?が料理屋を営んでいるんですね。
これは旅から戻ってネットで知ったのですが、漬物屋はまだ健在でその息子夫婦が漬物屋の隣で「とくまる食堂」というお店を出しているそうです。
残念ながらメニューに田楽の文字はなかったのですが、自慢の漬物はもちろん食材にこだわった料理を提供しているようです。
あの老夫婦はまだ健在なんだろうか・・・?
さて、田楽保存会をあとにし帰路につきます。
先ほどまで青空だった空には雲が覆っています。
国道325号線を西に進むと国道57号線との合流地点である阿蘇大橋。
ここは相変わらず渋滞が酷いですが、現在その車線拡張のための工事を行っているそうです。
国道57号線に入るとあとは快調に進みます。
熊本インターから九州道に乗って日が落ちる前には帰宅しました。
今回の旅はかみさんも子供も大満足でとてもよかったです。
自然や動物に囲まれて充実した休日を過ごすことが出来ました。
今年締めくくりの旅行としては満点だったのではないでしょうか・・・
来年は是非「とくまる食堂」に行ってこだわりの料理を食べてみたいですね。
そして山村田楽の思い出を少しでもお話しできたらいいなと、そう思っています・・・
自宅では気をつけてないといつまでも寝ているのに、出先では不思議と早く目が覚めるもんです・・・
この部屋からは阿蘇五岳を一望できるのですが、しばらくするとその稜線がうっすらと見え始めます。
麓は朝霧に包まれており、上からは雲海を見ることが出来たかもしれませんね。
お天道様、おはようございます。
この日の天気予報は午後から崩れるとのことですが、帰宅するまではどうか雨は降らせないで下さい・・・
さて、この日(11月24日)の予定は・・・
田楽を食べること・・・
それ以外特にないんですよねw
ですから、ここから高森まではドライブがてら遠回りして行くことにしました。
朝食を腹一杯食べたあとは身支度を調え、10時ピッタリにチェックアウト。
ひんやりとはしていますが、それほど寒くはありません。
青空と澄んだ空気がとても清々しいです。
ホテルを出たあとはとりあえず阿蘇駅方面へ・・・
JR豊肥線の阿蘇駅の隣には道の駅阿蘇があり、そこでお土産を買ったりソフトクリームを食べたりして過ごします。
その後は阿蘇パノラマラインに入って山を登っていきます・・・
しばらく森の中を走って行くと目の前がパっと開けます。
いかにも“阿蘇”って感じの光景と臭いが広がり、牧草を食む牛や馬の姿がちらほらと見えてきました。
その雄大な牧草地帯の真ん中を走り抜けていくと、その先に草千里の展望所があったので車を駐めて一休み。
目の前には外輪山・・・
右下に見えるお椀をひっくり返したような山は米塚です。
高さ80mほどの小さな山ですが、れっきとした火山です。
そしてこの先のヘアピンカーブを曲がると大きな駐車場が見えてきます。
草千里駐車場です。
有料ですがせっかくですので寄ってみました。
道路を渡るとそこは草千里。
そしてまず目の前に現れたのは・・・馬。
子供はカドリードミニオンで初めて乗った馬が気に入ったようで、また乗りたいと言い出します。
天気もいいし、馬もそうたびたび乗れるようなものでもないし、乗ってこいと列に並ばせます。
あちこちに落ちている巨大な馬糞に気をつけながら子供の乗った馬の横を歩きます。
乗馬を終えたあとは、中岳の火口方面に歩いて行きました・・・
目の前に見える火口からは白い煙がもくもくと・・・
水蒸気とともに火山性ガスも多く出ており、火口の周囲およそ1km以内は立ち入りが禁止されています。
この様子を見ながら「あ~、山は生き物って感じだよね~」なんてかみさんと話していましたが、まさかその翌日に噴火するとは思ってもいませんでした。
今も継続して噴火している中岳ですが、この先大事にならなければいいのだが・・・
さて、阿蘇の雄大な景色を楽しんだあとは、かみさんが楽しみにしていた田楽を食べに高森まで行きます。
パノラマラインから国道325号線を東に進むとすぐに高森町です。
高森には田楽を食べることが出来るお店があちこちにあるのですが、どこにするかは事前にチェック済み^^
前回は高森田楽村ってところで食べてとても気に入ったのですが、今回は敢えて別の場所に・・・
その名も高森田楽保存会・・・
なんか堅苦しい名前ですが、ちゃんとお店で田楽を提供しています。
元は高森の田楽を後世に遺していこうと地元の有志が集まって結成した会でした。
そして時々イベントなどで田楽を振る舞っていたところ口コミでその名が知れるようになり、後に店舗でお客に食べてもらうという形になったそうです。
中心地に近い田楽の里でもよかったのですが、私はその「保存会」って名前に惹かれてここに決めたのでした。
この日は連休最終日の午後ということもあってか、予約なしでも待たずに入れました。
案内をしてくれたおじさんが「嵐のようだった」と言うように、昨日は大勢のお客さんで大混雑だったそうです。
さぁ、田楽コースを3つ頼んでじっと焼けるのを待ちます・・・
その間、出された生揚げ(厚揚げですね)を生姜醤油で頂きます。
しばらくすると焼けた味噌の香ばしい香りが食欲をそそります。
そしてそろそろいいかな?とガブリ・・・
美味いね~
定食のご飯はトウキビ飯ですが、他のお店同様に高菜飯がよかったなぁ・・・
ちなみに地鶏も2種類頼んだのですが、ここでは鶏も竹串に刺して焼きます。
個人的には前回食べた田楽村のように網で豪快に焼いて燻されたのを食べる方が好きだなw
しかしここも十分美味しかったです。
大勢のお客さんが来るだけのことはありますね。
ただ、私の中ではやはりあのお店にはかなわない・・・
あれはもう15年くらい前かな・・・?
今回食べた保存会のすぐ近くにあった「山村田楽」というお店です。
老夫婦だけで営業していた小さなお店ですが、店の前に大きな相撲取りの人形が置いてあって目印になってました。
その前に同僚と一緒に食べに来て美味しかったのでかみさんと二人で食べに行ったのですが、開店時間を間違えてまだ開いてなかったんです。
しかしおばあさんが「いいよいいよ、入りなさい」と中に入れてくれました。
そして新鮮な野菜にピチピチとまだ生きているヤマメをおじいさんが串に刺して持ってきてくれます。
また「隣の大分ではやせうまって言うんだけど・・・」と持ってきてくれただご汁は美味かったな~
さらに絶品の漬物は家族(娘?妹?)が隣で営む漬物店のものだとか・・・
晩秋の寒空の中、開店前にも関わらず田楽を提供してくれ、漬物を始めいろんな小料理を「これも食べてごらん」と持ってきてくれた老夫婦。
身も心も癒やされて帰ってきたことは一生忘れません。
しかし、前回訪れた時はすでに閉店してしまったあとでした。
とても悲しい思いをしたのですが、今はなんとその孫?が料理屋を営んでいるんですね。
これは旅から戻ってネットで知ったのですが、漬物屋はまだ健在でその息子夫婦が漬物屋の隣で「とくまる食堂」というお店を出しているそうです。
残念ながらメニューに田楽の文字はなかったのですが、自慢の漬物はもちろん食材にこだわった料理を提供しているようです。
あの老夫婦はまだ健在なんだろうか・・・?
さて、田楽保存会をあとにし帰路につきます。
先ほどまで青空だった空には雲が覆っています。
国道325号線を西に進むと国道57号線との合流地点である阿蘇大橋。
ここは相変わらず渋滞が酷いですが、現在その車線拡張のための工事を行っているそうです。
国道57号線に入るとあとは快調に進みます。
熊本インターから九州道に乗って日が落ちる前には帰宅しました。
今回の旅はかみさんも子供も大満足でとてもよかったです。
自然や動物に囲まれて充実した休日を過ごすことが出来ました。
今年締めくくりの旅行としては満点だったのではないでしょうか・・・
来年は是非「とくまる食堂」に行ってこだわりの料理を食べてみたいですね。
そして山村田楽の思い出を少しでもお話しできたらいいなと、そう思っています・・・
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