盆休み・・・
うちの会社には盆休みなどというものは存在しないので、世間がやれ渋滞だの行楽地が混雑だの賑わっているときも基本仕事なわけです。
しかし、かみさんの職場は暦どおりの勤務で盆も正月も世間一般と同様に休みなんですよね。
ですから出来ればその期間(8月11~15日)に合わせて私も休暇を入れたいのですが、職場内で考えることは皆同じ・・・
ということで、今年は8月10日から3日間だけ休みをもらいました。

その貴重な連休でどこか行こうということになるわけですが、かみさんも私も「あそこまた行きたいね・・・」と思っていたところがあったんですね。
行きたいところといっても小さな温泉旅館なんですけど、7年前に一度宿泊してかなり気に入った旅館なんです。
風呂良し、飯良し、部屋も良し・・・
従業員の対応もすごく良くて、個人的には訪れたのことのある数少ない宿の中でトップと言ってもいいでしょう。
しかし一つだけ残念な点があるんですよね。

周辺に見るべきものがあまりない・・・

たいていあれこれ観光してそのまま投宿って形になるんですけど、ここは近くに楽しめるところがあまりないんですよね。
自然の真っ只中で山に登るとか、渓谷を散策するとか、まぁあるにはあるんですが小学生の子供も楽しめるようなものじゃありません・・・
というわけで、その日は別の場所で観光してから宿に向かうことにしました。

ではどこに何を見に行く?

宿から遠すぎてもダメですから、行ける範囲はだいたい絞られます。
その中で「そういえば・・・」と思った場所にまず向かうことにしました。

10日早朝。
金曜の朝ということで、帰省ラッシュもまだ始まっておらず、高速道路はスムーズに流れていました。
九州道を南下して宮崎道に入り、3時間ほどでその橋到着・・・




ここ、参道なんですよ。
なんだか参拝しに来てるみたいですが、その目的地の中に神社があるんですよね。
南国宮崎の強い日差しを浴びてその神社のある場所に向かいます・・・




海の中にポツンと現れた小さな島・・・
そう、青島です。
9年前に宮崎を訪れた時は青島をスルーしてしまったので、いつか行ってみたいと思っていたんですよね。






しかしこの日は朝早くからクソ暑いのなんの・・・
まぁ今年の夏は全国的に異常とも言えるほど暑かったわけですが、ここ宮崎も同じです。




色あせ気味の青島神社の鳥居がさらに暑さを助長してくれますw




さぁここから青島神社です。
青島神社とは何か・・・
詳細はgoogle先生にお任せしますが、青島全体が青島神社の境内ということで島そのものが霊域として崇められているということです。




周囲をヤシの木に囲まれているのが南国らしいですが、その中に神社があるってのもある種の違和感を感じます。
ちなみにここ青島の亜熱帯植物群落は北半球最北ということで特別天然記念物に指定されてます。




まるでジャングルの中を歩いて行くような感じで奥に進んでいきます・・・




その先にあるのがここ青島神社の元宮です。
ジャングルの真っ只中にポツンと・・・
そんな感じで、妙に神秘的です。


さて、参拝したあとは島を一周してみます。
小さな島ですから30分ほどで一周できるようです・・・






島の周囲はこのように鬼の洗濯板に囲まれています。
干潮時はかなり広範囲まで歩いて行けますが、いざその中に入ってみると遠くから見た風景とのギャップに驚きます・・・
浸食によってもたらされたその造形に自然のすごさというものも実感できます。




島の周囲はこのように遊歩道になっており、とても歩きやすいのですがなんせ暑い・・・
木陰が僅かにしかないので夏場は覚悟が必要ですw

強烈な日差しにやられてたまらず参道のお店に・・・
今時こんなぼったくり価格はあり得ないよなぁと思いつつも、たまらずかき氷を買ってしまいましたw

さて、ここから先は宮崎市内に出てお昼ごはんを食べに行きました。
画像などはないのですが、宮崎といえばチキン南蛮でしょ。
ということで元祖とも言われている「おぐら」で昼ご飯・・・

しかし人気店?なのか人多すぎw
1時間ほど待ってようやくありつけました・・・

肝心のチキン南蛮ですが、おいしかったです。
おいしいのは間違いないのですが、個人的に食べ慣れているのは小さく切ったもも肉を揚げたものを甘酢タレに漬けてタルタルソースをかけた物。
しかしチキン南蛮は本来胸肉ということでこの店も胸肉を1枚揚げたものとなっていて、それをナイフとフォークでいただくわけです。
これが正真正銘のチキン南蛮ということになりますが、個人的にはもも肉のほうがいいなぁw
あと、チキン南蛮という料理には元々タルタルソースはかかってなかったんです。
そこにタルタルソースをかけた最初の店がこの「おぐら」というわけで、つまりチキン南蛮の今の形を作った初めてのお店ということです。

ではタルタルのない元来のチキン南蛮を提供するお店があるのか?
ちゃんとあるそうです。
延岡にある「直ちゃん」というお店で、こちらも現地では元祖とされています。

元祖が二つ・・・
特に「おぐら」を元祖と呼ぶのはどういうわけか?
その答えは延岡市にあった「ロンドン」という洋食店にあります。
どちらの創業者もかつてその「ロンドン」で修行していた時期があったそうです。
で、そこで食べていた鶏の唐揚げに甘酢をかけたまかない料理がヒントになって、それぞれが独自に自分の店で提供したと・・・
ですからどちらもベースとなっている物は同じなわけで、お互いどちらも元祖チキン南蛮だと地元では認められているようですね。

となると、今度は延岡に行って「直ちゃん」のチキン南蛮も食べてみたくなるわけですが、まぁそれはまたの機会にw


さぁ腹ごしらえをしたあとは楽しみにしていた宿に向けて出発です・・・





| 旅::宮崎・鹿児島2018 | 23:35 | comments (0) | trackback (x) |
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