工作の時間・・・準備編
前回はF30をコーディングでDRLが使えるようにしましたが、今回はちょっとした工作です。
私のF30は2014年式の前期モデルです。
前期とはいってもiDriveはNBTになっているので前期の中でも後期に位置するモデルです。
そして2015年にマイナーチェンジ(BMWではLife-Cycle-Impulseと呼びます)されたのですが、そのLCIモデルでの変更点は過去のモデルほど大がかりなものではありません。
中身に関しては後にエンジンが変わったり装備が増えたりしましたが基本同じと言っていいでしょう。
外観はF・Rの灯火類くらいで、あまり詳しくない人はよく見ても全く分からないかと思われます。
インテリアも細かいところでちょっとした変更がなされていたりしますが、これもよくよく見比べてみなければ分からないレベル。
しかしそんなちょっとしたことが気になって我がF30にもひとつ導入してみようと思い立ったわけです。

今回「LCI化」するのはエアコンパネルです。
LCIモデルではパネルの裏にアンビエントライトが仕込まれていて、ほんのりとオレンジやホワイトの間接照明が点くんです。
またパネル自体もMスポーツ標準のマットブラックからグロスブラックになって若干垢抜けた印象になります。
このLCIモデルのエアコンパネルを前期モデルに移植するというのは今やメジャーなモディファイとなっていますので、何をどうやればいいのかはネットで検索すれば簡単にヒットします。
その中で得た情報を元に必要なパーツをディーラーで購入してきました。






中身はパネルと配線に必要なコンタクト・ハウジングなどです。






裏にLEDの光源が埋め込まれているこのパネルを、今の車に付いている灰皿照明用の配線に繋いでやればOK。
つまりパネルさえあれば目的は達成できるのですが、そうすると既存の灰皿照明は殺してしまうことになります。
また車体側のハウジングとLCIパネルがらのハウジングがオス同士なので車体側の配線に直接繋ぐか片方のハウジングをメスに変更してやる必要があります。
ですから灰皿照明を殺さずどちらのハウジングもそのまま加工することなく繋ぐために割り込み用の分岐ハーネスを作ることにしました。












こちらがハーネスを作るためのパーツ。
コードにはあらかじめコンタクトが付いた状態で売られています。
ハウジング(ケース)にはTEのロゴがありますのでタイコエレクトロニクス製ですね。
これらでメス~メス+オスの分岐ハーネスを作ります。

ここでひとつ悩むこととなります。
分岐はどうやるべきか・・・
コードの途中に結線させるか、それとも車体側に繋ぐコンタクトに2本カシメるか・・・
スマートなのは2本カシメてしまう方法ですが、それだとどう見てもハウジングに入りません。
海外の掲示板には無理矢理カシメて作成する方法が載っていましたが、この方法はちょっと・・・
というのも、この小さなコンタクトでは被覆を2本分カシメることは不可能なので芯線しかカシメていないんです。
まぁ可動部などではないので抜けたりすることはまぁないだろうとは思いますが、しかしそれはちょっとどうなのよ?って思うわけでして・・・

というわけでコード途中の被覆を剥いてスプライスで圧着させることに決定。




まずはコードにコンタクトを圧着させます。
昔、PCの内部配線をあれこれ弄ったときに買ったホーザンのP-706がいい仕事してくれました。
ギボシとは違う方法の被覆部のカシメも綺麗に出来ました。




その後、他方のコードをスプライスで結線して熱収縮チューブで絶縁と保護。




ハウジングに刻印されてるナンバーを確認しながらコンタクトを接続し、tesaのハーネステープを巻いて終了。
作業自体は正味30分ほどで出来る簡単なものです。
しかし今回、恥ずかしながら少々苦労しましたw
この小さなコンタクトに細いコードを適切な位置で圧着させるという行為がここまで難しいのかと・・・
というのも、歳のせいでしょうかしっかりと目で確認しながら作業するのが非常に辛かったんですよね。
小さいから近づけて見ようとするもイマイチピントが合わない・・・
合わないってわけではないけど合焦速度が明らかに遅くなっています。
これってつまり老眼の始まりなわけですよね?
私も40代後半に突入し、そろそろそういう覚悟も必要な歳になってきたということでしょうか・・・

さて、次回はこの分岐ハーネスを使ってパネルの取り付けを行います。

| 車::F30・いじり | 01:16 | comments (0) | trackback (0) |
工作の時間・・・交換編
エアコンパネルをLCIモデルのパネルに交換するにあたって部品を用意し、灰皿照明を生かすための分岐ハーネスを作成したところまで前回書きました。
今回ようやく交換したのでその記録を書き留めておきます。




これがLCI前のMスポーツに付いているパネルです。
同じ前期モデルでもラグジュアリーラインのパネルはシルバーの縁ありグロスブラックなのですが、それ以外は艶無しのブラックパネルとなります。
個人的にはここにLED照明があれば艶があろうがなかろうがどうでもいいんですけどね・・・




さて、このパネルを取り外すにはまずダッシュボードセンターのパネルを取り外します。
内張剥がしでこじって引っ張ってやるとエアコンの吹き出し口も一緒に付いてきますので、そこの配線コネクタを2ヶ所外してフリーにします。




次にエアコンパネル下にあるカバーを外しますが、爪は上側にあるので上側をこじって手前に引っ張れば簡単に外れます。
しかしこのカバー、一体何のためのパーツなんでしょうか?
一昔前の車にあったような大きな灰皿が付けられるわけではなさそうですw




そのカバーに灰皿照明用のLEDチップが付いているので、そのコネクタを外しておきます。
ちなみに他の一部のモデルには灰皿照明のないモデルもあるので、そんな車は電源を別の場所から引っ張ってこなくてはなりません。




ここまで来たらあとは赤丸のネジ(トルクスのT20)を4本外せばパネルが取り外せます。




このパネルからエアコンやオーディオのスイッチパネルを外すのですが、爪の場所を確認して内張剥がしを突っ込んでやります。
全ての爪を外すのは大変なので、片側1列フリーにしたら斜めに押し出す感じで抜いてやれば比較的簡単に外れます。
外したスイッチ部をLCIパネルに嵌め込んであとは元に戻すだけです。




完成の図。
パネルが艶ありになっただけで他に違いはありません。
しかしこれが夜になると・・・




こんな感じ。
あまり派手な感じでもありませんし、アクセントとしては丁度いいんじゃないでしょうか?
一応iDrive上でクラシック(アンバー)とスポーツ(ホワイト)の切り替えが出来ますが、BMWのイルミと言えばアンバーだと思っている私はクラシックに設定。

以上です。

光るから便利だとか楽だとか速いとか一切ありませんけど、まぁ自己満足の世界ですからこうやって遊ぶのもいいんじゃないでしょうか・・・

| 車::F30・いじり | 23:56 | comments (0) | trackback (0) |
E90では見送ったが・・・
BMW純正のM Performanceパーツはスポーティなモディファイを望む多くの方に好評ですが、私のその一人です。
ちょっと前にLEDエントランスカバーに次いでもうひとつMパフォのパーツを買っていましたので、今日はそのパーツを取り付けることにしました。




ロゴも何もないやけにあっさりとした箱に入っていますが、その中身は・・・




ステンレスのアクセル・ブレーキペダルです。
先代まではBMW Performanceというブランドが展開されていましたが、その時はアルミとゴムのペダルでした。
しかしM Performanceではステンレスになっています。
アルミの時は5mmくらいの厚みがあるしっかりとしたプレートでしたが、今回のブレーキ側プレートは若干ペラッとしています。
そのプレートのみ見たらかなり安っぽい印象を受けますが、一応ヘアライン加工はしてありますし、ゴムのパーツと組み合わせるとそんな印象は消え去ります。
アクセルペダルのほうはステンレスと樹脂の一体もので踏面は操作感を優先してフラットにしてあります。




もうひとつはフットレストです。
M Performanceは少し前まで右ハンドル用のフットレストがなかったので、左ハンドル用を加工して付けている人も多かったようです。
こちらはボルトでの固定ではなく両面テープのみの固定となります。
そして取り付けですが、これはE46時代にBMW Performanceのペダルを付けた経験があるのでスムーズに進められました。




BMW Performanceと違う点はデザインや材質だけでなく、実は固定方法も若干違いました。
アクセルペダルはタッピングビスと両面テープの合わせ技です。
しかも右下はダミーの化粧ボルトとなっているので固定するタッピングビスは2ヶ所のみでした。
またブレーキペダルはボルト3本での固定となり、ノーマルペダルのゴムと同じようにゴムパーツを先に被せてから作業します。
BMW Performanceは座面が平らでしたからあらかじめ穴を開けておかないといけませんでしたが、今回はとても簡単に穴開け作業ができました。
アクセルペダルもゴムではありませんがノーマルペダルが綺麗に嵌まるようになっていて、先に両面テープで固定出来るのでこちらも楽に作業できました。
フットレストに至っては両面テープのみですからもはや載せるだけw

と、前回よりもはるかに作業性は上がっていますが、ひとつだけ手間取ることがあります。
それはブレーキペダルのボルトを裏から固定するナットが嵌めづらいということ。
特にゴムパーツの出っ張りが大きい右下側は非常に辛いものがありました。
他の3ヶ所はなんとかナットをボルトに掛けて回すことが出来ますが、右下はそれが非常に困難なので指に両面テープを貼ってナットをくっつけてボルトに掛けました。
少しでも掛かってしまえば7mmのスパナで押さえてボルトをひたすら締め込みます。

この裏側のナットをボルトに合わせる点だけが難しかったですかね。
ボルトをもうちょっと長いものにしてくれればいいと思うんですけど・・・


さぁ、このステンレスペダルですが・・・
いいんじゃないでしょうか?

E90では見送ったとタイトルにありますが、なぜ見送ったのかといえば操作性に不満があったからです。
BMW Performanceのペダルはあのゴム部のデザインがちょっと・・・
というのも、普段愛用しているスニーカー(ニューバランスのM1300やM1400)のソールと相性が悪いのか、踏んでいる最中にちょっとでもズレるとその出っ張ったゴムの段差でもの凄い違和感を感じていたんです。
言葉で表すのは難しいですが、フラットなソールの靴だと問題なかったので、恐らく凹凸のあるソールとの相性だと思っています。
そんな感じだったのでE90ではそのペダルを付けなかったのですが、M Perdormanceになってゴムの突起が右流れになったことで恐らく大丈夫だろうと踏んで今回付けてみました。
結果的にそんな違和感を感じることは一切なく、操作感はそのままでスポーティな見た目にとても満足しています。


| 車::F30・いじり | 20:38 | comments (0) | trackback (0) |

  
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