最終日・・・
9月22日、この日は東京の旅最終日。
午前11時に一旦チェックアウトしますが、再度受付で事情を説明します。
その事情とは・・・

この日の夜、サンライズ出雲で東京を出発すること。
台風が西日本に接近しており、サンライズの運転が出来るのか否かが確定できていないこと。

そんな状況なので、もしサンライズが運休になった場合もう1泊出来ないか受付で確認します・・・

結果、運休時の宿泊はOKとなりました。
同じ部屋をキープしてくれて、サンライズの状況がハッキリした時点で宿泊するか否かを決めて構わないとのこと。

次にJRに確認したところ「極力運転する方向で考えているのが、天候の状況によっては直前に運休になる事もないとは言えない」と非常に曖昧な言い方をしてくれます。
それでもホテル側はいくら遅くなってもいいですから、結果が分かり次第ご連絡くださいと、そのありがたいお言葉に甘えることになりました。

果たしてサンライズは運転されるのか、それとも運休になるのか、運を天に任せて東京の最終日を過ごすことにしました。

とはいってもこの時点ですでにお昼過ぎ・・・
別に行きたいところはありませんけど、子供がまた新大久保に行きたいと言い出します。
その前にとりあえず行ってみようということで都庁の展望室へ・・・

薄暗い地下・・・と言いたくなるような1階にある入口に展望室に向かう観光客の列があり、そこに並びます。
地上から歩いて行けるメインの玄関は実は2階でして、この辺の道路は2層構造となっているので少々複雑です。
ですから1階は上層にある道路の影になって薄暗く、しかもコンクリートと石で囲まれているのでとても冷たい感じがします。
しかも人通りがあまりないので少々不気味でもありますw

30分ほど並んでエレベーターに乗り、45階まで一気に上がっていきます。




こうやって見ると先日行ったスカイツリーがどれだけ高いかよく分かりますねw
先にここに来ておけばスカイツリーの高さが実感できたと思うとちょっと失敗でしたね・・・

まぁでもここからの眺めのほうが迫力があると思うのは私だけでしょうか?
ある程度高さのある建物は近くに見え、小さいものは遠くに見える、そのメリハリがあって私は好みです。
ホテルのすぐ近くなので夜来ればよかったなとちょっと後悔w

ここの展望室には小さなお店があって土産物を売っているのですが、そのほとんどは外国人向けの「ザ・日本」的なものばかり・・・
展望以外には特に見るべきものもなく、しばらく眺めてから降りることにします。

さて、ここからちょっと歩いて発見したドトールで遅めの昼食を取り、新大久保へ向かいます。
新大久保駅を降りて東側はコリアタウンで有名ですが、初日に訪れたとき以上に大勢の人でごった返しています。
人間は狭い歩道にあふれかえっており、一体こいつらは何がよくてここに集まってくるのかいまだによく理解できません・・・
子供も気になるお店に片っ端から入ってあれこれ見ていましたが、特に気になるものはない様子。
いくつか前から気になっていたグッズが激安価格で売っていたりするので、そういうものを中心にいくつか買い物をしたようです。
ただ、商品自体は福岡でも売っているものとそう大差ない様子・・・
まぁそれでも品数は比べものにならないほど多いので、見て選ぶだけでかなりの時間を要します。
韓流なるものに一切の興味を抱かない私は、それだけ長時間クソ暑い歩道の隅っこでボケ~と待っていたわけですw

途中、みんな一様に青白い顔で男か女か区別の付かないような面相をした集団がなにやら手を振りながら通り過ぎていきます。
どうやら韓流アイドルのタマゴみたいな集団らしいですが、一生懸命「お願いします」みたいな事を言ってアピールしながら歩いていました。
と、ここまでダラダラ書いてきて一枚も画像を乗せていませんが、正直1枚も撮ってませんw
せめて記録に・・・とも思ったのですが、暑さと人の多さで撮る気すら失せてしまいカメラは肩の重りと化していました・・・

さて、気がつくともう夕方じゃないですか・・・
このあとどうするかな・・・
上野のほうに回って動物園とアメ横でも見て浅草寺まで足を運んでみるか・・・
しかし疲れたな・・・

その時買い物袋をぶら下げたかみさんと子供が戻ってきました。
子供は満足げな顔をしていますが、かみさんはやはり疲れた様子w

こんなん福岡にも売っとうやん!

かみさんの言葉に激しく同意します。
しかし子供の気持ちも分からないわけではありません。
新大久保で買うことに意味があると・・・

まぁこれで子供も気が済んだでしょう。


さぁかみさんよ、このあとどうする?

とりあえず新宿に戻り、適当に喫茶店で休むことに・・・
ついでに私はみどりの窓口に寄って、サンライズ出雲のシングルデラックス25番、もしくはサンライズツインが空いていないかチェックしに行きましたが相変わらず満席。
その時に運転に可否について尋ねても運休の情報は出ていないので運転するでしょうとのこと。
ちょくちょく天気をチェックはしていますが、予報では明日の未明辺りで山陰地方をもろに襲うって感じなので非常に不安です。
ただ勢力は落ちてきており、そろそろ温帯低気圧に変わりそうだというのが唯一の救いか・・・

喫茶店でかなり長い時間休んだので、とりあえず荷物を持って東京駅に向かうことにしました。
東京駅でロッカーに荷物を放り込み、お土産を物色・・・
いつも思いますが、東京土産って何がいいんでしょうかね?
お菓子限定で考えるとどうしても悩みます。
東京のお菓子と聞いて思い浮かべるものとはなんぞや?

雷おこし・・・

そんなもの実家のジジババに買って行くのはもはや嫌がらせにしかなりません。
そんなとき、かみさんが気に入っているお菓子屋さんの東京駅限定なるお菓子を見つけたので、じゃそれでいいじゃんってことで一件落着。
あとは翌日の出雲市駅で何か見てみようって事にしました。

時計の針は午後8時頃。
ちょっと腹が減ってきたので何か食べようと思ったのですが、改札内にあるお店がいまいち・・・
改札外のほうが飲食店が豊富なので、一旦改札を出ることに・・・
新宿から乗ってきた乗車券が東京都区内発なので、本来は東京駅で途中下車出来ないのですが、そこは駅員に言えばちゃんと外に出させてくれます。
切符にその旨ハンコを押してもらい、一旦外に出て3人全員がこれだなと思ったお店で夕食。
この時点で9時前・・・
改札を通ってロッカーから荷物を取って9番のりばに向かいます・・・
出発案内にはちゃんとサンライズの表示がありますので、この時点で運転するのは確実と判断しホテルに電話。
快くキャンセルを受けてくれた受付の人にお礼を言い、飲み物やお菓子を買い込んであとは列車の入線を待つだけとなりました・・・

| 旅::TOKYO・・・ | 23:48 | comments (0) | trackback (0) |
台風に向かって・・・
最終日の9月22日21時頃、東京駅の9番のりばに向かいます。
かつての9,10番のりばは関西・九州方面へのブルートレインがひっきりなしに発車していった伝統のホーム。
しかし今や残る夜行列車はサンライズ瀬戸・出雲しかありません。
そのサンライズが入線するのは21時30分過ぎ・・・
少し早いですがホームに上がって入線を待つことにしました。




となりの8番のりばには常磐線の特急「ひたち」が停まっています。
この光景も私が子供の頃見ていた東京駅ではあり得なかったものです。
かつて東北本線の東京~上野間は普通に列車が走行できていて、上記列車の「ひたち」など東京駅発着の東北本線や常磐線を走る列車が存在していました。
しかし東北新幹線東京駅延伸時の用地確保のために線路は分断され、東北本線の列車は東京駅に乗り入れできなくなったわけです。
その後、分断された区間は東北新幹線の上に高架橋を架けて線路をつなぎ、2015年に上野東京ライン開通をもって東北本線と東海道本線が結ばれることになったわけです。

ですからここ9,10番のりばには宇都宮発沼津行きなんて列車もやってきます^^

そんなわけで、あまり馴染みのない光景を目の当たりにしながらサンライズの入線を待ちます。




21時32分、サンライズがやってきました。
そして静かに出発を待っています・・・

私は早速11号車に乗り込み、24番の部屋に3人でじっと待ちます。
丁度車掌さんがいたので25番の客はどこから乗ってくるのか、そしてその客の了承を得れば部屋を替わってもらっても構わないか聞いたところ「構いません」とのこと。
だからじっとその客を待ち続けます・・・

そろそろ出発だという頃、ようやく待ち人が現れます。
事情を説明すると最初は怪訝な顔をされましたが、そりゃそうですよね・・・いきなり「部屋替わってくれ」なんて言われたら「ハァ?」ってなるわなw
まぁ家族3人で隣り合わせだと助かることや、車掌にも了解を得ていることを話すと快く替わってくれました。
当人が見ることはまずないでしょうが、改めてこの場で御礼申し上げます。

ありがとうございました。


さぁ列車は定刻の22時丁度、静かに西に向かって走り出します。
私は部屋の灯りを全て消し、ただ車窓を眺めるのみ。
なんという幸せ・・・

横浜、熱海、沼津、富士・・・と停車していき、静岡に到着。
このとき時計を見ると5分ほど遅れています。
雨はそれほど強くなく風も列車の運行に支障を来すほどではありません。
静岡を出てからは時々徐行したりと走りに勢いがありません・・・
天候によるものではないならば事故、ということになるわけで、早速JR東海のHPを見てみるとやはり事故でした。
島田駅で人身事故がありダイヤが乱れているようです。
当の島田駅では停車している上り列車の先頭付近が煌々と照らされ、JR職員らしき人が大勢見えます。
警察や救急などの緊急車両は見かけませんでしたが、列車と接触した人は大丈夫だったのでしょうか・・・

サンライズの遅れは名神間で回復・・・できるはずもなく、姫路到着前には40分以上の遅れ・・・
そして車掌による列車遅れの報告と乗り換えの案内放送があります。
岡山で新幹線に乗り換える客は岡山で間に合わなくなる可能性があるため、姫路で乗り換えてくれとのこと。
そして姫路では大勢の客が降りていき、50分以上遅れた岡山で大勢が降りて行きました。
サンライズ自体は山陰地方を襲った台風などお構いなしに出雲市まで行くそうです。

よかった・・・
が・・・

私は出雲市を10時32分に出る「やくも14号」に乗って岡山に戻り、新幹線の「さくら557号」に乗り換えて博多に戻る予定で切符も当然指定席券を用意していました。
しかし出雲市到着は恐らく1時間以上遅れることになりますので、その「やくも」に乗ることは出来ません。
ならば「やくも」を払い戻し、11時36分に出る「スーパーおき3号」に乗って新山口で「さくら557号」に乗り継ごうか、と。
しかしそれだと新山口での接続時間が10分もないので不安・・・
というわけで仕方なくサンライズを松江で降りて予定していた「やくも14号」に乗ることにしました。

しかし普通の人はそんな乗り方しませんよね。
サンライズを岡山で降りて新幹線に乗り換えってのが当たり前ですよね・・・
少しでも長くサンライズに乗っていたい、たったそれだけの理由で時間的にも経済的にもムダなことをするわけですから普通じゃありませんw


そんなことを考えているうちにサンライズは岡山に到着。
岡山とサンライズといえば・・・




出雲市から上りのサンライズ出雲に乗車したときには見ることのできなかった光景。
作業員が幌を収納し終わると、シューッという音と共に貫通扉が左・右の順に閉まります。




分割作業が終わると「サンライズ瀬戸」は高松へ出発です。
本来この日は琴平まで延長運転するはずでしたが、列車が遅れたため高松止まりになってしまいました。

相方が出た後すぐにこちらも出発します。
岡山の次の倉敷を出てすぐに右に曲がり伯備線を北上します。
ここはほんの一部を除いて単線ですので列車交換のため何ヶ所か停車します。
結局、松江に着いたときには約1時間の遅れになっていました。
松江で30分後にやってきた「やくも14号」で岡山にトンボ返りをして新幹線に乗り換え博多へ。
そしてとなりに停まっていた500系に飛び乗ってそのまま博多南に向かってタクシーで帰宅ということになりました。

ちなみに、この日の山陰本線は鳥取付近での倒木によって大幅にダイヤが乱れており、一時乗り換えを考えた「スーパーおき」も20分以上遅れての運転だったようです。
つまり、新山口での乗り換えは不可能だったというわけで、結果的に松江で降りて正解だったということですね。

さて、今回の東京への旅は以上のような感じでしたが、子供はとても楽しかったようです。
ただ私とかみさんは・・・
正直言って二度と東京に旅行する事はないでしょうw
どこかに行く途中に立ち寄ることはあるでしょうが、東京観光を目的に訪れることはないでしょうね。
大都会東京には見るべき所はたくさん有るとは思いますが、とにかく疲れます・・・
網の目のように張り巡らされた地下鉄網は確かに便利です。
しかし乗り換えはなにげに面倒だし、とにかく人が多すぎ。
そして繁華街が騒がしすぎるのもちょっとw

まぁでも子供がまた行きたいといえば行くんだろうなぁ・・・
サンライズに乗る口実も出来ますしw

| 旅::TOKYO・・・ | 20:37 | comments (0) | trackback (0) |

  
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