ネガ発掘・・・
1ヶ月以上間が開きましたが、久しぶりのブログ更新となります。
というのも、隣の実家が家を建て替えることになりまして、なんと今週末には取り壊すとかw
ですから実家に置いてある私物を引っ張り出して自宅に持ち帰り、それをさらに整理して片づけるという作業にてんてこ舞いでして・・・
中には私が子供の頃に遊んだおもちゃや、高校時代までの記録物、そして大量の雑誌などなどありとあらゆるものが出てきました。
おもちゃは特に取っておくべきものはなかったので容赦なく「廃棄」ですが、今までの記念になるものは全て持ち帰ってきました。

その中に、すでに捨てられてしまったと思われたネガが出てきました。
24枚撮りのカラーネガがざっと20本ほど。
けど、今まで20本以上は軽く撮った記憶はあるのでこのほかにまだどこかに埋もれている可能性があります。
しかしいくら探してもこれ以上のネガは出てきません。
家族がすでに整理してまとめた荷物の中に紛れ込んでいる可能性もありますので、とりあえず持ち帰ったネガだけでも一つ一つスキャンしてPCに取り込むことにしました。

スキャナーはもうかなり前から使っているキヤノンの8800F。
それでこのネガを48bitカラーの2400dpiで読み込みTIFFで保存しました。

しかし・・・

なんと時間のかかることか・・・

解像度をかなり落としてスキャナの各種設定もできる限りOFFにすればまだマシなのですが、出来れば少しでもいい状態で残したいですから解像度だけ1600dpiに落としてスキャンすることに・・・

ネガは退色・変色が多くて傷やカビもちらほら見られ、あまり状態は良くありません。
それを1枚1枚できる限り補正してスキャンしていくと12コマのネガに小一時間かかりますw

こんなんじゃ、これ全部スキャンし終えるのに何日かかるんだよ・・・
しかもこれ以外に親父がマミヤのC330で撮ったブローニーのネガもあるっていうのに・・・

さらに、スキャナも動作が不安定でして、win7の64bitという環境のせいかどうかは分かりませんが、ある程度まとまった数を続けてスキャンするとソフトがフリーズしちゃうんです。
ソフトを全て入れ直しても改善しないため、面倒ですがその状態で使い続けることに・・・
たった6コマ程度づつスキャンして保存・・・ってのを繰り返さないと固まっちゃうのでイライラしっぱなしw

しかしそのガマンも長くは続きません。
8800Fの後継機である9000Fはスキャン速度がかなり速くなっているとの口コミを信じて9000Fに買い換えてやりましたw
去年も何度か9000Fに買い換えてみようかと思ったことはありましたが、今回たったこれだけの為に買い換えるとかw
でも実際に使ってみると圧倒的に9000Fのほうが速かったんで、これは大正解でした^^

さて、作業効率が上がって俄然やる気が出てきました^^
しかし暇そうに見えるこの私も意外と忙しくしておりまして、日にそれほど長時間は作業出来ません。
また10月に入ってからは子供の運動会があり、そこで撮影した画像をプリントに出して各家庭に配ったり・・・
その運動会の写真も1日で1000枚以上撮ってしまったため、現像作業にかなり時間がかかってスキャン作業の中断が長引いてしまいました。

そしてようやく先週から本腰を入れて作業開始。
スキャンが速くなったので解像度は2400dpiに戻しました。

ただやはりネガの状態があまり良くないため、スキャンまでの作業に手間取ります。
ネガによっては著しく退色や変色が見られ、また中にはスキャンすると黄色の斑点が無数に現れたものもあります。
サクラカラー(SR、SR-V)やコニカカラー(GX)は比較的被害は少なく、若干の変色はあっても斑点が出ているものはありませんでした。
しかしフジカラーのHR100はほぼ全て変色+斑点とさんざんな結果に・・・
この黄色い斑点の正体と原因は私には分かりません・・・
そしてこれをあとで一つ一つ消していく作業も私には出来ません、ってかこんな作業する気になりませんw
傷やホコリ程度はスキャン時にある程度消してくれますし、あとでササッと消すことも出来ます。
しかしあの斑点は勘弁して下さいw

そんなこんなで35mm版ネガのスキャンはほぼ終わりました。
あとはブローニー(6x6)の一部と祖父の残した数百枚に及ぶスライド(マウントされたリバーサルフィルム)を残すのみ。
ちなみに、自分が子供の頃に撮った写真はほぼ終わったのですが、やはりいくつか足りませんでした。
明らかにネガが数本分行方不明となっていますが、はたしてこの先見つかるのか・・・


さて、これから今回の作業でスキャンした画像の中からいくつか載せてみようと思います。
まずは私の一番好きだった「あさかぜ」から・・・




竹下客車区を出て博多駅に回送される「あさかぜ4号」です。
これから東京へ向けての長い旅が始まります。
子供の頃は時々この辺のブロック塀に腰掛けてひたすら列車を眺めていましたw
この場所からすぐ博多寄りの踏切は当時まだ踏切警手がいて白い旗を振っていた記憶があります。
今は高いフェンスが張られて入ることは出来ません・・・






博多駅4番ホームで出発を待つ「あさかぜ4号」です。
ここ4番ホームは当時の博多駅で長編成の列車も余裕を持って停車できる長いホームで、博多駅でブルトレといえば4番ホームでしたね。
それでも機関車・電源荷物車を入れて15両もしくは16両もあるこの「あさかぜ4号」はこのホーム目一杯使っての停車でした。




東京駅に到着した金帯「あさかぜ4号」です。
国鉄民営化を目前にしてグレードアップを施され、車体のラインも2本のステンレス帯から3本の金帯に変わりました。
外見以外にも通路にはカーペットが敷かれ、カーテンや座席の色も紺色から暖色系のオレンジになり、食堂車も豪華になってガキが一人で定食食べるのがちょいと恥ずかしいくらいでしたw




あさかぜ4号を牽いてきた機関車が一旦品川寄りに待避します。
この頃は新幹線の工事が進んでもう11番線(機回し線)がありませんね・・・
機回し線のあった時代は機関車は客車から解放されて機回し線を通って反対側に連結していました。
しかし機回し線がなくなったこの当時の回送方法は・・・

1:一番に到着したブルトレを牽いて品川まで回送する機関車はあらかじめ東京駅品川寄りに待機しておく。
2:その後到着したブルトレの機関車と客車を切り離し、待機していた機関車が客車を牽いて品川へ。
3:客車がいなくなったあとそのブルトレを牽いてきた機関車がそのまま品川寄りに移動して待避。

の繰り返しだったと思います。
ですから、この当時東京駅から回送される(または東京駅に回送される)ブルトレのヘッドマークは客車と一致していませんでした。
その後、最後の九州ブルトレである「はやぶさ・富士」の回送は隣の9番線を使っての機回しでしたね。
全盛期は9番線にも10番線にもブルトレが入線して賑やかだったのですが・・・


さぁ、次回も何か載せられたら載せてみますが、色とかコントラストとかあれこれ変なのは勘弁して下さいね。
これでもスキャン画像とは比べものにならないくらいきれいになったんですからw
出来ればもっと調整したいところがたくさんあるのですが、これはホント時間をかけてやっていきたいと思います^^

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