青いシャドウ・・・
先日書きましたが、母親が「人生最後」の車を購入しました。




F20 118d Msport Edition Shadow です。

F20といえばすでにモデル末期で、来年には新型が発表されるのではないかと思われています。
コードネームすら分からない次期1シリーズですが、ついにFFになるのではないかと噂されていますが、まぁこれは間違いないかと思います。
テスト中の車両を見るとFRではないな、これは・・・と。
今では唯一無二という存在感を示していたFRのハッチバックは次期型の登場で姿を消すことになり、F20が最後のFRハッチバックということになるわけです。

ではなぜ1~2年後には型落ちとなってしまうF20を買ったのか・・・

前回も書きましたが、母は高齢となりF30の大きさが苦になってきます。
そこで、ちょっと前からもう少し小さな車を・・・と買い換えを検討していたんですね。
国産車も含めてミニや1シリーズなど複数の候補を挙げていろいろ考えます。
その辺は書くと長くなるのでやめておきますが、最終的に1シリーズに決定をしたということです。

ここでこの車の紹介を・・・

118dという2L直列4気筒のターボディーゼルエンジンを搭載したMスポーツモデルです。
で、後ろにEdition Shadowと続いていますが、これは昨年発売された限定モデルの第二弾みたいなものです。

実は今年の6月に担当者から1シリーズのラインナップ再編でEdition ShadowがMスポーツグレードに変わってラインナップされる(120iのみ変更なし)ということを聞きます。
その昨年発売された限定のEdition ShadowはF,Rのライトがブラックラインになり、グリルとホイールもブラックでオプションだった多くの装備が標準となってブラウンのダコタ・レザーシートという結構豪華な仕様でした。
その仕様は大きく変えず、Hi-Fiスピーカーとレザーシートをカットした分価格を下げて売り出してきました。
しかし当面はアップグレードパッケージというオプションが必須ということで、それを含めると昨年のモデルと同価格という事になるんですよね。
そのアップグレードパッケージとは、ブラックのダコタ・レザーシート(ブルーステッチ)、電動シート、Hi-Fiスピーカーのセットということで、同仕様・同価格な上に昨年モデルにはなかった電動シートが新たに付いてきます。




ヘッドライトはブラックラインということで、前方下側にあるテクスチャ部がブラックアウトされているんですね。
まぁこれ単体で見せられても分からないかもしれませんが、ノーマルのヘッドライトと見比べたら一目瞭然で、かなり締まって見えます。
光源はフルLEDで今では当たり前の装備ですかね・・・




テールライトは何となく黒っぽいって感じw
こちらはヘッドライトと違ってウインカーなど一部に白熱球を使っています。
こういうところで手を抜いてくるのがBMWらしいといえばらしいのですが、どうせなら灯火類くらい全てLED載せたって良かろうにw

ちなみに先日、次期3シリーズのG20が発表されましたが、G20ではi8、7シリーズ(G11/12)、5シリーズ(G30)に続いてオプションでハイビームにレーザーライトが選べるようになりましたね。
かなり高価なオプションとなりそうですが、どんな感じなのか見てみたいですよね・・・




ホイールはEdition Shadow向けのブラック塗装がなされた719Mで、サイズは前7.5J、後8Jの18インチ。
タイヤは前225/40R18、後245/35R18というサイズで、相変わらずランフラットタイヤが装備(M140i以外)されます。
銘柄はブリジストンの POTENZA S001 でした。
ここで一つ残念だったのは、M140i以外のEdition ShadowではMスポーツブレーキ(ファストトラックパッケージ)が選べないということ。
全体的にかなりスポーティに仕上げてるんだから、Mスポーツブレーキもオプションで用意してくれれば良かったのに・・・
まぁノーマルのピンスライドキャリパーでも驚くほどよく効きますので、見た目の問題だけなんですけどねw




ラゲッジスペースは必要十分な広さを確保しています。
残念ながらスルーローディングシステムは今は用意されていませんので、リアシートは60:40の可倒式ということになります。
これが40:20:40のスルーローディングシステムだとリアシートにもドリンクホルダー内蔵のアームレストが付いてくるんで便利なんですけど・・・




この辺の風景は同世代のF30とよく似ていますよね。
スポーツATのM140i以外はノーマルATですからシフトレバーの形状がF30のMスポとは違いますし、シフトパドルもありません。
iDriveは第6世代のNBT-EVO2で最新のID6のようです。
ディスプレイはようやくタッチパネルとなりましたが、ベタベタ触って手垢や油で酷いことにならなければいいけどw
あとメーターは一見フル液晶のように見えますが、実は違うんですね。
仕組みは通常のメーターと同じなのですが、表面のカバーが濃いめのスモークになっているだけなんですね。
で、消灯時は一見真っ暗なのですが、電源が入ると強めのLED透過光でハッキリと見える、そんな仕組みだそうです。






シートはブラックのダコタレザーでブルーのステッチが入っています。
昨年のEdition Shadowではコニャックというブラウンのレザーだったのですが、これは好みが分かれる色でした。
ボディカラーが黒ならバッチリ似合いそうですけどね。
今回は万人受けするブラックなので個性を主張する色ではありませんが、ブルーのステッチがいい感じですね。
エストリルブルーの外装にピッタリではないでしょうか・・・
あと電動シートも前席2脚共に付いてきます。
第一弾のEdition Shadowではオプションでも選べませんでしたのでこの点で第二弾はちょいとお得w
運転席にはちゃんとメモリー機能もあるので、使い分ける際は非常に便利ですね。
E90の場合はドアミラーも連動してましたが、F20やF30も同じだよね・・・?

ちなみにエストリルブルーというボディカラーですが、正確には「エストリルブルー2」なんです。
というのも、過去にエストリルブルー(いわゆる初代)が存在しておりまして、ここ最近ではE46の限定車に採用されたのを覚えています。
あの頃のエストリルブルー(カラーコードは335)は現在のエストリルブルー2(コードはB45)よりも若干明るい感じでしたね。
ですからタッチアップペイントなどを買う際は間違わないように注意しましょうw
余談ですがBMWの一番人気の色と言ってもいいアルピンホワイトは実に3種類もあります。
アルピンホワイト(146)、アルピンホワイト2(218)、アルピンホワイト3(300)となっており、いずれも微妙に色が異なります。

以上、簡単にF20を紹介しました。
母も買う前はアルピンホワイトかエストリルブルーか散々迷ったそうです。
グリルやホイールが黒なのでアルピンホワイトに傾きかけていたのですが、エストリルブルーの美しい色が気に入ったのと2台続けて同じ色ってのもなんか・・・
ってことで、最終的に「青にする!」とこの色を選択したようです。

人生最後の車にBMW最後のFRハッチバックでしかも最終期のF20を選んだわけですが、この選択はアリではないかと私は思います。
確かに来年モデルチェンジでFF化されるとはいえ機能・装備の面で大きく向上してくるのは間違いないでしょう。
しかし価格もアップされるのは間違いないでしょうし、モデル初期の不安というのもあります。
そこでモデル末期の「熟成」された車を買うってのはいわば大正解とも言えるのではないでしょうか?

まぁ残りの人生そう長くはないと本人も言っていますが、安全運転で楽しく乗ってくれればそれでいいです・・・

| 車::F20・いろいろ | 22:37 | comments (0) | trackback (x) |
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