雑記帳::常識とは・・・

2010,08,30, Monday

「浴衣で”左前”の女性が３割も！」

ってな内容の投稿がちょっと前の某新聞夕刊の読者投稿欄にありました。
信じられませんが美容室等での着付けでも左前で着付けをするケースがあるそうですね・・・

まぁ最近は着物を着る機会はめっきり減っていますので、着物の正しい着方なんて”しらねぇ”とか”気にしねぇ”って人がいてもおかしくはありません。
そんな私も高校時代の授業で柔道着を着て以来、着物という物に袖を通していませんｗ
成人式は参加せずパチンコ店で過ごし、結婚式は洋装オンリー・・・
その後浴衣を着る機会もなかった私でも”左前”は死者の白装束の着せ方であり、通常は間違った着方であると言うことは知っています。

まぁこれは一般的に”常識”だと言われていることだと思います。

しかし！

今日、同新聞の投稿欄に先日の上記の投稿に反論する投稿がありました。
内容を大まかに書くと以下の通りです。

「着物を左前に着るのは当然であり、むしろ右前に着ている人（全体の7割）の方がおかしい。」
｢私はいつも着物を着ますが左前にしています、それが常識でしょ｣

この文言を読んだとき目を疑いました・・・
しかもこの年配の投稿者の方を含めて他に3人同じ内容の投稿をされた人がいるじゃありませんか！

そこには｢右手で襟を右側に引っ張り、他方を左前に乗せる」というようなことも書いてあります。
これはつまり「右手で左側の襟を右に回し、その後右側を上に被せる」ということでしょうか？

だとしたらこれはハッキリ言って逆でしょ？
これこそ左前であり、白装束を自ら着るようなものですｗ

この時点ではこの投稿者が明らかに間違いということになりますが、その後の発言が気になります・・・

「雑誌やテレビでもそのように着てるじゃありませんか」と・・・

？

どうもこの人は着方自体は間違えていないのかもしれない・・・
着物の”左前と右前”は本来”どの襟を先に（前に）体に付けるか”ということだそうです。
ちなみに私は、大昔に祖母から｢間違えないよう”本人ではなく正面（相手側）から見てどちらが前になっているか”で覚えるといい｣と教えられました。
ですからこの人は着物を着る際「本人から見て左側の襟を前にして着るから”左前”が正しい」と思っているのではないか、と。

上記にある「右手で襟を右側に引っ張り、他方を左前に乗せる」という文章も具体的ではないため「それこそ逆｣と断言はできません。
単にこの人が”左前右前”という言葉を勘違いしているだけではないか？

この投稿者も年配の方ですのでまさか間違えることなんて考えにくいですよね・・・
しかし同じ内容の投稿が他に3人からあったというのも引っかかります。
もしかしたらこの議論の発端となった最初の投稿記事に何か間違った表現があったのかもしれません。
しかし生憎この最初の投稿があった夕刊はすでに処分してしまって確認することができません・・・

うーん、気になる・・・

できることならばこの方と直接会って話してスッキリさせたい・・・ｗ

| 独り言 | 20:33 | comments (0) | trackback (0) |

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