九州は快晴なり・・・
ガコッという音とショックで目を覚まします。
外を見るとちょうど大阪駅を発車したところ、時刻は1時過ぎ・・・

予定通りだわ^^

しばらく部屋の照明を落として外を眺めていたのですが、なんか腹が減ってきましたw



今夜の夜食はこれ。
東京駅で購入した記念弁当です。



中身はこんな感じですが、ご飯で表現した富士山と隼の形にくり抜いた人参で「富士・はやぶさ」を表しているのでしょうか・・・
おかずは各停車駅にちなんだ食材を用いていますが、大阪はたこ焼きてwww
個人的には結構好きですねこういう弁当^^

その弁当を食べる前にちょいと部屋を出ます。
通路の窓のブラインドを上げて外を眺めます。

そして2時過ぎ・・・

ポッ、ポッと汽笛が聞こえ列車とすれ違います。
そう、ここで上り下りの「富士・はやぶさ」がすれ違うのですが、私が乗っている2号車は機関車に近いだけあって、挨拶代わりの汽笛がハッキリと聞き取れます。
みんな寝静まった深夜に闇の中をすれ違うブルートレインって、いつ見てもいいですね^^;
神秘的というかなんというか・・・w

私が子供の頃は東京、関西と九州を結ぶブルートレインがたくさんありましたので、夜中はずっと窓にへばりついたりテールに立って見ていたものです。
しかし今はもう「富士・はやぶさ」の1本のみ。
それもあと2週間足らずで見られなくなるとは・・・

少々寂しい思いを胸に部屋に戻ります。
そして弁当を平らげたあと、携帯のアラームを5時前にセットして再び仮眠・・・

そしてまだ夜が明けきらないうちにムクッと起き上がります。
しばらくすると盛大にスキール音を響かせてセノハチを軽快に下っていきます。
その後広島に停車。

そして岩国、柳井と停車して、あの水了軒のおばちゃんを見届けて下松、徳山と止まります。
徳山で車販が乗り込むのですが、今回は朝飯用に弁当を買ってありますので、幕の内争奪戦には参戦しませんでした。



これが今日の朝飯です。
昨晩の車販で思わず買ってしまった記念弁当・・・
いったいどれだけあるんだろ、記念弁当w



中はいたってフツーのうなぎ弁当です。
価格の割にうなぎが貧相ですが、まぁ”記念弁当”ですからね^^;

さて、その後は防府、新山口、宇部と止まりますが、山口県はやたら停車駅が多いですね・・・
そしていよいよ下関に到着。



今回の乗車で初めてEF66のお顔をしっかりと拝見しました^^;
上りの東京駅ではあまりにも人が多すぎて、機回し時にチラッと見ただけで、下りは入線に間に合わず・・・
ようやくお目にかかれたEF66ですが、やはり迫力ありますね~



EF66がお役ご免となり、現れたのは関門間を受け持つEF81。
連結後すぐに発車となり、本州とお別れです。



関門トンネルを抜けて九州に上陸すると門司に停車。
門司以降の九州内を担当するのは真っ赤なED76。
まずは前よりの「はやぶさ」編成を牽く機関車が現れて連結されます。
その後「はやぶさ」「富士」それぞれ単独で終着駅を目指すのですが、私の乗る「はやぶさ」が一足先に出発です。
これでもう二度と「富士」を見ることが出来なくなるのかと思うと哀しくなりますね・・・

さて、小倉を出て次の停車駅は博多です。
実は今回、博多でかみさんと子供が乗り込んできます。
下りの場合、下松からは立席特急券で乗車できます(寝台利用はできませんが、車掌に承諾を得ると空いた席に座ることができます)
博多からですと熊本までの回数券(2枚、4枚きっぷ)で利用できますので、事前に駅で立席特急券(この場合額面が記載されないゼロ円券となります)を手に入れておきます。

10時10分に博多駅に到着。
ここで多くの乗客が降りていきます。
さすが九州最大のターミナル駅ですね・・・
その客が降りてすぐにかみさんと子供が乗り込んできました。
通路に「キャッキャキャッキャ」とはしゃぎ声が響き渡ります。

車掌に了解を得てかみさんたちを自室に招き入れます。
かみさんは開口一番・・・

「狭!!」

w

確かにそうです。
寝台料金が同じ個室であるソロ(B寝台個室)の2倍以上するのに、居住性はソロ1階と大差ありませんからね・・・
しかしこのオロネ15(以前のオロネ25の0番台)は元祖A寝台個室として今やある意味貴重な存在。
30年前に製造されて今までフル稼働してきたこの車両に敬意を表します、ホント^^;



これは通路の灰皿ですが、国鉄時代の「JNR」マークが泣かせます^^;

さて、子供は子供で一人楽しんでます。
今まで列車の個室はリレーつばめで経験済みですが、何せ今回はベッドがあります。
ねんね?
ねんね?
と横になってみたり、私に寝ろと言ってみたり・・・

そんな一時を過ごして1時間半。

あっ!

という間に熊本到着。
ここ熊本でも平日にもかかわらず多くのファンが機関車の前に群がっています。
昔は押しも押されぬ人気列車だったブルートレイン。
今も多くのファンに愛されています。
また今まで多くの車掌と話をしましたが、皆思いは同じでした・・・

「できれば残して欲しかった・・・」

「残念でならない・・・」

しかし会社にとっては正直邪魔な存在になってしまったわけで、今回のダイヤ改正で廃止せざるを得なくなってしまいました。
私は今回の乗車で九州ブルトレとの永遠の別れとなると思うと、哀しくてしかたありません。
あの水戸岡氏も「将来の夢は寝台車を作ること」と仰っていましたが、その彼も無念でしょう・・・
しかし、この先10年、20年後、もしかしたら寝台列車が復活する日が来るかもしれません。
そんな日を夢見て熊本駅をあとにしたのでした。



| 鉄道::2009年春「富士・はやぶさ」の旅 | 22:54 | comments (x) | trackback (x) |

  
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