PENTAX 645D・・・
先日、ペンタックスの中判デジタル一眼レフカメラである645Dが遂に発表されましたね。
5年前から開発を進め、2007年には完成に近い形まで出来上がっていたのですが、Kシリーズに注力するとのことで2008年3月に開発凍結が発表されました。
ペンタックスファンの多くは非常に残念な思いをしたのですが、メーカーの645Dに対する思いはかなりのものだったようで2009年3月に開発再開の発表。
そして先日、5年の歳月をかけて作り上げた645Dを今年の5月に発売するとの発表がありました。

まさに執念ですね。

当初は1800万画素の素子を積む予定から3000万画素になり、最終的にコダック製の4000万画素のCCDが採用されています。
素子のサイズは44mm×33mm。
35mm判のフルサイズが36mm×24mmですからそれよりも遥かに大きくなっており、面積比で1.7倍とのこと。
まぁそれでもフイルムの645と比べたら小さいです。
しかし他の中判デジタルカメラでも同様ですし、さらに大きな素子を望むのはまだ時期尚早でしょう。

気になる価格ですが、ボディがおよそ85万円前後とのこと。
キタムラではすでに76万円ほどで予約を受け付けています。
レンズは標準の「D FA645 55mmF2.8」が約10万円で、ボディと合わせても100万円を切る価格で出してきました。
この価格は私には「高い」の一言なわけですが、他の中判デジタルカメラの価格を考えると信じられないくらいのバーゲンプライス。

私は欲しくても買えませんけど・・・w

肝心の”写り”に関してはまだ等倍サンプルが出ていないのでなんとも言えませんね。
しかし同じコダックの素子を積んだ他の中判デジカメのサンプルを見るともう唖然とします。
「ここまで写るか!」ってほどの解像を見せてくれますので、風景写真を主とする人たちにはもってこいですね。
最早35mmフルサイズとは比較になりません・・・

ただ、画像1枚あたり(RAW+JPEG)で100MB近くになるということで、PCもある程度のスペックが要求されるでしょう。
またフツーに液晶モニタで鑑賞したり小さなサイズでしかプリントしない人たちには明らかに役不足です。
ですからこの645Dはある程度限られたユーザーにしか受け入れられないだろうとは思いますが、それでもフイルム645から乗り換えてくる人たちは結構いるのではないでしょうか。

他のメーカーにしたら「こんな売れないものを出すなんて・・・」と思うかもしれません。
しかし645や67といった中判カメラを長年手がけてきたペンタックスの「何が何でも出すんだ」とという意地。
そして「他のメーカーと同じことをやっていてはダメだ」と35mmフルサイズには目もくれずにプライドをかけて開発を続けてきた645D。
将来一度は私も手に入れたいと思っています。

いつになるかは分かりませんがw

| カメラ | 14:32 | comments (0) | trackback (0) |
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